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こんばんは☆
吉澤です!
先週に引き続き、弁証問診の一つ、『口渇』の続きを書いていきます。
4. 口渇
D. 口腔の味覚(口味taste in the mouth)
1) 口苦bitter taste in the mouth(胆の病)
→口の中が苦い味がする。
熱証(とりわけ肝胆に熱がある場合に現れやすい:肝胆実熱)、胃熱亢盛、
2)口酸 sour taste in the mouth(肝の病)
→口の中で酸腐臭がある。肝熱、肝脾不和(肝鬱が脾に乗じる、つまり木乗土)、食滞(食積内停に多い)
3)口甘・口甜 sweet taste in the mouth(脾の病)
→口が甘く、粘る。穀物が発酵すると甘くなることに由来。脾胃湿熱に多い、湿邪、脾胃気陰両虚
4) 口鹹 salty taste in the mouth(腎の病)
→口の中がしょっぱい。腎陰虚・腎陽
5)口辛(肺の病)
→口が辛い、肺熱が上蒸するため、よく生臭い臭気を伴う。
6)口淡 bland taste in the mouth
→味を薄く感じたり、味を感じない。脾胃気虚、 湿困脾土。
7)口溢 astringent taste in the mouth
→口の中が収斂(ひきしまっている)しているような感覚。
8)口麻 numbness in the mouth
→舌の麻痺により味覚感度が減少すること。
9)口粘賦 sticky slimy sensation in the mouth
→口の中が粘着性を帯び、不快な感じのこと。湿。
次回へ続きます。お楽しみに!
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
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こんばんは☆
吉澤です!
本日は弁証問診の一つ、『口渇』に関して書いていきます。
4. 口渇
口渇は、のどが渇いて水分を欲することをいい、口乾、口燥は、
口渇は体内の津液の量や散布の状態が反映されており、
A.口乾と口渇
1)口乾 dry
→日中の水分の不足。陰虚
2) 口渇 thirst
→飲みたいという願望による口の乾燥の感覚。
B.八綱と口渇の問題
口渇の有無と冷熱いずれを欲するかを明らかにすることにより、
まず、口渇があって(冬でも)
しかし病位によっては、熱証であっても口渇が出なかったり、
1)寒証:口渇無し、かつ、(夏でも)温かいものしか受け付けない
2)熱証:口渇有り、かつ、(冬でも)冷たいものを好む
C.口渇で、多飲か少飲か
1)口渴多飲
①熱証・燥証・陽明証・気分証:口渇して冷たい物を多飲
②熱盛傷津:強い口渇があり、冷たい飲み物を好む
③消渇(糖尿病):非常に口渇しよく飲むが、
2)口渴少飲
①熱入営血:口渇があっても飲みたがらないか、多くは飲まない(熱邪が営血に入って起こる)
②瘀血:口渇して水を口にふくむが、飲めない。
瘀血が阻滞して気機が通じなくなり、
これは本当の脱水ではないため、水で口渇を漱ぎたいと思うが咽は渇かない。
③湿熱証:
熱邪に湿が絡んでいる場合で湿邪のウェイトが大きいものほど飲み
④下焦虚寒:口渇、少飲、熱いものを欲しがる(
下焦に虚寒があり、そのため、
これにより水津を蒸騰させて上昇させることができなくなるため、
しかし、
⑤陰虚火旺証:口渇というよりはむしろ口の中が乾燥する(
他に、盗汗・午後潮熱・五心煩熱・頬紅・舌紅苔少・
⑥痰飲・水飲内停:口渇して飲みたがるが、飲めば嘔吐する。
水湿や痰濁が中焦に停滞して、津液の上昇や散布を阻滞し、このために口渇が生じる。
しかし、
次回へ続きます。お楽しみに!
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
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