東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して68(⑩その他の問診事項:耳、目、鼻、口腔など②)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

先週に引き続き、「⑩その他の問診事項:耳、目、鼻、口腔など」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

C. 耳の症状

 

 

 

1 )耳鳴 tinnitus

 

 

 

耳中で音声が鳴るのを自覚することで、聴覚の妨げにもなります。

 

 

① 実証:音が大きい

 

 

② 虚証:音が小さい(低いセミのような音)

 

 

③ 肝気あるいは肝胆の火が急に上るとキーンとした高音の耳鳴りが起こる。

 

 

※音の高低でもって虚実は必ずしも決定できないので、多面的情報から判断しなければなりません。

 

 

 

2)耳聾 deafness

 

 

聴力の低下であり、 甚だしいと聴覚喪失に至ります。

 

 

暴聾といって、突発性難聴のように、突然耳が聞こえなくなる病症もあります。

 

 

『素問』厥論や通評虚実論、『霊枢』厥病、経脈に、暴聾や聾、耳聾といった単語が登場します。

 

 

その病理としては、以下が挙げられます。

 

 

① 肝火や痰火

 

② 風邪襲肺

 

③ 気滞血瘀

 

④ 心火 

 

⑤ 気陰不足(心脾両虚など)

 

⑥ 腎虚

 

 

 

【参考】

 

 

『霊枢』経脈篇の中に、手陽明別絡病症として“耳聾”、手太陽経筋病症として“應耳中鳴痛引頷”、

 

 

手太陽経脈病症として“耳聾目黄頬腫”、手少陽経脈病症として“是動則病耳聾渾渾淳淳惇”など、耳鳴りや耳聾が登場します。

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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妊娠咳嗽(にんしんがいそう)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は妊娠咳嗽について、お話をしていきたいと思います。
 
 
 
妊婦咳嗽とは、妊娠中に咳が止まらない状態を指し、「子嗽(しそう)」とも呼びます。
 
 
 
咳嗽が長期化したり、あまりに激し過ぎると、胎気を損傷してしまいます。
 
 
 
程度がきつい場合は、小産(早産)、または癆嗽(ろうそう、抱児癆とも呼び、慢性的な咳嗽のことを指す)に陥ってしまうこともあります。
 
 
 
一般的に、妊娠すると衝脈と任脈が旺気して下から上への衝き上げる力が大きくなり、その勢いに肺気が負けて肺の粛降作用が上手く働かなくなりやすい状況になります。
 
 
 
また、もともと体質素因として肺気が虚していると、前述のような気逆は、さらに起きやすい状況となります。
 
 
 
さらに、妊娠すると胎を養うために母体の血不足が起こって陰虚となり、虚火が生じて肺陰を消耗し、妊娠中の咳嗽の起因となります。
 
 
 
また、妊娠中の陰虚火旺に加え、風邪の侵襲を受けると、肺の粛降作用が阻害されて妊娠咳嗽が発生することもあります。
 
 
 
症状が軽度の場合は、妊娠時以外の場合と同様に、滑利降気を目的に治療を行いますが、急激に強く気を降ろしてしまうと流産に繋がってしまう可能性がある為、注意が必要です。
 
 
 
重症な場合は、胎元(胎児が成長するための元気の源)の固摂を基礎にした上で治療を行っていきます。
 
 
 
主な弁証分類は、次の6つです。
 
 
 
1.風寒の妊娠咳嗽
 
2.風熱の妊娠咳嗽
 
3.燥熱の妊娠咳嗽
 
4.肺陰虚の妊娠咳嗽
 
5.痰湿の妊娠咳嗽
 
6.肺腎両虚の妊娠咳嗽
 
 
 
以上です。
 
 
 
次回からは各弁証分類の詳細について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
お楽しみに♪
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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