東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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溢血④

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

気温が上昇し、だいぶ過ごしやすくなりましたね。

 

 

 

往診で自転車を漕いでいる時も気分がいいですね。

 

 

 

これで風が強くなかったら、なお良いのですが。(笑)

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

血と関わりの深い臓腑として、前回は脾について書きました。

 

 

 

今回は肝と血の関係について、簡単ではありますが書いていこうと思います。

 

 

 

肝にも色々と機能がありますが、その中でも、蔵血作用というのがあります。

 

 

 

蔵血作用とは、血液を貯蔵し、血流量を調節する働きがあります。

 

 

 

例えば、運動などで体を激しく動かしている時は、身体を動かすのに血が必要になるため、全身に血を送ります。

 

 

 

逆に、睡眠中などは、身体を動かしていない為、最低限の血を体に送り、残りは肝に貯蔵しておきます。

 

 

 

この蔵血作用が何らかの原因で機能異常に発生した際、吐血や鼻出血、月経過多、不正性器出血などの症状が現れる事があります。

 

 

 

この様な状況は、肝不蔵血証といい、蔵血作用と疏泄機能の協調が崩れることが原因と考えられています。

 

 

 

血流を調整する働きとは、必要に応じて「血を配る」というイメージだと思います。

 

 

 

つまり血流を調節する働きは、血を貯蔵しているという基礎があって初めて成り立ちます。

 

 

 

陰である肝血には、陽である肝気を抑える役割があり、陰と陽のバランスを取っています。

 

 

 

肝血が不足すると、肝気を抑えることができなくなり、陽気の働きが強くなり、暴走します。

 

 

 

陽気が暴走することにより血が影響を与え、様々な出血症状として現れます。

 

 

 

肝が血を貯蔵することは、間接的に出血を防ぐ働きに繋がります。

 

 

 

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)

 

 

 

 

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発熱の弁証分類 その3

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は、前回の続きで、裏証における発熱の弁証分類、残りの5つについてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

前回までのお話はこちら!

東洋医学的な発熱の考え方

発熱の弁証分類 その1

発熱の弁証分類 その2

 

 

 

6.営分・血分証

 

 

 

内生の邪熱あるいは温疫毒のような強烈な熱邪が営分・血分に入り込み、心神に影響する営分証

 

 

 

出血傾向や内風症状を呈して、営分証よりも激しく心神症状がみられると血分証に至っていることがわかり、どちらも発熱がみられます。

 

 

 

身熱がひどく、夜間に熱が上がり、朝になると下がる特徴があります。

 

 

 

特に夜は煩燥、不眠がみられます。

 

 

 

その他の症状としては、血便、鼻出血、吐血といった出血傾向、斑疹、口乾あるもさほど飲まない、震えや痙攣がみられます。

 

 

 

症状が重篤な場合は、昏睡がみられます。

 

 

 

7.気虚発熱

 

 

 

気虚により発熱することがあります。

 

 

 

発熱する時間は決まっておらず不定で、午前中に上がりやすく、午後に下がることが多いです。

 

 

 

熱の程度も高熱であったり、微熱であったりと様々です。

 

 

 

労倦後に全身倦怠感がひどくなることに伴い、発熱します。

 

 

 

寒がり、自汗あり、易感冒で外感発熱と重なることもあります。

 

 

 

口渇を訴えても温飲を好む特徴があり、その他、頭暈、息切れ、喋るのが億劫、食欲低下、腹脹、軟便といった症状を伴います。

 

 

 

8.血虚発熱

 

 

 

労倦内傷、大出血後、産後など心肝血虚が中心となって、陰血が虚すことで虚熱となり発熱します。

 

 

 

発熱の特徴としては、午後に上がることが多いです。

 

 

 

頭暈、眼花、心悸、息切れ、不眠多夢といった随伴症状がみられます。

 

 

 

女性の場合、経血量が少なくなるという変化がみられることがあります。

 

 

 

9.陰虚発熱

 

 

 

陰虚して陽気が相対的に偏盛することで発熱します。

 

 

 

陰虚が起こる原因としては、体質素因が陰虚の場合や熱病の後、内生火邪によって傷陰する場合、温燥薬過多、睡眠不足や房事過多などで傷陰する場合があります。

 

 

 

午後あるいは夜間に潮熱する傾向にあります。

 

 

 

骨から蒸されたように熱いと訴えることがあります。

 

 

 

女性の場合、月経中~後半にかけて経行発熱し、経血量は少ない特徴があります。

 

 

 

随伴症状としては、五心煩熱、心煩盗汗、不眠多夢、口乾、咽の乾燥、兎糞便、小便短赤を伴います。

 

 

 

10.陽虚発熱

 

 

 

脾腎の陽気が虚損したり、体質素因が陽虚であったり、寒証が長引いている場合や寒涼薬物の過用誤用によって陽気が損耗すると、

 

 

 

その結果、脾腎が虚弱になり、寒気が内生し、陽気が外に追いやられ、虚陽上浮の状態となり発熱してしまいます。

 

 

 

この場合は、真寒仮熱です。

 

 

 

体温がかなり高くまで上がっても、熱感を自覚しない特徴があります。

 

 

 

午前中に潮熱し、午後には下がってくることが多いです。

 

 

 

随伴症状は、寒がり、四肢厥冷、布団や防寒着を欲しがります。

 

 

 

その他、腰膝酸軟、頻尿またはあまり出なくなる、少食で便は少なく軟便~水様下痢または便秘、喉が焼けるような感じになり、口渇を訴えるも実際は飲まないといった症状を伴います。

 

 

 

以上で発熱のお話は終わりになります。

 

 

 

次回からは「鼻づまり」について、お話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 上下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

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