東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して㉙(発汗の問診②)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

今週は『汗』について書いていきます。

 

 

 

 

5.問汗inquiry about sweating

 

 

 

 

 

B 腠理の開闔

 

 

 

腠理の開闔を調節しているのは気の固摂作用です。

 

 

 

特に、衛気が大きく関わります。

 

 

 

 

この衛気は水穀の精微が脾胃の働きによって運化・昇清され、肺に上輸され、肺の宣発粛降によって全身に布散されます

 

 

 

 

その結果、脈外の気として身体の一番外部を周流して外邪から防衛し、皮毛を温煦し、腠理の開闔を調節しています。

 

 

 

その衛気の充実には腎の蒸騰気化の働きは欠かせません。

 

 

 

 

そして、肺の宣発・ 粛降がうまく機能するには、心や肝が肺の機能を抑制しすぎないことが肝要となります。

 

 

 

 

つまり、心気がのびやかで、肝気も(上逆して)肺気を犯さない程度に疏泄できれば、衛気は理想的なめぐり方をして、その機能を大いに発揮するのです。

 

 

 

体内での水 (津液)と火(熱)との陰陽バランスをとるために、時に腠理を開いて汗として水を減らそうとしたり、逆に無汗となって熱が発散されないようにしたりします。

 

 

 

 

1 )水が溢れれば(水邪、湿邪)、 その水湿邪を減らそうという方向に身体が働き、発汗します。

 

 

2)内熱がきつくなって津液が蒸されて汗となる。この場合、汗とともに熱を清まそうとする働きとなります。

 

 

3)局部的に気の固摂が低下し、津液が漏れ出て発汗する場合もあります。

 

 

とくに精神的緊張や恐怖感によって、気が欝し手掌や足底、 時に顔面の気が瞬時にめぐらなくなり、 津液がもれ出ることがあり、 「汗は心の液」と言われる。

 

 

4)陰を保持するために無汗となることがあります。

 

 

 

 

次週に続きます!

 
 
 

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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血の病⑪

 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
5月も中旬に入りました。
 
 
 
早いですね。
 
 
 
それでは、前回の続きです。
 
 
 
前回の話はコチラ
 
 
 
今回は、②の「気は能く血を生ずる」について書いていこうと思います。
 
 
 
この「気は能く血を生ずる」とは、気と血の生化の関係について説明したものです。
 
 
 
ここでは、気の気化作用が非常に重要になってきます。

 

 

「気化作用」とは「気の力によって、物質が別の物質やエネルギーに変化・転化すること」を指します。

 

 

血の生成過程における気化作用は、以下のように理解できます。

 

 

まず、飲食物(水穀の精微)から気への変化させます。

 

 

脾胃(胃腸)が飲食物を消化吸収し、そこから栄養物質である「水穀の精微」を取り出しますが、これも気化作用の一部です。

 

 

その水穀の精微から血への変化させるのですが、その水穀の精微や、そこから生成された「営気」などが、さらに気の力によって質的に変化し、赤い液体である「血」へと転化します。

 

 

この「変化させる力」「転化させる働き」こそが、気化作用の核心です。

 

 

「気の力で血に変わる」と説明した部分は、まさにこの「気化作用」が働いている場面を指しています。

 

 

気がなければ、飲食物から取り出した栄養が、生命活動を支える「血」という具体的な物質に変わることはできない、と東洋医学では考えます。

 

 

気化作用は血の生成だけでなく、汗や尿の生成、津液の代謝など、体内の様々な物質代謝やエネルギー転換に関わる基本的な生理作用とされています

 
 
 
いずれも転化の過程中においては、気化作用が必須になっており、気化の能力が弱ければ、臓腑の機能が低下し、血液を化生する能力も弱まってしまいます。
 
 
 
 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 

 

 

 

 

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