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こんばんは、三鬼です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
肌にふれる夜気が少しずつ涼しくなり、
この「静けさ」は、ただの無音ではなく、
そしてそれは、東洋医学でいう「腎」
東洋医学でいう「腎」は、生命力の根をなす臓腑。
両親から授かった「先天の精(せいてんのせい)」を蔵し、
腎のちからは、目に見えにくく、表にあらわれにくい。
けれど、疲れがとれない・気力が湧かない・冷えがつづく――
そんなとき、身体の「根」
空間にも、腎の状態は映し出されます。
たとえば:
・引き出しや押し入れの奥が長く手つかずのまま
・冷えや湿気がこもり、空気が重い
・片づける気力すら湧かず、ただ時が止まっているような空間
これは、「動けない」のではなく、「根が疲れている」状態。
そしてその回復には、腎の性質に合った、
腎は、にぎやかさやスピードを好みません。
むしろ、「静けさ・深さ・あたたかさ」のなかで養われていく存在です。
腎の空間を養うために、できることはたくさんあります。
たとえば:
・一日にひとつ、引き出しの奥を見直す
・手放せなかったものを、あらためて手にとってみる
・あたたかい飲み物を用意し、静かな音楽を流す
・休むことを、ひとつの「調え」として受け入れる
腎の調えは、目に見える成果を急がないもの。
けれどそこに静かに手を添えることで、
私たちは、
けれど、腎は語りかけます――
「止まっているときこそ、あなたの根が養われている」と。
なにも変わらないように見える空間に、
その場の気は変わりはじめます。
そこから、次の「芽吹き」が育っていくのです。
どうか、自分の静けさを恐れずに。
今夜はひとつ、照明を落として、
これまで歩んできた、五臓と空間の小さな旅。
最終回では、それぞれの臓の世界がどのようにつながり、
ひとつの「身体」や「暮らし」
空間を整えることは、五臓を調えること。
そして、それは「生き方」
どうぞ、締めくくりの章も、
【参考文献】
北京中医薬大学 編著『中医基礎理論〔第3版〕』医歯薬出版、2004年
北京中医薬大学 編著『中医診断学』東洋学術出版社、1999年
鄭洪泰 著『中医学入門』東洋学術出版社、2006年
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こんばんは、三鬼です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
夜の帳が下り、ようやく静けさが訪れるころ、
散らかっているわけでもないのに、なぜか落ち着かない。
いつもの場所なのに、何かがずれている。
そんな違和感は、空間の問題というより、内なる「リズム」
東洋医学において「心(しん)」は、感情や意識、
つまり「心」は、単なる血液を循環させる臓器ではなく、
心は、「神」の坐すところ
「神」とは、思考・感情・意識・記憶など、
この「神」が安らいでこそ、人は穏やかに暮らし、
けれど、こんなサインが現れたとき、
• 寝つきが悪く、眠りが浅い
• 何気ないことで気が散る、気が立つ
• 食事や生活リズムが崩れている
こうした内側の揺れは、空間にも映し出されます。
• まぶしい照明や散乱する色彩
• 絶え間ない音や情報
• 居心地の悪い家具の配置
空間の「ざわめき」は、「神」
心神を安んじる空間づくり
では、心を鎮め、リズムを整えるためには、
• 強い光を避け、間接照明や自然光を取り入れる
• 落ち着いた色調や質感のある素材を選ぶ
• 香りや静かな音楽など、感覚に優しい要素を添える
静けさは、もっとも繊細な養生です。
それは単なる「音のない状態」ではなく、
心が静まるとき、空間もまた、自然と呼吸をはじめます。
暮らしの拍子をととのえる
リズムは、ただ一定の間隔を刻むものではありません。
ときに緩み、ときに間があり、
すべてを整えようとすることで、かえって「整わなさ」
完璧を求める手を一度ゆるめて、
それが、心神を安んじる第一歩になるのかもしれません。
今夜、ひとつ明かりを減らし、
動けない、踏ん張れない。
それは「腎」
五臓の旅の終わりにふさわしい、深く静かな臓――
そこは、何も起こらないようでいて、すべての源が眠る場所。
沈黙のなかに、時を超えて受け継がれる力が宿っています。
空間に潜む“根っこのちから”に、そっと光をあててみましょう。
【参考文献】
北京中医薬大学 編著『中医基礎理論〔第3版〕』医歯薬出版、2004年
北京中医薬大学 編著『中医診断学』東洋学術出版社、1999年
鄭洪泰 著『中医学入門』東洋学術出版社、2006年
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