東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して㊵(二便の問診⑥)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

先週に引き続き、『二便』の問診の小便に関して、書いていきます。

 

 

 

c. 小便の回数

 

 

小便の回数に注目することも大切ですが、水分摂取量・大便の性状・発汗量の問題など、 津液の出入の兼ね合いを総合して勘案し、頻尿が“病理”か“生理”かの区別をする必要があります。

 

 

下痢便をしているにもかかわらず、小便も出すぎている場合や、小便が多すぎて大便が出なくなっている場合、水分摂取量が多すぎるために頻尿になっている場合、

 

 

水分摂取量が少ないにもかかわらず頻尿になっている場合など、様々なケースが存在します。

 

 

必ずしも「頻尿=病理」とは限りません。

 

 

1 )頻尿

 

 

① 頻尿に伴い尿量の減少、しかも尿の色が濃く、尿意急迫や排尿痛がある。

→下焦湿熱

 

 

② 頻尿でも尿の色が透明、夜間尿を呈する。

→下焦虚寒

 

 

③ 頻尿で、しかも大便が乾燥して硬くなる。

→脾約

 

 

④ 脾約:“約”とは、歛約、拘束、束縛を意味します。脾が弱り、運化失調で津を化すことができなくなり、腸の腑内で津液が不足し、大便が乾燥して硬くなり、出にくくなる病です。

 

 

『傷寒論』に出てきますが、こういう場合は「麻子仁丸」で潤腸通便をいたします。

 

 

2)小便頻数(小便頻数) frequent urination

 

 

小便の量は関係なく、1日のうち、回数が昼夜を問わず、10回以上~数十回に及ぶものを指します。

 

 

膀胱炎になると、小便の回数が頻繁になる。

 

既往歴で膀胱炎を記載する女性が多い傾向にあります。

→膀胱湿熱、腎陰虚、腎気不固

 
 
 
 
次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「瘡瘍と寒瘧の畏悪風寒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは瘡瘍の畏悪風寒についてです。
 
 
 
火熱の邪の外感、油物や味の濃い食事の過食、外傷により、営衛不和となり熱邪が停滞して経絡を阻塞することで発症します。
 
 
 
悪寒が甚だしくなると、悪寒に戦慄が加わります。
 
 
 
この場合、発熱は正気と邪気が抗争をしていることを示しますが、悪寒の時間が短く、すぐに発熱に移行、瘡瘍のある局所に発赤、腫脹、疼痛が生じる特徴をもちます。
 
 
 
また、便秘、尿が濃い、舌苔黄、脈弦数または洪数がみられます。
 
 
 
治法は、清熱瀉火解毒を用います。
 
 
 
次に寒瘧の畏悪風寒についてです。
 
 
 
陽虚湿困体質の患者さんが瘧邪を感受して、裏寒が盛んになる為、陽気の運行が障害されて引き起こされます。
 
 
 
悪寒はあるが、発熱に関しては無いか、あったとしても低いという特徴があります。
 
 
 
また、寒温困脾で脾の運化失調が起こる為、倦怠感、舌苔白膩がみられ、少陽の気がめぐらないことで、胸脇が膨満して、脈は弦遅がみられることは瘧邪内伏の症候です。
 
 
 
この場合、悪寒が1日1-2回と間欠的に症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、散寒截瘧を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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