東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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臓腑弁証―腎の病証

 

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

今回は腎の病証について書きます。

 

 

 

腎の病証は、腎の蔵精機能と水液代謝機能の失調により生じます。

 

 

 

主な証には腎陽虚・​​​​​​​​​​​​​​​​腎陰虚・腎精不足・腎気不固などがあります。

 

 

 

腎陽虚は、腎陽の不足による病証です。

 

 

 

腰痛・腰のだるさ・畏寒・四肢の冷え・夜間頻尿・浮腫・性機能低下・不妊などが主症状です。

 

 

 

舌質は淡胖で苔は白、脈は沈遅無力です。

 

 

 

腎陽は全身の陽気の根本であるため、他の臓腑の陽虚を引き起こすことがあります。

 

 

 

腎陰虚は、腎陰の不足による病証です。

 

 

 

腰のだるさ・膝の無力感・眩暈・耳鳴り・寝汗・五心煩熱・口渇・遺精・月経量少などを呈します。

 

 

 

舌質は紅で苔は少ない、脈は細数です。

 

 

 

腎陰は全身の陰液の根本であり、他の臓腑の陰虚の基礎となります。

 

 

 

腎精不足は、先天的な不足や後天的な消耗により腎精が虚した病証です。

 

 

 

小児では発育遅延・知能低下・骨の発育不良などを呈します。

 

 

 

成人では早老・健忘・歯の脱落・毛髪の早期白髪化や脱毛などが見られます。

 

 

 

腎気不固は、腎気の固摂作用が低下した病証です。

 

 

 

頻尿・夜間頻尿・遺尿・遺精・滑精・早漏・帯下過多・習慣性流産などが特徴です。

 

 

 

腎陽虚の症状を伴うことが多くあります。

 

 

 

腎不納気は、腎の納気機能が低下した病証です。

 

 

 

呼吸が浅い・動作時の息切れ・吸気困難・汗出などを呈します。

 

 

 

慢性の肺疾患が腎に及んだ場合に多く見られます。

 

 

 

舌質は淡、脈は沈弱です。

 

 

 

【参考文献】

東洋療法学校協会 編;教科書検討小委員会 著.新版 東洋医学概論.医道の日本社;2023

 

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

先週に引き続き、「⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査)」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

2.季節との関わり

 

 

 

“春胃微弦曰平.夏胃微鈎曰平.長夏胃微耎弱曰平. 秋胃微毛曰平.冬胃微石曰平.”

 

『素問』平人気象論

 

 

 

“ 春三月.此謂發陳.天地倶生.萬物以榮.夜臥早起.廣歩於庭.被髪緩形.以使志生.

生而勿殺.予而勿奪.賞而勿罰.此春氣之應.養生之道也.逆之則傷肝.夏爲寒.奉長者少.

 

夏三月.此謂蕃秀.天地氣交.萬物華実.夜臥早起.無厭於日.使志無怒.使華英成秀.

使氣得泄.若所愛在外.此夏氣之應.養長之道也.逆之則傷心.秋爲痎瘧.奉收者少.冬至重病.

 

秋三月.此謂容平.天氣以急.地氣以明.早臥早起.與難倶與.使志安寧.以緩秋刑.收歛神氣.

使秋氣平.無外其志.使肺氣清.此秋氣之應.養牧之道也.逆之則傷肺.冬爲飧泄.奉蔵者少.

 

冬三月.此謂閉蔵.水冰地坼.無擾乎陽.早臥晩起.必待日光.使志若伏若匿.若有私意.

若巳有得.去寒就温.無泄皮膚.使気亟奪.此冬氣之應.養蔵之道也.逆之則傷腎.春爲痿厥.奉生者少.”

 

『素問』四気謂神大論

 

 

 

素問には、生体の把握・養生・疾病予防に関して記載されています。

 

 

 

人体は、四季の移ろいと同調しており、我々は1年(春夏秋冬)を1周期とする身体のリズムを持っています。

 

 

これと四季のリズムとの調和によって、身体機能を円滑に発揮しているのです。

 

 

逆にいえば、気候変動が人体に悪影響を及ぼすことも当然ということになります。

 

 

 

A.六気:季節と天地の気の変化

 

 

季節:六気

 

 

春(立春~) :風

 

夏(立夏~) :暑・火

 

長夏(小暑~・陰暦六月) :湿

 

秋(立秋~) :燥

 

冬(立冬~) :寒

 

 

※内経成立地の黄河流域での季節の区分であり、長夏は華北の梅雨に相当します。

 

 

日本では芭種頃より雨季(梅雨)となります。

 

 

1)六気

 

 

六気の過剰・不足・季節との不相応によって出現します。

 

 

① いつも、雨の降る前に調子が悪い → 湿邪の影響、陰の作用が強くなり、気血津液が停滞しやすくなる。

 

② 寒い時期になると発症 → 冷え

 

③ 暑い時期になると発症 → 熱

 

④ 急に気温が上昇すると発症 → 陽の過多、あるいは気逆傾向

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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