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2010.12.16
こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話し・・・
マイコプラズマ肺炎急増(その1)
マイコプラズマ肺炎急増(その2)
マイコプラズマ肺炎急増(その3)
続き行きます!!
これまでのお話は、猛暑により、体に内熱や湿熱をため込んだ人が多かったという話しでした。
今回は、流行する季節からの視点です。
マイコプラズマ肺炎は「秋」に流行の兆しを見せます。
秋といえば・・・読書でしょうか?それとも食欲でしょうか?
そうです、秋は実りの季節ですね。
夏に育った果実は、秋にかけて熟れ、食べ頃となります。
また、草花は自らの繁殖のため種を蓄えます。
つまり、「中身が成熟しグッと詰まり凝縮する」という変化が起こります。
秋は、五行分類のうちの五能(ごのう:物事の発展の過程を代表的な5段階に分類したもので生・長・化・収・蔵の5つ)でいえば、
「収斂(しゅうれん)」
に当たります。
(専門家の先生方は、この辺の詳しい話は『素問』「陰陽応象大論」や「五常政大論」をチェックです!!)
「収斂」とは、収縮や収穫の意味です。
東洋医学は、自然と人間が相応するという、「天人合一思想」のもと発展してきたことは。今まで何度も繰り返していることです。
ですから、秋には人間の体にも、この「収斂」という作用が働きます。
グッと収縮するのです。
厳しい冬に向けて収縮させることで、体内に精気を蓄え、外に逃がさないようにする訳です。
これは、正常な人の話です。
ここで問題なのは、収縮する秋の前の、夏をいかに過ごしたかです。
夏をうまく過ごせず、内熱や湿熱をため込んでいる人はどうなるでしょう?
余分な熱は本来、外に発散・放出されるべきです。
しかし、秋の収斂作用によって、この熱たちは外に発散されにくくなり、最悪、内にグッと凝縮してしまいます。
こうなった熱は、体内で暴れ出します。
また今年は、暑い夏から急激に秋の涼しい季節に移行したため、紅葉が綺麗だったそうです。
(まぁ、場所にもよるでしょうけどね)
「収斂」の作用が、極端に働いたということです。
つまり、3つ目に、
今年は、急激に秋に移行し、変化が大きかったのと、
自然界の、秋という季節の作用である「収斂」が、更に熱をこもらせた
ということが、挙げられます。
次回に続く。
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