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こんばんは、謝敷です
前回は「非がん性呼吸疾患 緩和ケア指針」のガイドラインに記載のあった
呼吸器疾患などの患者における、呼吸困難の持続悪化原因としての3つの悪循環をご紹介しました。
鍼灸はその中で「呼吸の悪循環」に有用なのではないかと紹介されていましたね
今回はその詳細をご紹介します。
ガイドラインでは、非がん性呼吸器疾患の呼吸困難の軽減に対して、
「近年、鍼治療がCOPD患者などの呼吸困難を有意に軽減することが示されており、
今後、広く臨床応用されることが期待される」 と紹介してます。
こんなに積極的な記載をしているガイドラインもあまり見ないですね。
そして、「これまでに分かっていること」として、
「呼吸困難は努力性呼吸を引き起こすために、
呼吸(補助)筋疲労を生じて呼吸困難を増悪させるが、
鍼治療は脊髄販社により効率的に筋緊張を緩和し、
また、筋血流を増加させることにより筋疲労の回復を促進すると考えられている」 と書かれています。
COPDの患者さんに鍼治療と偽鍼治療を3週間以上実施し、
6分間の歩行試験等での呼吸困難の度合いを計測した研究や
日常での呼吸困難度を計測した研究では、
その多くが鍼治療によって有意に呼吸困難の度合いが軽減されたと報告していること
その他、鍼治療で、
運動耐容能やQOLの向上、抗炎症効果や栄養の改善効果が記されていることも紹介しています。
鍼治療を呼吸困難患者さんに臨床応用されるためには、
COPD患者以外での研究実績の蓄積や
施術方法の統一や標準化が必要として課題を示しています。
<参考文献>
非がん性呼吸器疾患 緩和ケア指針2021
https://www.jrs.or.jp/publication/file/np2021.pdf
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こんばんは、謝敷です
前回は緩和ケアにおける吐き気や嘔吐と鍼灸のエビデンス評価についてご紹介しました。
その中で、緩和ケアの対象となっていた疾患の一つに
COPD(chronic obstructive pulmononary disease:慢性閉塞性肺疾患)も紹介されていました。
日本呼吸器学会からは、「非がん性呼吸疾患 緩和ケア指針」というガイドラインが出版されています。
その中で、非薬物療法の1つに鍼灸が紹介されていますので、
今回は、非がん性呼吸器疾患と鍼灸についてみていきたいと思います。
ガイドラインでは、
呼吸器疾患などの患者において、呼吸困難が持続悪化する原因として、
以下の3つの要素の悪循環が紹介されています。
①呼吸
呼吸数の増加や呼吸補助筋に頼った呼吸、
労作や運動に伴って空気が肺に取り込まれ、肺が過膨張してしまっているような呼吸では、
非効率な換気や呼吸動作の増加をきたし、それ自身が呼吸困難を持続悪化させる。
②思考・感情
強い呼吸困難や死に対する恐怖、過去の経験などへの不安からパニックに陥り、
呼吸困難の持続悪化の原因となる。
③機能
疾患の進行とともに身体活動性が低下したり、
過度な介助によって、四肢や胸郭、呼吸補助筋が機能低下や廃用委縮をきたし、
呼吸困難の持続悪化の原因となる。
そのため、呼吸管理や薬物療法で改善しない呼吸困難などの症状には、
この3つの側面から非薬物的な療法でアプローチを検討できるとして、
「呼吸の悪循環」に、呼吸リハビリテーションや扇風機(ファン)、そして鍼治療が、
「思考・感情の悪循環」に、心理療法や音楽療法、アロマ療法が、
「機能の悪循環」に、運動療法などのリハビリや歩行補助具の利用、栄養面での介入など が紹介されています。
この3つの要素を聞くとどれにも鍼灸は有効だなと思ってしまいますが…
鍼灸は、「呼吸の悪循環」において紹介されているのですね
次回は、 「呼吸の悪循環」打破に鍼灸!! の詳細をご紹介します。
2013.09.12
2013.11.14
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休み明け