東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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2026.09.14

 

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こんばんは 謝敷です。
 

 

 

雨が続きますね。
9月にして肌寒さを感じつつ、
秋晴れや紅葉の季節が近いことが楽しみにもなります。

 

 

 

「ホスピタリスト」について、見ていましたが、今日が最後となりそうです。
今日は、研究者としてのホスピタリストを見ていきたいと思います。





ホスピタリストは、日々急性期の乳井患者さんを最前線で診療してきました。
そのため、日常臨床から、
・新しい疾患
・診断の難しい症例
・治療や退院のタイミング
・病院内の患者動線
・医療安全
・教育のあり方 といった研究課題が生まれやすい立場にもあります。

 

 

 

 

実際、COVID-19、静脈血栓塞栓症、
敗血症、診断エラー、医療の質改善、病院運営や患者の流れ、医学教育等、
幅広い分野で研究を行ってきたことが紹介され
ホスピタリストの学会から、専門誌が創刊されるに至っています。

 

 

 

 

また、複数の施設が連携して研究を行う
Hospital Medicine Reengineering Network、HOMERuNも設立されました。

 

 

 

 

一方で、研究を担うホスピタリストの数は、決して多くありません。
2,000人以上のホスピタリストを対象とした調査では、
研究を主な役割の一つとする臨床研究者は、全体のわずか3.1%でした。

 

 

 

その背景には、ホスピタリストの臨床業務が多忙であることに加えて、
研究者としての訓練や、研究時間、指導者、研究費などが十分ではないという課題があるようです。

 

 

 

 

また、大学における従来の昇進制度では、
論文数や研究業績が重視される一方で、
ホスピタリストが大きく貢献してきた、
医療の質改善や病院運営、医学教育や医療安全といった活動は、
必ずしも十分に評価されないという組織的な障壁もあるようです。

 

 

 

そのため、一部の大学では、こうした活動も
昇進の評価対象に含める新しい基準が作られはじめ、また新たな体制変化が生まれそうです。

 

 

 

ホスピタリストの誕生から発展までの歴史を見てきました。

 

 


最初は「入院患者を専門に診る医師」として始まった職種が、
その役割を果たしていく中で、少しずつ活動と役割を広げてきたことが分かります。

 

 

 

論文の最後には、
ホスピタリストが、医療の質や病院運営におけるさまざまな課題に対して、
柔軟かつ実践的に対応してきたことが、
この領域の発展を支えてきたとまとめられています。

 

 

 

実際、1996年に、「入院患者を専門に診るジェネラリスト」として生まれたホスピタリストは、
25年余りの間に、病院の中だけでなく、
教育、情報、経営、研究、そして病院外の医療まで支える存在へと発展してきました。

 

 

 

まずは社会や現場の「ニーズ」をしっかりと捉え、得意とするところを伸ばしていくことで、
むしろ仕組みの方が変わっていったということでしょうか。

 

 

 

 

個人的に興味深いと思った点は、様々な実績が評価される中で、研究を担うホスピタリストは少なかったという点です。
日々の臨床において着実に「良い!」「役に立つ!」と評価される実績を積んでいけば、必然的にそのフィールドは広がっていく…

 

 

 

 

 

もちろん、その有用性を示すには、何らかの形で効果や価値を検討、証明する必要がありますが、
その「証明」は、日々の診療や業務の中で蓄積される記録から示せるのかもしれません。
そう考えると、これは一つの理想的なエビデンスの形だなとも思いました。
そんな視野で、もう一度鍼灸や東洋医学についても検討してみたいと思いました。

 

 

 

 

参考文献
Kulkarni SA, Wachter RM. The Hospitalist Movement 25 Years Later. Annu Rev Med. 2024 Jan 29;75:381-390. doi: 10.1146/annurev-med-051022-043301. Epub 2023 Oct 6. PMID: 37802086.
 
 
 
 

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