東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪

風邪には葛根湯!?(その5)

2011.03.09

こんばんは、森岡です(^_^) これまでのお話・・・ 風邪には葛根湯!?(その1) 風邪には葛根湯!?(その2) 風邪には葛根湯!?(その3) 風邪には葛根湯!?(その4) 続き行きます!! 今日は「宣肺平喘」です。 麻黄湯タイプの風邪は”喘”と言い、 咳が出たり呼吸が乱れたりすることにより呼吸困難となることがあります。 呼吸に主に関わっているのは肺の臓です。 肺の臓については院長ブログ 「肺」って何ですか?(その1~12) 参照 また肺の臓は”表”と非常に関係が深いです。 風邪・寒邪がまず人体を侵襲するとき、この”表”から侵していくという話は前回しました。 ですから、肺の臓の働きが悪くなります。 そこで、 肺の臓の気をめぐらせて、呼吸困難を落ち着かせましょう というのが「宣肺平喘」の意味です。 また、麻黄湯は ”治喘の聖薬” ともいわれ、こ ....

風邪には葛根湯!?(その4)

2011.03.08

こんばんは、森岡です(^_^) これまでのお話・・・ 風邪には葛根湯!?(その1) 風邪には葛根湯!?(その2) 風邪には葛根湯!?(その3) 続き行きます!! 今回は「麻黄湯」の効能についてです。 麻黄湯を服用するとどのような効果があるのでしょうか。 効能を調べると・・・ 「発散風寒(はっさんふうかん)」 「発汗解表(はっかんかいひょう)」 「宣肺平喘(せんはいへいぜん)」 う~ん、何やら難しい四字熟語の羅列・・・(苦笑) 中医学を勉強し始めの頃は、この漢字に拒絶反応を示す人も多いんですよね・・・。 でも意味的には意外とそのまんまなんですよ~。 まず「発散風寒」 麻黄湯タイプの風邪は、外邪における ”風邪”と”寒邪” が身体を侵襲することにより発症します。 特に中心は寒邪です。 風邪・寒邪については院長ブログ カテゴリ 「邪気」について  ....

風邪には葛根湯!?(その3)

2011.03.07

こんばんは、森岡です(^_^) これまでのお話・・・ 風邪には葛根湯!?(その1) 風邪には葛根湯!?(その2) 続き行きます!! 1.寒気が強く、汗が全く出ない風邪 このパターンの風邪は、 麻黄湯(まおうとう) という漢方が当てはまります。 この風邪の特徴は、 ぶるぶる震えるような強い悪寒 と、 汗が全く出ない ことです。 もし、夏場暑いときにこの風邪を引いた場合、まわりは汗をかいていても、本人は、汗をかかずに寒がります。 夏場よくありがちなのは、クーラーがガンガンにかかっていてめちゃくちゃ冷えた後なんかにこの風邪を発症しやすかったりします。 その他にも、発熱したり、身体が痛くなったり、咳がでたりなど一般的な風症状も出ます。 しかし、一般的風症状は他のものでも出ますので、特徴である ”強い悪寒”と”無汗” を鑑別の所見とします。 その他、もう ....

風邪には葛根湯!?(その1)

2011.02.26

こんばんは、森岡です(^_^)「風邪の初期には葛根湯」こんなフレーズ、一度は聞いたことありませんか?以前、患者さんとの会話で、患者さん 「昨日、風邪っぽかったから葛根湯飲んだんですよ~」僕     「何で葛根湯を選んだのですか?」患者さん 「だって風邪の初期には葛根湯って言うでしょ?            テレビでも言ってたし。副作用もないしね~。」僕     「・・・(苦笑)」いつから、どこから、この安易で間違った情報は発生しだしたんでしょうね・・・まぁ、製薬会社の戦略でしょうけど・・・確かに葛根湯は優れた漢方薬です。しかし、あくまで正しい使い方をすればの話です!!では、どのように正しく使えばいいのでしょうか?細かい話は難しくなってしまうので抜きにして、一般の方にも分かるように説明すると、ポイントは、”発汗の有無”と”寒気の程度”です。(専門家の先生は『傷寒論』を読んでいただくとより分か ....

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