東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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さくらんぼの種

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

二週にわたってお伝えしてきたさくらんぼの物語。

 

まずは豊かな収穫の喜び、そして鳥との共進化の不思議についてお話ししました。

 

今週は、果実を味わった後に残る「種」に焦点を当て、その意外な可能性について明かしたいと思います。

 

 

 

さくらんぼの実を美味しくいただいた後、多くの場合、種は捨てられてしまいます。

 

しかし、本来ならば鳥の消化管を通過し、新たな土地で芽吹くはずだったこの種には、まだ別の可能性が秘められています。

 

最初の週にお伝えしたように、私は収穫したさくらんぼの種を捨てずに取っておきました。

 

丁寧に洗い、天日で乾燥させたそれらの種は、実は素晴らしい「アイピロー」の材料になるのです。

 

そう、目の疲れを癒すためのアイピローです。

 

 

 

なぜさくらんぼの種がアイピローに向いているのでしょうか。

 

その秘密は、種の独特な構造にあります。

 

硬い殻の中が空洞になっているため、この空気層が天然の断熱材として機能し、温めても冷やしても穏やかで持続的な温度を保ってくれるのです。

 

また、楕円形の小さなサイズが目元の繊細な凹凸にぴったりとフィットし、適度な重みが疲れた目の周りの筋肉をやさしくほぐしてくれます。

 

レンジで温めれば心地よい温かさを、冷蔵庫で冷やせば爽やかな涼しさを目元に届けてくれます。

 

硬い殻に覆われているため耐久性も高く、繰り返し使用できるのも魅力です。

 

 

 

作り方は意外と簡単です。

 

乾燥させた種を清潔な布で包み、好みの大きさに縫い合わせるだけ。

 

疲れた目元に置くと、さくらんぼの種から自然のエネルギーが静かに伝わってくるようです。

 

 

 

こうして、本来なら鳥によって運ばれるはずだった種が、人の手によって第二の生を与えられます。

 

果実は私たちの栄養となり、種は目を癒す役割を担う

—これもまた、自然と人間の新たな共生のかたちではないでしょうか。

 

 

 

さくらんぼ、鳥、そして私たち人間。

 

三者の関係を通して見えてくるのは、自然の循環の妙と、その中で私たちができるささやかな貢献の可能性です。

 

一粒の実から広がる物語。どう広げてゆきましょうか。

 

 

 

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こんばんは 謝敷です

 

 

今年の桜は長く美しさを保っていますね!

 

 

 

今週も、イスラエル戦禍での避難民に対する中医学的な観察と鍼治療についての記事を見ていきます。
今日は87歳のレイチェルという女性のエピソードです。

 

 

治療室に入る際も何かを踏んだりしなか慎重で、
物腰やわらかで細身の女性、と紹介されています。

 

 

 

 

主訴は、鎮痛剤治療でも改善しない頭痛(恐らく緊張型頭痛)と不眠症。
既往歴は、高血圧と虚血性心疾患があります。
舌は薄く、青白く、下の両端には歯の痕が目立っており、
その他の所見でも、衰弱や無気力といった症候が見られていました。

 

 

 

担当した鍼灸師は、これらの状態から、
彼女はエネルギーが不足していると判断し、
まずは彼女を「強める」(“strengthen”)治療を行い、
トラウマを対処できるよう治療を行いました。

 

 

しかし、この治療方針は誤りで、症状はあまり変化しませんでした。

 

 

 

そこでさらに所見を確認したところ、
全身の筋肉は弱く弛緩している一方で、頸と後頭部の筋肉は極度に緊張していることがわかりました。
また、脈拍は速く、強く充実しており、彼女の年齢や外見とは異なっていたようです。

 

 

 

そこで、担当した鍼灸師は、彼女のベースにある衰弱と無気力と、身体所見が示す不安定な状態とのギャップを解釈するために、
今の感情等について問診を行いました。

 

 

 

すると、穏やかで礼儀正しく、高尚な言葉遣いではあるものの、
彼女は怒りを感じている、「激怒している」と答えました。
レイチェルの目には、かろうじて抑えることのできた怒りが見て取れたようです。

 

 

 

彼女のいた避難先ホテルは、イスラエルの中でも最も快適で静かな地域の一つだったようですが、
避難者にとっては、まだテロリストが家の中を歩き回周り、
四方八方から銃撃している要塞のような部屋にいるような感覚が続いていたようです。

 

 

 

 

そこで、弱りを補う治療から、怒りやそれにより過剰になった(緊張した)状態を
頸部の「風」(‘wind’)のツボで治療したところ、
彼女は、ベッドでリラックスして横になり、頭痛が大幅に軽減し、夜もよく眠れたようです。

 

 

 

 

物語のように書かれていますが、四診合参の重要性が読み取れます。
東洋医学的な人体観察が、自然な流れで書かれていますが、
精神科の専門家の方は、この論文を読んで、どう感じるのか、どう解釈するのか、気になりました。

 

 

 

 

(参考文献)

Messinger A, Gamus D, Bondi M, Polliack ML, Ben-Arye E. Calming the Wind: A Traditional Chinese Medicine Practitioner’s Approach to Wartime Acute Stress Disorder Symptoms. Curr Psychiatry Rep. 2024 Nov;26(11):678-682. doi: 10.1007/s11920-024-01542-z. Epub 2024 Oct 2. PMID: 39356401.

 

 

 

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