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こんばんは。樫部です。
本日で東日本大震災からちょうど10年を迎えます。
10年前といいますと、私は大学入学を控えているタイミングで、
キャンパス内もかなり被害を受けて講堂が使えなかったため、陸上競技場で入学式が行われました。
入学式でたくさんの人が集まった競技場を見て、「400mトラックって、こんなに狭かったっけ?」と、ふと思った覚えがあります。
改めて、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・
本日は、前回の続きで咳嗽の弁証分類についてお話ししていきたいと思います。
前回のお話はこちら
咳嗽といえば肺かな?と思ってしまいそうですが、
要因は肺とは限らず、ほかの臓の変動によっても引き起こされます。
咳嗽の弁証分類は、外感、内傷合わせて主に12の分類があります。
まず、本日は、外感による咳嗽の弁証分類についてお話ししていきたいと思います。
1.風寒束表
咳の他に悪風寒、鼻水、くしゃみを伴います。
2.風熱襲肺
先の他に、咽痛、軽い悪風からすぐに悪熱に変化する、黄色く粘調な痰といった症状がみられます。
3.燥邪傷肺
乾性の咳で、痰は無いか、黄色く粘調で喀出しにくいという特徴があります。
痰には糸状の血が混ざることもあります。
その他にも鼻孔や咽の乾燥、咽喉の痛み、悪風、発熱がみられます。
4.暑湿
多汗で、発汗しても解熱しない、口渇あるが水分をあまり欲しない、黄色く粘調な痰が多く出るという特徴があります。
暑>湿の場合、身熱して顔面紅潮し、心煩する症状がみられ、
湿>暑の場合は、熱所見は顕著に出ないことが多いです。
外感による咳嗽の弁証分類については以上です。
次回は内傷による咳嗽の弁証分類についてお話ししていきたいと思います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
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こんばんは!樫部です。
本日は、鼻汁・鼻水について、お話ししていきたいと思います。
鼻汁・鼻水などの鼻孔から流出する分泌物を「鼻流涕」といいます。
鼻流涕の弁証分類は、主に7つあります。
まずは外感による鼻流涕の分類について、お話ししていきます。
1.風寒
風寒邪を感受して発症します。
この場合の鼻流涕の特徴は、無色、希薄で多量であることです。
その他に、鼻閉、くしゃみ、悪風寒、咳、頭項強痛、発熱がみられます。
2.風熱
風熱邪を感受すると発症します。
鼻流涕の特徴は、黄色っぽくて、粘調であることです。
その他に鼻孔周囲の発赤腫脹疼痛、咽痛、頭痛、発熱、微悪風がみられます。
次に内傷による鼻流涕の分類について、お話ししていきます。
3.湿熱
湿熱邪が脾胃の運化を障害し、鼻竅を阻塞して肌膜を蒸灼したために発症します。
鼻流涕の特徴は、なまぐさい臭いのある黄色~黄緑色の多量で粘調であることです。
その他、頭重、上半身にじっとりとした汗をかきやすい、胃の重苦しさ、食欲不振、口の粘り、尿が濃いといった症状を伴います。
4.燥熱
燥熱邪が鼻竅を上犯し、津液を煎灼して発生します。
黄色、粘調で量の少ない鼻流涕がみられ、時に血が混じったり、膿汁が出る場合もあります。
また、鼻腔内が乾燥し、疼痛を伴うこともあります。
その他、咽乾、口渇冷飲、鼻閉、頭痛を伴います。
5.気虚
気虚で津液の統摂が低下して起こります。
風寒・風熱といった外邪の影響をうけやすく、鼻水・鼻汁が反復して発症する特徴があります。
また、この場合は全身倦怠感、食欲不振がみられることがあります。
6.腎虚
腎虚で津液が不足し、腎気不固となるため発生します。
少量、無色の鼻汁がみられ、慢性的に持続します。
冷えや疲労によって増悪し、色が黄色に変化することがあります。
その他、腰膝酸軟、四肢の冷え、肉体的疲れやすさ、尿勢や尿切れが悪くなるといった症状がみられます。
7.気逆
尿や汗や大便で排出すべき水湿邪を排出しきれないと、水邪が気逆とともに上焦に持ち上げられ、鼻から排出されることで発症します。
風寒・風熱も上焦から侵襲してくる為、外邪に抗争するために一種の気逆が起こりますが、
ここでは内因による気逆をとりあげますと、
この場合、イライラ、のぼせやすい、冷えのぼせ、頭のふらつきが随伴してみられます。
鼻流涕についてのお話は以上です。
次回は「咳」についてお話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上下』
神戸中医学研究会、燎原書店
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