東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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手足汗出(しゅそくかんしゅつ)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「手足汗出(しゅそくかんしゅつ)」について、お話をしていきたいと思います。
 
 
 
手足汗出とは、手足の発汗のことを指します。
 
 
 
『傷寒明理論』には、「胃は四肢を主り、手足汗出ずるは、陽明の証なり」と記載があります。
 
 
 
熱病の経過で、陽明病の腸内燥屎内結にともない、「手足濈々として汗出づ」の症状が見られることがありますが、この汗は陽明腑証の主症状ではない為、今回は取り上げません。
 
 
 
主な弁証分類は、3つあります。
 
 
 
1.脾胃湿熱の手足汗出
 
2.脾胃気虚の手足汗出
 
3.脾胃陰虚の手足汗出
 
 
 
手足汗出には、湿熱や気陰の虚がありますが、虚証がよくみられる傾向にあります。
 
 
 
まずは脾胃湿熱の手足汗出についてです。
 
 
 
胃は受納を主り、脾は運化を主り、四肢を主っており、水穀の精微の転輸と水湿の運化を行っています。
 
 
 
肉体疲労により脾胃が損傷を受け、運化が低下して湿が生じたり、湿邪が脾胃を侵襲することで水湿が脾胃を阻滞してしまうと湿が鬱し、化熱して湿熱となります。
 
 
 
その湿熱が胃を燻蒸するため、胃中の津液が四肢に追いやられ、手足に汗として出てきます。
 
 
 
『傷寒明理論』に「手足汗出でるものは、熱の胃に聚るとなし、これ津液の傍達なり」と記載がある通りです。
 
 
 
この場合、湿邪が中焦を阻滞して運化が失調する為、胸や腹が痞えて苦しい、食欲不振、身重などを生じ、湿熱が内蘊して膀胱に影響を与える為、尿が濃くて少なくなり、湿熱が上部を燻蒸するので舌苔が黄膩になり、脈は濡数あるいは濡滑を示すことが特徴となります。
 
 
 
治法は、清熱燥湿、和中を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「髄海空虚と心脾両虚の頭鳴」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは髄海空虚の頭鳴についてです。
 
 
 
虚弱体質、老化、房事過多、慢性病などで腎精が虚して、髄が生じないことで脳髄が空虚となって頭鳴が発生します。
 
 
 
腎虚により腎精が脳を滋養出来ないため、頭のふらつき、目のかすみ、耳鳴が生じます。
 
 
 
腰は腎の腑であり、腎は骨を主るため、腎虚となると腰や下肢がだるく、無力な感覚が出ます。
 
 
 
腎は精を蔵するため、腎虚では腎気不固をきたすと遺精がみられます。
 
 
 
また、腎精不足となると、舌質は淡紅で無苔となり、腎気が虚していると脈は沈細弱となります。
 
 
 
治法は、滋補腎精を用います。
 
 
 
次に心脾両虚の頭鳴についてです。
 
 
 
髄海不足と同じく虚証に分類されますが、病因病理は異なります。
 
 
 
過労や慢性病などで気血両虚をきたし、清竅を栄養できなくなると発生します。
 
 
 
この場合、多夢、浅眠、動悸、健忘、めまい感などの心血虚の症候に加えて、息切れ、脱力感、食欲不振、食べても少ししか食べられない、浮腫、泥状便などの脾胃気虚の症候がみられます。
 
 
 
舌質は淡、舌苔薄白、脈は濡細を呈します。
 
 
 
治法は、補益心脾を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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