東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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望診―舌診の基礎

 

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

今回は望診の中でも特に重要な舌診について書きます。

 

 

 

舌診は舌質と舌苔を観察することで、臓腑の虚実・病邪の性質・病位の深浅・気血の盛衰などを判断する診察法です。

 

 

 

舌は「心の苗」「脾の外候」と称され、心と脾の状態を特に反映します。

 

 

 

舌質の観察では、色・形・態を見ます。

 

 

 

正常な舌質は淡紅色で、潤いがあり、動きが自由です。

 

 

 

淡白舌は気血の虚を示し、紅舌は熱証を、紫舌は瘀血を示唆します。

 

 

 

舌の形態では、老嫩・胖瘦・芒刺・裂紋などを観察します。

 

 

 

胖大舌は水湿の停滞、痩薄舌は陰血の虚を示します。

 

 

 

芒刺は熱邪の極盛を、裂紋は陰液の損傷を示唆します。

 

 

 

舌苔は胃気の蒸化により生じ、胃腸の状態を反映します。

 

 

 

苔の色と質を観察します。

 

 

 

白苔は寒証または表証、黄苔は熱証を示します。

 

 

 

厚い苔は邪気の盛んなこと、薄い苔は病が浅いことを示します。

 

 

 

舌苔の潤燥も重要です。

 

 

 

潤苔は津液が保たれていることを、燥苔は津液の損傷を示します。

 

 

 

膩苔は痰湿の停滞、腐苔は食積の存在を示唆します。

 

 

 

舌診は病態の変化を客観的に把握できる有用な診察法です。

 

 

【参考文献】

東洋療法学校協会 編;教科書検討小委員会 著.新版 東洋医学概論.医道の日本社;2023

 

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

先週に引き続き、北辰会十問診の中の一つ、「⑦ 正邪の度合いを図るための問診(肉体負荷試験・大便小便後や発汗後の状況変化)」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

先週は正邪弁証する上で必要な情報① 問診に関して書きましたが、今週は問診というテーマからは少し逸れますが、正邪弁証を行う上で体表所見も重要な情報となりますので、ご説明致します。

 

 

 

A.脈診:胃気の盛衰状況

 

 

1 )脈力・脈幅

 

2)押し切れの脈診

 

 

B.舌診:力の入り具合、胖嫩の程度、苔の力、色褪せ具合など

 

 

C.経穴の虚実どちらが目立っているか

 

 

以上の所見から正邪の消長関係がどうなっているかを判断します。

 

 

 

【例1】

 

 

今まで漢方薬で補剤を中心に服用してきたが主訴が緩解することなく、反って他の症状が増えてきており、体表所見でも虚の反応がほとんど見られず、肉体負荷試験でも倦怠感が全く出ない。

 

 

→この場合は「邪気の実が中心」という判定になります。

 

 

【例2】

 

 

今まで局所鍼でたくさん刺してもらってきたが、抜鍼後2〜3日疲労倦怠感が出現し、3分間入浴すると発汗がとまりにくく倦怠感が出ることが多い。

 

そして、体表所見でも舌に力が少し入りにくく、脈力も弱く、 1指では押し切れないが、 2指で押し切れ、経穴も虚の反応が多く見られる。

 

 

→この場合は「正気の弱りが中心」という判定になります。

 

 

【例3】

 

 

起床時倦怠感が強いがシャワーを浴びるとスッキリし、通勤で歩いているうちに倦怠感がなくなるが、夕方帰宅すると倦怠感が強く、そういう時に 5分入浴するとさらに倦怠感が増してしまう。

 

舌はやや胖嫩傾向で脈力弱く、経穴も虚の反応と実の反応が半々である。ただ、脈は押し切れない。

 

仕事で肉体労働が軽めの時は帰宅後の倦怠疲労感は軽度である。

 

 

→この場合は「虚実が同程度」にある可能性が高くなります。

 

 

 

以上で「⑦ 正邪の度合いを図るための問診(肉体負荷試験・大便小便後や発汗後の状況変化)」のご説明は終わりになります。

 

 

 

次週からは「⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査」に関してです。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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