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こんばんは!樫部です。
本日は前回の頭痛のお話の続きをしていきたいと思います。
前回のお話 頭が痛いと言っても
本日は、頭痛にはどのような弁証分類があり、弁別のポイントがあるのかお話ししていきたいと思います。
まずは病因が、外感であるか、内傷であるかを弁別する為に、
急激に発症したものか、徐々に発症したものかを確認し、発症状況を詳しく問診して、弁証していきます。
まず、項背部に放散したり、締め付けられるような感覚を伴う頭痛で、冷たい風邪により悪化するという場合です。
これは、寒邪によって、頭部に気血が停滞して発症する、1.風寒が考えられます。
張って痛むような頭痛で、温めることで悪化する場合は、
熱(火)邪には炎上する性質があり、気血が頭部に逆乱して起こる、2.風熱が考えられます。
頭が締め付けられるように重く痛み、曇りや雨天時に悪化する場合は、
湿により清陽が頭部に到達するのを阻害されてしまって起こる、3.風湿が考えられます。
以上、3項目は外感によるものですが、発症時にどのような環境下で過ごしていたかと痛みの性質を詳しく確認することで、弁証の参考となります。
では、内傷で起こる頭痛にはどのようなものがあるかといいますと、大まかに分けて5つの分類があります。
眩暈を伴い、両側頭部あるいは側頭から頭頂へ放散する頭痛がある場合は、
肝腎陰虚で肝陽が上亢し、頭部に影響すると起こっている、1.肝腎陰虚が考えられます。
頭痛に伴い、頭がぼんやりしたり、重だるさや悪心、嘔吐がある場合は、
痰濁が頭部に影響し、清陽がうまく頭部に到達しないと引き起こされ、2.痰濁による可能性があります。
瘀血所見である、固定性の刺痛、鋭い痛みがある、または外傷歴がある場合、
3.瘀血による頭痛が疑われます。
外傷や長患いにより脈絡が阻滞すると引き起こされます。
頭が空虚な感じがしている場合、髄海が空虚であることを示しており、4.腎虚が疑われます。
頭がふらつき、しくしく痛む頭痛は、5.気血両虚の可能性があります。
気虚のために清陽が頭部に昇らず、血虚によって頭部を栄養出来ていないことで引き起こされます。
頭痛といっても痛み方、部位、随伴症状は様々あります。
「頭が痛いんです」と目の前の患者さんが訴えたときに、
・きっかけ
・どういう時、状況で痛むか
・どの部位が痛むか
・どのように痛むか
・どんな症状が一緒に出ているか
これまで挙げてきたポイントと照らし合わせてながら確認していくことで、弁証を分類していくことが可能となります。
院長 関連ブログ
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【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
温病の臨床でよく使われる袪邪方法には、解表法、清気法、袪湿法、通下法、清営法、涼血法があります。
今日は袪邪方法の中からいくつかご紹介します。
1 解表法
解表法は、発汗が中心となり、表の邪気に対する治療法です。
熱邪ならば辛涼解表、寒邪ならば辛温解表で、温病は熱邪が引き起こす病なので、衛分証の場合は辛涼解表となります。
配穴は、手三陽経井穴、身柱、内関などが候補となります。
2 清気法
清気法は、気分に入った熱邪を冷ます治療法です。
気分と言っても、どの臓腑に侵襲するかで、病理や配穴は変わってきます。
代表的なのは、督脈上の穴所の横刺です。
3 袪湿法
袪湿法には、健脾して利湿する方法や、肺の宣発粛降を利用する方法など様々な方法があります。
温病で袪湿法を行う場合は、湿熱病邪として侵襲している事が多いため、湿と熱の比率を明確にした上で治療することが重要となります。
選穴候補は、豊隆、陰陵泉、脾兪、膀胱兪などが挙げられます。
続く…
参考文献
『ほくと50号』 北辰会
『北辰会方式理論篇』 緑書房
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