東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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滑胎(かったい)とは②

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
 
本日は前回の続きで、「腎気不固と脾胃気虚の滑胎」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
 
どちらも気虚の胎気不固に属し、下腹部の下墜感、疲労倦怠感、舌質淡、脈弱といった気虚の症候を呈しますが、病位は腎と脾胃の違いがあります。
 
 
 
 
まずは腎気不固の滑胎についてです。
 
 
 
 
胎は腎に関係していて、腎気がさかんであれば胎気が固まりますが、先天不足、房事過多などによって腎気が不足したり、消耗してしまうと、胎元を滋養することが出来ず、胎気不固となって滑胎が発生してしまいます。
 
 
 
 
この場合、腰膝酸軟、眩暈、耳鳴、頻尿、尿失禁、性器出血、舌質淡、脈滑大で両尺脈が弱といった腎虚の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
 
治法は、補腎固胎を用います。
 
 
 
 
次に脾胃気虚についての滑胎についてです。
 
 
 
 
脾胃気虚の体質、労役損傷などによって、脾胃が虚し、水穀の精微を運化して気血を生成することが出来ないと、胎元を栄養することが出来ず、滑胎が発生します。
 
 
 
 
この場合、下腹部の下墜感、無力倦怠感、息切れ、物を言うのが億劫、味がしない、食欲不振、泥状便~水様便、顔が黄色く浮腫む、舌質淡紅、舌苔薄白、脈緩といった脾虚の症候を呈することが特徴です。
 
 
 
 
治法は、補脾益気、固胎を用います。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術部 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術部 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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滑胎(かったい)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「滑胎(かったい)」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
滑胎とは、3回以上連続する流産(堕胎)、あるいは早産(小産)をいい、「数堕胎」ともいわれ、習慣性流早産に相当します。
 
 
 
『金匱要略』には、「虚寒相搏ち、これ名づけて革となす。婦人は半産漏下し、男子はすはわち亡血失精す」と記載があります。
 
 
 
「半産」とは満期になる前に、胎気が充足せずに早産してしまうことで、「早産(小産)」に相当します。
 
 
 
『医宗金鑑・婦人心法要訣』には、「妊娠三、五、七か月、ゆえなくして胎自ずと堕し、下次に孕を受けるに至り、また復してかくのごとし。数々堕胎すれば、すなわちこれ滑胎という」と記載がある通りです。
 
 
 
重篤であれば、妊娠と流産を繰り返し、正常な出産が難しくなる。
 
 
 
滑胎の後に妊娠すると、腰がだるい、下腹部の下墜感、性器出血などの胎動不安の症状がみられるが、鑑別ポイントとしては、反復する流産の既往の有無であり、反復する流産の既往があれば滑胎といえます。
 
 
 
弁証分類は主に5つあり、次の通りです。
 
 
 
1.腎気不固の滑胎
 
2.脾胃気虚の滑胎
 
3.陰虚火旺の滑胎
 
4.気虚寒凝の滑胎
 
5.外傷の滑胎
 
 
 
以上です。
 
 
 
次回より、各弁証分類の詳細について、お話していきたいと思います。
 
 
 
お楽しみに!
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術部 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術部 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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