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こんばんは 謝敷です
前回は、乳がんの内分泌療法によるホットフラッシュについて、
ガイドラインでの記載と、そちらで参照されていた論文についてご紹介致しました。
今回は、ホットフラッシュと同様に起こる
乳がんの内分泌療法による関節痛についてご紹介致します。
エストロゲンの合成を抑え、乳がん細胞が増殖しないように働く
アロマターゼ阻害薬というお薬を服薬することで、
副作用として、関節のこわばりや痛みが生じることがあるようです
AI関連筋骨格症候群(AI-associated musculoskeletal syndrome;AIMSS)。
この副作用が原因で、約1~2割の方が治療を中止することもあり、
服薬中は症状が消えることはほぼなく、現状発症を予防するような方法は見つかっていない
と報告されています。
関節の痛みに対しては非ステロイド系の抗炎症剤(NSAIDs)をはじめとした
お薬を服用することもできますが、
薬物療法以外の対処法として、週2回の筋力トレーニングや
ヨガなどの運動療法に加えて、鍼治療の有用性も紹介されています。
参照されていたのは
早期乳がん患者さんを対象に、鍼治療と偽鍼治療/無介入を比較した研究と、
AIMSSに対して鍼治療を行った4本の論文をまとめて検討した論文の2本です。
次回は、これらの内容について見てみたいと思います!
<参考資料>
・乳癌診療ガイドライン2022年版 https://jbcs.xsrv.jp/guideline/2022/y_index/bq10/
・Hershman DL, et al. Comparison of Acupuncture vs Sham Acupuncture or Waiting List Control in the Treatment of Aromatase Inhibitor-Related Joint Pain: A Randomized Clinical Trial. JAMA Netw Open. 2022 Nov 1;5(11):e2241720. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9652759/
・Bae K et al. Acupuncture for Aromatase Inhibitor-Induced Arthralgia: A Systematic Review. Integr Cancer Ther. 2015 Nov;14(6):496-502. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26220605/
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こんばんは 謝敷です
前回は、学会真っ只中の投稿でしたので、
思わず日本東洋医学会についてご紹介してしまいましたが、
今回はまた「乳がんの内分泌療法によるホットフラッシュ・関節痛と鍼灸」の続きとして
診療ガイドラインで引用されていたシステマティックレビューをご紹介します!
このシステマティックレビューでは、
乳がんの患者さんを対象に、ほてりの治療に鍼治療を行った研究を対象とし、
(鍼単独の治療のみならず、他の治療の補助として鍼治療を行った研究も含む)
偽鍼や鍼治療をしていない場合と比較した論文を抽出しています。
結果、スウェーデン(2件)、米国(2件)、英国(1件)、ノルウェー(1件)で実施された
6つの研究が対象となりました。
比較対象となった治療には、プラセボ(鍼の非介入)やホルモン治療、
抑うつ薬の服用やリラクゼーションがあり、
鍼治療としては、6本中3本の論文で中国医学に基づく鍼治療がなされ、
他1つの研究では、は鍼通電がなされています。
偽鍼と比較した場合、研究によって効果が「ある」という結果になったものも、
「なかった」と報告したものもありますが、
結果を統合して検討した場合、鍼治療を行った方が、
ほてりの頻度が、有意に減ったと報告しています。
しかし、ホルモン治療法や、抗うつ薬、リラクゼーション等の他の治療法との比較した場合、
鍼治療との効果に差は認められませんでした。
それでも薬物治療よりも鍼治療を使用する理由の1つには、安全性が挙げられています。
この論文では、鍼治療が乳がん患者のほてりに有効であるとは言いきれないものの、
さらなる効果検討の研究が必要であると結論づけています。
ご参考:記事概要
https://link.springer.com/article/10.1007/s10549-008-0230-z
6つの試験(281名)
データベース等にて、2名の評価者が論文要約をスクリーニングし、
2008年8月までに発表されたスウェーデン、米国、英国、ノルウェーで実施されたでの研究を採用。
【対象者】乳がん患者
【介入方法】鍼治療(単独・他治療との併用含む。レーザー鍼、灸を除く)
【比較対象】偽鍼、ホルモン治療、抑うつ薬、リラクゼーション
【評価項目】主要評価 ほてりの頻度・重症度
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
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2016.04.30
2016.09.13
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2025.07.01
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