東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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寝違いをおこしやすい:落枕①

2026.08.05

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週からは、『証候と弁病の弁証分類』に関して、書いていきます。

 

 

今週からは、『4.寝違いをおこしやすい:落枕 stiff neck」です。

 

 

A. 基礎知識

 

 

寝違いを「落枕」といいます。首の軟部組織の急性炎症または捻挫のことを指します。

 

 

“失枕在肩上横骨間"『素問』骨空論

 

 

とあり、原因として、睡眠時に枕の高さが適切でなかったため、あるいは外邪を感受したために頚痛が起こると考えられています。

 

 

しかし、実際は、物理的要因のみならず、内因や不内外因によっても、頚部における気血津液の不通が起こることで落枕になります。

 

 

落枕の特徴として、左右いずれかの側、あるいは両側の頚項部の疼痛で、頚を動かすと疼痛がひどくなり、痛みが背部や肩部に放散するものを指します。

 

 

また可動域制限を伴います。

 

病理機序として、足少陽経や手少陽経、手足太陽経など、頚項部に関わる経絡に左右差があり、そこへ外邪が侵襲したり、あるいは気血が偏在して経絡の気機不利を助長して発症します。

 

問診でのポイントは、

 

 

左右どちら側に起こりやすいか

 

落枕に随伴する症状として風邪症状がないかどうか

 

精神的因子との関連

 

 

などが挙げられます。

 

 

 

B.情報収集(不通となっている経絡経筋の目安)

 

 

経絡の流注を考えて治療しますが、落枕の痛みの程度が増す条件で、

 

 

1)後屈で痛み→足太陽

 

2)前屈で痛み→足陽明

 

3)左右で痛み→手太陽、手陽明

 

4)側屈で痛み→足少陽

 

 

とおおよその見当がつきます。

 

あとは井穴診や切経をして実際どの経絡経筋の不通によって発症しているのかを確定します。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房


 

 

 

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