東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について⑰(寒熱の問診①)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今回から、十問診の中の『寒熱、汗、飲食、口、二便』5つを順に説明していきます。
 
 
 
 
 
まずは、『寒熱』です。
 
 
 
 
 
寒熱の、寒は悪寒、熱は発熱のことを指します。
 
 
 
 
 
悪寒発熱の有無を質問し、悪寒発熱がないのは裏証か内傷雑病であると判断します。
 
 
 
 
 
悪寒発熱があれば、表証の可能性が高くなります。
 
 
 
 
悪寒と発熱の発生は、病邪の性質正気と邪気の抗争具合(邪正抗争)の両方により決定されます。
 
 
 
 
一般に邪気の性質では、寒邪は悪寒をまねき、熱邪は悪熱をまねきます。
 
 
 
 
陰陽の失調では、邪正抗争が激しく、
 
 
 
 
陽が盛ん(実熱)であれば発熱し、陰が盛ん(実寒)であれば悪寒します。
 
 
 
 
陽気が不足(虚寒) すると悪寒し、陰気が不足(虚熱)すると発熱します。
 
 
 
 
 
 a. 悪寒 aversion to cold 
 
寒く感じ、暖かくしても寒気がとれない感覚のこと。
 
風にあたらなくても寒気を感じる。
寒邪により肌表の陽気が収斂し、衛気が肌表に行き渡らず、
 
正常な温煦作用を得られないために起こる。
 
→ 陰盛(実寒)、陽気不足(虚寒)
 
 
 
 
 b.発熱:身熱 fever
 
体温が正常体温より上昇する、全身もしくは身体の一部に発熱を自覚すること。 
 
陰虚(陰気不足)または陽盛(実熱)には、すべて熱象の症状が現れる。
 
例えば発熱・悪熱・煩熱・潮熱など、悪寒は一般的にない。
 
中医学的には、外邪が肌表を襲うため、肌表を守る気が邪気と抗争し、熱を発する。
 
 
 
 
 c.問診事項 
 
問診のポイントとしては、悪寒発熱の出現時間、悪寒発熱の軽重と特徴、兼証等を質問する。 
 
 
①畏寒fear of cold;暖めると緩解する寒さの知覚のこと。
 
②悪風 aversion to wind ;軽度の悪寒、寒気、風にあたるのに対して強い嫌悪感を抱く。
 
③悪熱 aversion to heat;暑がること、暑さに対して強い嫌悪感を抱く。
 
④寒戦  shivering ;激しい寒気と震え。 
 
 
 
 
次週へ、続きます。
 
 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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舌苔灰黒(ぜったいかいこく)とは③

 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「湿熱と熱灼腎陰の舌苔灰黒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは湿熱の舌苔灰黒についてです。
 
 
 
脾の健運が失調したことによって発生した内湿が鬱して化熱し、湿熱となって中焦に停滞することで生じます。
 
 
 
この場合、灰黒色の舌苔が厚膩であり、胸脇苦満、悪心、嘔吐などの湿熱による脾の昇降失調の症候、体表に熱感が無い、口苦、口唇の乾燥、倦怠感、四肢の怠さ、脈沈滑などの裏熱、湿困脾陽の症候をともなうことが特徴です。
 
 
 
治法は、芳香辛開、清熱化痰を用います。
 
 
 
次に熱灼腎陰の舌苔灰黒についてです。
 
 
 
陰虚体質の人が寒邪を受けて寒邪が少陰に侵入しえ化熱したり、温熱病で熱邪が少陰に侵入することにより、熱邪が心火助長して腎陰を消耗することで、腎陰が心陰を滋潤できなくなってしまいます。
 
 
 
そして、ますます心火が盛んになり、心火が盛になったことで腎陰がますます消耗するという悪循環に陥り、最終的には真陰枯渇、心火亢盛となって生じます。
 
 
 
この場合、舌苔が灰黒で乾燥して、芒刺がみられ、舌質紅を呈することが特徴です。
 
 
 
また、焦燥感、不眠、発熱や熱感、顔面紅潮、咽や口の乾燥、強い口渇、頭のふらつき、耳鳴、難聴、動悸、健忘、腰膝酸軟、大便が硬い、尿の色が濃くて少ない、脈が細数などの腎陰虚、心火旺の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、滋補腎陰、清心瀉火を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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