東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気象発病学説⑤

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 
関東も梅雨入りを迎えました。
カラっと晴れたり雨模様だったりと不安定なこの時期を乗り切りたいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、本日も気象発病学説の続きです。
前回記事はこちらより。
 
 
 
 
 
 
 
今回は発病様式についてです。
『黄帝内経』での五気、六淫外邪の発病様式は下記の5つです。
 
 
 
 
 
 
①相克の気によるもの
②主気によるもの
③伏邪が次の季節に発病するもの
④虚風によるもの、客気によるもの
⑤標本中気説によるもの
 
 
 
 
 
 
今日は①相克の気による発病様式について整理します。
 
 
 
 
 
『黄帝内経』の「素問 第四篇 金匱真言論」ではこのように述べられています。
「所謂得四時之勝者.春勝長夏.長夏勝冬.冬勝夏.夏勝秋.秋勝春.所謂四時之勝也」
 
 
 
 
 
春は肝気が盛んになり、脾胃が剋され病み、梅雨は寒湿が盛んになり腎陽が弱り浮腫となり、夏は暑邪により陽盛陰衰となって肺陰を傷る。冬は寒邪が盛んで心陽が弱ります。
 
 
 
 
 
 
相生相尅(そうせいそうこく)関係について、振り返ります。
 
 
 
 
 
相生相尅の論理は、
「河図」(かと)、「洛書」(らくしょ)の理数に由来があります。「河図」(かと)、「洛書」(らくしょ)の理数が浸透し、五材は相生相尅という有機的結びつきがあります。
 
 
 
 
 
五行の特性により、どの「一行」にも我を生ず、我が生ず、我に克つ、我が克つ、という4つの結びつきが存在するというものです。
 
 
 
 
 
 
天地四時は、金、木、水、火、土という五行を生じます。
 
 
 
 
 
 
春は木、夏は火、土用は土、秋は金、冬は水。
 
 
 
 
 
人間の五臓も五行に配当され、四時の五臓への影響は生尅関係で判断できます。
 
 
 
 
 
五行は互いに、生(生じる)、尅(負かす)の関係があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次回、詳しく見ていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 

参考文献

『現代語訳 黄帝内経素問 上巻』 石田秀実 監訳 (東洋学術出版)

『中医学入門』編著:神戸中医学研究会 (東洋学術出版)

『内経気象学入門』 著者: 橋本浩一 (緑書房)

『四季の健康法』 主編:橋本浩一 (緑書房)

『まんが中国古代の養生法』 絵・文:周春才 訳:鈴木博 (医道の日本社)

 
 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

今週からは、『二便』の問診について書いていきます。

 

 

 

二便とは大便・小便のことを指します。二便の情報から裏における寒熱虚実の鑑別を行います。

 

 

 

まずは大便の説明から行っていきます。

 

 

 

大便の排泄は、直接的には大腸が主っていますが、その他の臓腑(脾胃、小腸、腎、肝、肺等)とも密接な関係があります。

 

 

 

まず、摂取された飲食物は、 胃の腑での腐熟と脾の運化と肝の疏泄によって、小腸へ送られ、小腸で清濁を泌別します。

 

 

 

そこで泌別された濁なるものを大腸へ送り、大腸での燥化と伝導機能によって、大便が形成され、排便に至ります。

 

 

 

ゆえに、大便の排泄には、脾胃の機能、小腸・大腸の機能に加えて、脾胃・大腸の機能を伸びやかにするための心や肝の作用、

 

 

 

そして、大腸と表裏関係にある肺の宣発粛降と水道通調機能、さらに、腎陽の温照や固摂機能も間接的に関わってくることになります。

 

 

A. 八綱と大便

 

 

 

硬く臭いが強いものほど実熱傾向にあり、 ひどい場合には大便秘結し、腹脹腹満や腹痛が強く出現するのが特徴で、下剤で下すとスッキリして疲労感が全く出ないのが特徴です。

 

 

水様下痢で臭いがないものは虚寒を示し、排出後に倦怠感が出現するものほど虚となります。

 

 

一日のうちに複数回排便し、細切れの状態で出たり、不消化であったり、逆に全く出ないのに腹満や腹部膨満感がないものは虚証となります。

 

 

B. 排便の回数

 

 

明代の書物の 『医学入門』には、便秘であるか泄潟であるかは、排便回数で決まり、

 

 

1日1行(大便の回数は、“行”を使います )を順とし、 3~4日便のないものを便秘、 1 日 3~4 行のものを利となす、とあります。

 

 

この時、食事量と大便の量との相関性、多少に注意する必要があります。

 
 
 
 
次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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