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こんばんは!樫部です。
本日は、前回の続きで「内傷による咳嗽の弁証分類」についてお話ししていきたいと思います。
前回までのお話はこちら!
1.肺熱
この場合は咳の他に、
呼吸促迫、黄色で粘調な痰(重篤だと血が混ざる)、呼息が熱く感じるといった症状を伴います。
2.肺燥
無痰の乾咳で、咳をすると胸が痛む特徴があります。
その他に、鼻咽の乾燥、嗄声を伴います。
3.湿痰
この場合、痰を出すために咳が出て、痰が出てしまえば咳が治まる特徴があります。
痰は白色で多量であることが多く、熱が関与していれば黄色くなり、粘度が増します。
その他に顔面の浮腫、悪心がみられます。
4.肺気虚
息切れがみられ、動くと咳や自汗が増悪します。
風邪を引きやすくなるといった特徴もあります。
5.肺陰虚
かすれたような、止まりづらい咳がみられます。
粘調で少量の痰がみられ、血が混ざります。
症状が悪化して陰虚火旺に至ると、胸部の鈍痛、口乾咽燥、午後の潮熱、寝汗、息切れ、五心煩熱がみられます。
6.脾虚
白色の痰が多く、咳が出やすい特徴があります。
顔面は青白く、わずかな浮腫がみられます。
その他、食欲不振や息切れしやすく、全身が疲れやすいといった症状を伴います。
7.腎陽虚
痰が白く、希薄で泡沫状である特徴があります。
咳がひどいと遺尿することがあります。
息切れもみられ、体を動かすと咳が増悪します。
顔面は白く、浮腫がみられ、下肢も浮腫むことがあります。
その他に、腰酸痛、畏寒がみられます。
8.肝火犯肺
咳をすると顔面が紅潮してのぼせたり、胸脇部がつまって痛みます。
カッとなる、イライラする、プレッシャーや嫌なことに直面するなど精神的負荷により咳が出る特徴があります。
この場合、痰が出ても咳は止まらず、咽喉に梅核気があり、咳をしてもとれません。
以上で、咳嗽についてのお話は終わりです。
次回は「しゃっくり」についてお話していきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは。樫部です。
本日で東日本大震災からちょうど10年を迎えます。
10年前といいますと、私は大学入学を控えているタイミングで、
キャンパス内もかなり被害を受けて講堂が使えなかったため、陸上競技場で入学式が行われました。
入学式でたくさんの人が集まった競技場を見て、「400mトラックって、こんなに狭かったっけ?」と、ふと思った覚えがあります。
改めて、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・
本日は、前回の続きで咳嗽の弁証分類についてお話ししていきたいと思います。
前回のお話はこちら
咳嗽といえば肺かな?と思ってしまいそうですが、
要因は肺とは限らず、ほかの臓の変動によっても引き起こされます。
咳嗽の弁証分類は、外感、内傷合わせて主に12の分類があります。
まず、本日は、外感による咳嗽の弁証分類についてお話ししていきたいと思います。
1.風寒束表
咳の他に悪風寒、鼻水、くしゃみを伴います。
2.風熱襲肺
先の他に、咽痛、軽い悪風からすぐに悪熱に変化する、黄色く粘調な痰といった症状がみられます。
3.燥邪傷肺
乾性の咳で、痰は無いか、黄色く粘調で喀出しにくいという特徴があります。
痰には糸状の血が混ざることもあります。
その他にも鼻孔や咽の乾燥、咽喉の痛み、悪風、発熱がみられます。
4.暑湿
多汗で、発汗しても解熱しない、口渇あるが水分をあまり欲しない、黄色く粘調な痰が多く出るという特徴があります。
暑>湿の場合、身熱して顔面紅潮し、心煩する症状がみられ、
湿>暑の場合は、熱所見は顕著に出ないことが多いです。
外感による咳嗽の弁証分類については以上です。
次回は内傷による咳嗽の弁証分類についてお話ししていきたいと思います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
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