東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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関節が痛い②

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週も『証候と弁病の弁証分類』に関して、書いていきます。

 

 

先週に引き続き、『関節が痛い』です。

 

 

B.痹病

 

 

1 )痹病とは

 

 

WHOの定義では、「痹病とは、人体の営衛が失調し、風寒湿の三気を感受して病を為したり、

 

久しく正気が虚し、内に痰濁・瘀血・熱毒が生じ、正邪が相搏ち血脈・筋骨・肌膚・経絡、甚だしければ臓腑の気血を閉塞し、

 

それらを濡養できなくなったために、関節などに痛み・だるみ・シビレ(麻木)・ほてり・屈伸障害・腫脹・変形・硬直を引き起こし、

 

生活活動に支障を来たし、酷くなると臓腑まで影響する一群の疾病をいう」となっています。

 

 

『素問』にも多く登場します。

 

 

 

2)代表的な痹病の分類

 

 

 

実際臨床上、痹病は外邪が関わることが多く、痛み方の特徴として、

 

 

スターティングベイン(関節の屈曲伸展の開始時に痛みがきっく、その動作をしているうちに緩解してくるのもの)があるのが特徴です。

 

 

外邪が関与するだけに、いわゆる風邪の症候を問診していきます

 

 

① 行痹:風痹 movingimpediment 

 

衛陽がしっかりしないために、毛穴が広がって風邪が侵入し、皮・肌肉・経絡などに入る、そして、肌肉や関節に、遊走性で一定の所に定まらない痛みが発症するのが特徴です。

 

 

② 痛痹:寒痹 painfulimpediment

 

陽気不足で、寒邪を受けることで、手足関節に固定性の激しい痛みが出ます。

 

 

③ 着痹:湿痹 fixedimpediment

 

風寒湿の特に湿邪を中心に受け、これが手足に停滞し関節・肌肉に腫脹が起こるのが特徴です。

 

 

④ 熱痹 heatimpediment

 

熱痹は生体に暑熱、燥火の邪を受けます。

 

或は元々体内に内熱があり、風寒湿の邪が深く裏に入り、熱と化します。それにより起こる関節肌肉に赤く腫れ上がって熱痛が起こります。

 

 

⑤ 骨痹   boneimpediment

 

風寒湿邪に襲われて、邪気が骨にまで深く入っていきます。

 

腰脛足跟冷痛,骨重不挙,骨格変形,肌肉筆縮,屈伸困難など。

 

 

⑥ 肌痹 fleshimpediment

 

夏と秋の時期に風寒湿の邪に当り、肌肉が閉塞され、その部分が栄養を失い、肌肉から痛みに変わります。

 

 

⑦ 脈痹 vesselimpediment

 

多くは夏に発生し、外邪を受け、血脈に留滞し、血脈の流れが悪くなります。

 

手足に痛みが起こり、皮膚にその感覚麻痺が起こり、皮膚の色が暗黒色などの血流障害が起こ

 

します。

 

 

⑧ 肝鬱痹

 

丹波元堅著『雑病広要』巻三十六に、 「情志の抑欝が療を成す」とあり、まさに肝鬱よる痹病です。

 

この場合、外邪が関与するとは限りません。

 

 

【参考】

 

 

① 歴節風 joint-runningwind

 

 『金匿要略 ・ 中風歴節病脈証弁治』に見られ、関節疼痛・腫脹・変形・運動制限を症状とします。

 

関節の痛みが激しく遊走性で、夜間に悪化する疼痛が「循歴遍身百節」するためこの名がつきました。

 

歴節風・白虎病・白虎歴節風の別名があります。

 

一般的には痹証の範囲とされます。

 

 

② 血痹 bloodimpediment 

 

肌膚麻木や不仁による病,脈微而緊者など。

 

 

③ 心痹 heartimpediment

 

心痹は脈痺を長く患って起こるものです

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術部 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術部 編著、緑書房

 

 

 

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首・肩・背中が(こる・痛い)④

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今週も『証候と弁病の弁証分類』に関して、書いていきます。

 

 

先週に引き続き、『首・肩・背中が(こる・痛い)』です。

 

 

A.肩こりの弁証分類

 

・肝血虚

 

 

特徴:肩上部の凝りが筋ばって肌肉にしなやかさがない。

 

他の筋肉で転筋がおこりやすく、目のかすみ、眼の乾燥、舌の色槌せ、脈が堅く、かつ細くなる傾向がある。

 

太衝や肝兪、三陰交などの反応に注目する。

 

 

 

・湿痰阻絡

 

 

特徴:患部の冷えと鈍重感。

 

痺れる感覚、 頭重や全身の重だるさを伴う場合もある。

その際に、湿度や飲食(多食多飲)の影響を受ける。

 

痰が絡んだり出ることもある。

 

患部の感触はモッチリとした感じで弾力がある場合が多い。賦苔。

 

脾兪、胃兪、膈兪、豊隆、足三里、陰陵泉、上巨虚、中院や梁門、不容などに反応が出現する。

 

 

 

・気滞血瘀、瘀血気滞

 

 

特徴:患部の疼き(刺痛)、夜間に増悪する、発症起点が打撲や強打や捻りである事が多い。

 

患部に細絡(紫暗色)がある場合もある。

 

かなり拒按で硬結がきついのが特徴。

 

舌診でも瘀血の反応、脈弦(渋)、足臨泣、膈兪、 三陰交、血海に反応が出現する。

 

 

 

・腎虚

 

 

特徴:肉体疲労によって凝りが増悪(あるいは、常に凝りがあり、少々安静にしても不変の場合あり)する。

 

 

腎陽虚か腎陰虚か、あるいは腎の陰陽両虚かの弁別をする。

 

 

 

・邪熱傷津

 

 

〔湿熱や化火による内熱によって津液が暗耗し、陰血の濡養不足によって起こるもの〕

 

[ 邪熱 > 傷津 】(初期の段階:実>虚)

 

[ 邪熱 < 傷津 】(虚>実、虚≧実)

 

 

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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