東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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血の病⑯

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
 
暑い日が続きますね
 
 
 
 
まだ7月なのに、8月になったらどうなるのでしょうか。
 
 
 
 
それでは前回の続きです。
 
 
 
 
前回の話はコチラ
 
 
 
 
血と津液の病理上の変化について書いていこうと思います。
 
 
 
 
血は、水穀の精微+津液+天空の精気が胸中で合わさったもので、心の陽気により赤くなり血となります。
 
 
 
 
血と津液は同源で、相互に転化します。
 
 
 
 
上記の通り、血と津液は密接な関係にあり、血の病理変化は、津液の病変に影響を及ぼします。
 
 
 
 
◆ 血虚(けっきょ)が津液不足を引き起こす
 
 
 
 
血は津液の源の一つであり、津液と相互に補充し合う関係にあります。
 
 
 
 
血が不足すると、身体は血中の水分を津液として利用しようとするため、結果的に津液も不足しやすくなります。
 
 
 
 
血が全身を十分に滋養できないと、津液の生成や分布に関わる臓腑(脾、肺、腎など)の機能も低下し、津液の生成が滞る可能性があります。  
 
 
 
 

◆瘀血(おけつ)が津液の運行を阻害し、停滞させる

 
 
 
 
血と津液は同じ脈管内を流れることもあり、血の運行が滞ると瘀血が形成され、津液の運行も阻害されます。
 
 
 
 
瘀血が脈管内を塞ぐことで、津液がスムーズに全身に運ばれなくなり、局所的な停滞(水腫、痰飲など)や全身的な津液の分布異常を引き起こします。
 
 
 
 
血の停滞は熱を生じやすく、その熱が津液を消耗させることもあります。  
 
 
 
 
 

◆血熱(けつねつ)が津液を消耗させる

 

 

 

まず血熱とは 血に熱邪が入り込み、血が熱を帯びた状態です。

 

 

熱は津液を消耗させる性質があります。血に熱があると、その熱が津液を蒸発させたり、損傷させたりすることで、津液が急速に失われます。

 

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 

 

 

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線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④

 

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こんばんは 謝敷です

 

 

 

 

 

あまりドラマは見ないのですが、総合診療医が主役という「19番目のカルテ」というドラマが始まったとのことで、録画して見てみました。
主役やまつじゅん!嵐世代としても、嬉しいです。笑
そして、そのドラマ、なんと、1話目の患者さんは、この線維筋痛症の患者さんでした!
(これはネタバレというのでしょうか…あまりネット社会のことが分からず、申し訳ありません)

 

 

「異常なし」「ストレスのせい」「年齢のせい」…
身体に不調を抱える中、これらの言葉で対処されてしまうことは、
患者さんにとって孤独の戦いの始まりになってしまう…

 

 

 

私が東洋医学を学びたい、広めたいと思うきっかけは、
まさにこうした患者さんを病院で目にすることが多かったためでして、
映画でもないのに、見た後、涙が止まりませんでした。

 

 

 

でも診断だけでは、なかなか症状は変わらない。
診断されたからと言って、適切な治療法が確立されていない疾患が沢山あるのが現実です。
東洋医学も、もちろん万能ではありません。
でも、適切な診察を行なえば、「原因不明」と「成す術なし」にはならない、という点が、
私にとって、最大の東洋医学の魅力でもあります。

 

 

 

さて、この患者さんは、東洋生医学ではどのような状態と考えられ、なぜ鍼灸が有効だったのでしょうか。
今日は考察を見ていきます。

 

 

 

 

先行研究では、線維筋痛症は自然緩解する可能性が低いことが報告されていますが、
この症例では、約3か月の間に、重症度が重度から軽度に軽減しました。

 

この要因として、以下の3点が述べられています。

 

 

 

 

・西洋医学とは異なる治療理論と治療法を用いたこと

 

 

 

 

・線維筋痛症発症の早期段階で介入できたこと
 (痛みが慢性化している患者さんでは、表皮内の神経線維見d都度の低下が報告され、鍼治療が効きづらくなる可能性が報告されています)

 

 

 

 

・患者さんが抗精神薬(SSRI)を服用していたこと
(鍼治療もSSRIもセロトニン系の神経活動を調整し、痛みを改善する可能性が示唆されています。
 今回SSRIと鍼治療を併用したことが、疼痛の緩和に相乗的な効果をもたらした可能性が考えられます)。

 

 

 

 

 

こうした症例をきっかけに、線維筋痛症という疾患の認知度が上がり、
早期の治療開始の重要性が認められ、
西洋医学と東洋医学の同時介入から、重症化の予防、痛みの改善に繋がる未来が描かれたらいいですよね。

 

 

論文という文字の羅列ですが、こうした総合診療医の先生の熱い思いが伝わってくる症例でした。

 

 

 

 

 

 

Masuda T, Egawa K, Takeshita Y, Tanaka K.
Early-Phase Intervention With Traditional Japanese Acupuncture and Moxibustion for Fibromyalgia: A Case Report.
Cureus. 2024 Nov 25;16(11):e74385. doi: 10.7759/cureus.74385. PMID: 39723277; PMCID: PMC11669051.

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11669051/

 

 

 

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