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こんばんは!樫部です。
本日は前回の続きで、耳鳴・難聴の弁証分類について、と話していきたいと思います。
前回までのお話はこちら!
5.腎陰虚、腎陽虚
いずれも腎虚により引き起こされ、難聴は徐々に進行して、耳鳴は蝉の鳴き声のような音が夜に増強するという特徴を持ちます。
鑑別は随伴症状で行います。
五心煩熱、口乾、イライラを伴うようであれば、腎陰虚が疑われ、
寒がる、四肢の冷え、腰膝酸軟、遺精、陽萎、尿量が多い、倦怠感、食欲不振、泥状便がみられる場合は、腎陽虚が疑われます。
6.心腎不交
心腎は水火の臓で、相互に助け合い、バランスをとっていますが、水火の失調により引き起こされます。
わずかな耳鳴があり、睡眠不足により悪化しやすく、聴力も減退します。
その他症状として、焦燥感、不眠、動悸、健忘、腰膝酸軟、潮熱、盗汗、尿が濃いといった症状がみられます。
7.脾胃気虚
脾胃気虚のために清気が上昇せず、濁陰が耳部の経脈を阻滞して発症します。
耳鳴・難聴は疲労によって増悪する特徴があり、腎の関与も想起されますが、
倦怠感、食欲不振、食後の腹満、顔色が萎黄、泥状便と脾胃の症候が顕著となります。
8.痰火
痰火が鬱結し、耳の経絡を壅塞して発症します。
この場合、両耳がゴウゴウ鳴って、はっきり聞こえない特徴があります。
また、耳塞感、頭のふらつき、頭重感、胸が脹って苦しい、咳嗽、痰が多い、大小便がすっきり出ないといった症状がみられます。
9.気滞血瘀
情緒の抑鬱による肝気鬱結や外傷により、気血が停滞して発生する。
突発的に耳鳴・難聴を発症する特徴があり、
眩暈、頭痛、イライラ、胸脇苦満、全身的な気滞血瘀の症候を伴います。
耳鳴・難聴のお話は以上です。
次回は、「ノドのつまり、痛み」についてお話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は五神の「魂」に関して、書いていこうと思います。
『霊枢・本神』に、「神に随いて往来する者、これを魂という」と記載されています。
五行で見た場合、肝に属し、魂と肝と密接な関係にあります。
神はあらゆる精神活動の統率する役目があります。
魂は、神の次元より低い精神活動を主っています。
心には血を正常に流す働きがあり、肝には血を貯蔵する働きがあります。
身体に血が足りていて、心が血を正常に流していれば、肝は血を貯蔵することができます。
肝が正常に働くには、血を貯蔵し、肝自身が潤う必要があります。
肝が正常に働けば、肝は「疏泄の働き」を通して、体全体の気血の流れを良くし、肝も疏泄を通して、血の流す働きを補佐します。
また、心自身も血が足りなくなると十分に働くことができなくなるため、肝も心も血を活動の源としています。
このように肝と心は、密接な関係にあるため、心神と魂も同様に密接な関係にあると考えられており、心神が不安定になると、魂も不安定になります。
また、魂は睡眠と夢と密接な関係にあります。
その為、心神や魂が不安定になることで、睡眠障害や悪夢や多夢などの症状が出てくる、原因になることもあります。
参考文献
『現代語訳 黄帝内経霊枢』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹
『意釈黄帝内経運気』 共著:小曾戸丈夫 浜田善利
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩
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