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こんばんは!樫部です。
本日は、前回の続きで「腠理の開闔」について、お話していきたいと思います。
前回のお話はこちら!
腠理の開闔(そうりのかいごう)とは、そもそも何のことでしょうか。
腠理は、皮膚のキメのことを指し、気血津液が流通するための門戸であり、外邪が内部に侵入するのを防ぐ機能をもちます。
もし、この腠理が軟弱で緻密でないと、外邪が人体に侵入してきて、各種疾患を発症します。(改訂版 中医基本用語辞典 東洋学術出版社)
開闔とは、開け閉めすることをいいます。
この腠理の開闔を調節しているのが、気の固摂作用であり、特に衛気が大きく関わります。
衛気は、脈外の気として、身体の一番表外部を周流して外邪から防衛して、皮毛を温煦しつつ、腠理の開闔を調節しています。
腠理を開け閉めする理由としては、体内の水(津液)と水(熱)との陰陽バランスを取るために汗として水を排出したり、逆に無汗となって熱が発散されないようにしたりするためです。
水湿邪などにより水が溢れた場合、その水湿邪を減らそうと身体が働き、発汗します。
また内熱がきつくなった場合は、津液が蒸されて汗となり、汗を排出する過程で熱を冷まそうとする働きでもあります。
局所的に気の固摂が低下して、津液が漏れ出てしまい、発汗することがあったり、
緊張や恐怖など精神的ストレスによって気が鬱して手掌や足底、顔面に気が瞬間的にめぐらなくなることで、津液が漏れ出て、発汗につながるとこがあります。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは。齋藤です。
そろそろ二月も終わりますね。
早く、温かくなって欲しいものです。
それでは、前回の続きです。
前回の話はコチラ。
まずは、瘀血の元である血の働きに関して、簡単ではありますが、書いていきます。
中医学でいう「血」は、皆さんが想像する血液と変わりなく、西洋医学の血液とほぼ同義です。
血はどのように生成されるのか、大きく分けて二つの過程があります。
一つ目は、『霊枢・営衛生会篇』に「ここ(中焦)に受くるところの気は、糟粕を泌し、津液を蒸し、その精微を化し、上り肺脈に注ぎ、すなわち化して血となし、もって生身に捧ぐ、これより貴きはなし、故に独り経隧を行うるを得る、命じて営気という」と記載されています。
飲食物が脾胃(消化器)の働きにより飲食物を消化し、水穀の精微を生成します。
水穀の精微により生成された営気によって、水穀の精微が血の流れる脈中に注がれ、肺によって上輸され、呼吸によって吸入された天空の清気と合するとともに、心の陽気(心火)の温煦作用によって、赤く変化し、血が生成されます。
ここに出てくる営気とはなんでしょうか。
営は営運と栄養の意味を持ちます。
『霊枢・営衛生会篇』に、「営は脈中にあり」と記載されています。
営は血液中の気を指し、切り離すことができない為、「営血」と併称されることが多いです。
血液中の営気を、脈管外を流れる衛気と相対させると、衛気は陽に属すので「衛陽」といい、営気は陰に属すので、「営陰」と称されます。
主な機能として、血液を作り出す機能と、全身を栄養する機能があります。
参考文献
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
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