東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して㊶(二便の問診⑦)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

先週に引き続き、『二便』の問診の小便に関して、書いていきます。

 

 

 

D. 小便の性状

 

 

1 )色が無色透明

 

→寒

 

 

2)色が濃く淡黄~濃黄色

 

→熱

 

 

3)尿に泡が立つ

 

→湿

 

 

4)臭いがある

 

→熱

 

 

5)勢いが無い

 

→虚もしくは実

 

 

E. 尿量

 

 

1)多尿

 

 

① 尿の量が多く、色が透明

 

→寒証

 

 

② 透明な尿が多量に出て、冷える環境下や夜中に排尿が多くなる

 

→虚寒証

 

 

③ 口渇、多飲、多尿に伴い体重の減少

 

→消渇病(糖尿病)

 

 

2)少尿

 

尿以外で津液の排出(嘔吐、下痢、発汗等)が過剰の場合や、内熱によって津液が消耗し、津液不足となる場合や、あるいは津液代謝が滞り排出されない(水腫病)場合などがある。

 

 

F. 排尿障害

 

 

1 )夜間尿

 

 

夜間に尿意を催し、目覚めてトイレに駆け込むことを夜間尿という。

 

これは、腎の弱りの1つの証候となるが、就寝前に水分摂取過多の場合や、下焦を冷やしたりしても起こり、また日中に仕事や何らかの原因で尿意があっても尿を我慢した場合にも起こるので、詳しい問診が必要となります。

 

 

2)小便難: 癃閉 difficult urination

 

 

排尿困難、ひどければ閉塞不通

 

 

① 癃と閉

 

◆癃:排便したくても小便が思うように出ず、一滴一滴しずくが落ちるようにしか出ないことを指す。

 

◆閉:小便が一滴も出ない。

 

② 実証の例:湿熱の下注、瘀血、結石など

 

③ 虚証の例:腎陽不足による気化不利、腎陰虚損による津液内停

 
 
 
 
次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「陽盛格陰と陽虚陰盛の畏悪風寒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも悪寒と四肢の冷えがみられますが、病因病理は異なります。
 
 
 
まずは陽盛格陰の畏悪風寒についてです。
 
 
 
熱邪が裏に深伏して陽気を体内に閉鬱し、陽気が外部に達することが出来なくて悪寒が生じます。
 
 
 
この場合、「熱極まれば寒に似る」といわれているように、悪寒、四肢の冷え、脈沈は仮寒によるものであり、口渇強くて冷たい物を好む、胸腹部の灼熱感、尿が濃い、便秘、舌質紅、舌苔黄といった症状がみられ、真熱が主体となっています。
 
 
 
基本的な病態としては、陽熱が内に盛んで、陰寒を外に格している状態です。
 
 
 
治法は清裏瀉熱であり、裏熱が除去されれば、外寒も消失していきます。
 
 
 
次に陽虚陰盛の畏悪風寒についてです。
 
 
 
過労による内傷や慢性病による消耗により、臓腑の機能低下により陽気が衰え、陽気が陰液を制することが出来ず、陰寒が生じます。
 
 
 
この場合、身体がだるくて無力、息切れ、嬾言といった気虚症状、悪寒、四肢の冷え、尿が薄い、泥状便〜水様便、舌質淡、脈遅などの陽虚症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は温陽散寒を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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