東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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血の病⑱

 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
 
9月に入っても暑い日が続きますね。
 
 
 
 
皆さん、体調管理には十分気を付けてください。
 
 
 
 
前回の続きです。
 
 
 
 
前回の話はコチラ
 
 
 
 
前回は血と精の関係について書きました。
 
 
 
 
今回は、血と神の関係について書いていこうと思います。
 
 
 
 
まずは神を簡単に説明すると、司令塔みたいな感じでしょうか。
 
 
 
 
身体における司令塔なので、色々なことを担当しているわけですが、神は生命活動全体を統括する中枢です。
 
 
 
 
特に精神活動の働きを指し、思考、感情、記憶、睡眠、意識といった、すべての精神活動は神によって制御されています。
 
 
 
 
神の状態が安定していると、精神は安定し、思考は明晰で、睡眠は深く取れます。
 
 
 
 
そんな神と血は関係が深いとされています。
 
 
 
 
血は全身を絶え間なく運行し、五臓六腑や手足の関節、五官九竅 (目、耳、鼻などの感覚器官) を濡養し、神の活動を支え、人体組織の正常な活動を保障しています。
 
 
 
 
血は、全身を栄養し、身体は栄養されることで正常に活動することができるわけですが、神は血の栄養を受けることで正常に作用することができます。
 
 
 
 
ただ先ほども書いたように、神は身体の司令塔で、神が正常に働いてこそ、全身の血流が担保されています。
 
 
 
 
逆を返すと、神が何かしらの原因で正常に働くことができなくなると、血の運行が悪くなり、色々な身体の失調を引き起こすことになります。
 
 
 
 
 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 

 

 

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問診に関して㊹(心神の問診②)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

先週に引き続き、『心神に関わる問診:睡眠、生活環境と情の乱れ方と主訴との関連度合』に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

B.寝付き、寝起き

 

 

 

睡眠中に沈静化していた気血の動きが活発になって眼に注がれて開眼できるようになり、全身に廻って四肢が動いて活動できるようになります。

 

 

 

これが覚醒のメカニズムで、瞬時に静的状態(陰)から動的状態(陽)に切り替えられる人は「寝起き」がスムーズですが、逆の人はなかなか起きられません。

 

 

 

寝起きが悪いのは、気虚のみならず気血の鬱滞が強すぎる場合にも起こります。

 

 

1 )睡臥不寧

 

 

布団に入っても入眠できず、かえって煩躁して静臥することができません。

 

 

ベッドから降りてしばらく床に座り込んだり、戸口に立って風に当たったり、部屋の外に出てしばらく歩き回ったりするというような状態です。

 

 

主に実証にみられます。

 

それに対して、同じ入眠困難でも布団に入って静臥していられるのは虚証に多く見られます。

 

 

 

2)入眠困難

 

 

寝つきが悪い

 

 

3)熟眠困難

 

 

眠りが浅く中途覚醒が多い、多夢

 

 

4)早朝覚醒

 

 

朝早くに目が覚めて、再び眠りつくことができない

 

 

5)終夜不眠

 

 

一晩中一睡もできない

 

 

 

C.夢について

 

 

 

熟睡すればするほど夢を見ません。もしくは見ていても鮮明でなく覚醒後は忘れています。

 

 

しかし、夢が多かったり、鮮明なものを見て眠った気がしない、あるいは怖い夢で途中覚醒する、などといった安眠できない睡眠状態は病理と見なします。

 

 

鮮明な夢を見るということは、「魂」が安定していないと考えます。

 

 

魂」は肝と関係し(肝魂)、心神と密接な関係にあります。

 

肝気が高ぶりすぎて陰の働きが不足してしまうと、肝魂が安定せず、心神も不安定となり、精神だけが高ぶって安眠や熟睡ができなくなってしまいます。

 

 

1 )多夢 profuse dreaming

 

 

しばしば夢をみることにより睡眠を妨げられる状態。

 

 

2)夢遊 sleep walking

 

 

眠っている最中に、 ベッドから起き上がり、合目的的な行動をおこすもので、寝ぼけの強いものです。

 

 

まさに肝魂が活発になりすぎている状態になります。

 
 
 
 
次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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