東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④

 

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こんばんは 謝敷です

 

 

 

 

 

あまりドラマは見ないのですが、総合診療医が主役という「19番目のカルテ」というドラマが始まったとのことで、録画して見てみました。
主役やまつじゅん!嵐世代としても、嬉しいです。笑
そして、そのドラマ、なんと、1話目の患者さんは、この線維筋痛症の患者さんでした!
(これはネタバレというのでしょうか…あまりネット社会のことが分からず、申し訳ありません)

 

 

「異常なし」「ストレスのせい」「年齢のせい」…
身体に不調を抱える中、これらの言葉で対処されてしまうことは、
患者さんにとって孤独の戦いの始まりになってしまう…

 

 

 

私が東洋医学を学びたい、広めたいと思うきっかけは、
まさにこうした患者さんを病院で目にすることが多かったためでして、
映画でもないのに、見た後、涙が止まりませんでした。

 

 

 

でも診断だけでは、なかなか症状は変わらない。
診断されたからと言って、適切な治療法が確立されていない疾患が沢山あるのが現実です。
東洋医学も、もちろん万能ではありません。
でも、適切な診察を行なえば、「原因不明」と「成す術なし」にはならない、という点が、
私にとって、最大の東洋医学の魅力でもあります。

 

 

 

さて、この患者さんは、東洋生医学ではどのような状態と考えられ、なぜ鍼灸が有効だったのでしょうか。
今日は考察を見ていきます。

 

 

 

 

先行研究では、線維筋痛症は自然緩解する可能性が低いことが報告されていますが、
この症例では、約3か月の間に、重症度が重度から軽度に軽減しました。

 

この要因として、以下の3点が述べられています。

 

 

 

 

・西洋医学とは異なる治療理論と治療法を用いたこと

 

 

 

 

・線維筋痛症発症の早期段階で介入できたこと
 (痛みが慢性化している患者さんでは、表皮内の神経線維見d都度の低下が報告され、鍼治療が効きづらくなる可能性が報告されています)

 

 

 

 

・患者さんが抗精神薬(SSRI)を服用していたこと
(鍼治療もSSRIもセロトニン系の神経活動を調整し、痛みを改善する可能性が示唆されています。
 今回SSRIと鍼治療を併用したことが、疼痛の緩和に相乗的な効果をもたらした可能性が考えられます)。

 

 

 

 

 

こうした症例をきっかけに、線維筋痛症という疾患の認知度が上がり、
早期の治療開始の重要性が認められ、
西洋医学と東洋医学の同時介入から、重症化の予防、痛みの改善に繋がる未来が描かれたらいいですよね。

 

 

論文という文字の羅列ですが、こうした総合診療医の先生の熱い思いが伝わってくる症例でした。

 

 

 

 

 

 

Masuda T, Egawa K, Takeshita Y, Tanaka K.
Early-Phase Intervention With Traditional Japanese Acupuncture and Moxibustion for Fibromyalgia: A Case Report.
Cureus. 2024 Nov 25;16(11):e74385. doi: 10.7759/cureus.74385. PMID: 39723277; PMCID: PMC11669051.

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11669051/

 

 

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

今回は発病の基本メカニズムである正気と邪気の関係について書きます。

 

 

 

「正気存内、邪不可干」「邪之所凑、其気必虚」という言葉が示すように、発病は正気と邪気の相対的な強弱関係により決定されます。

 

 

 

正気とは人体の抵​​​​​​​​​​​​​​​​抗力や免疫力であり、邪気とは病因の総称です。

 

 

 

正気が充実していれば、邪気の侵入を防ぎ、病を発症しません。

 

 

 

しかし、正気が虚弱な状態では、邪気が容易に侵入して発病します。

 

 

 

また、強力な邪気の場合は、正気が充実していても発病することがあります。

 

 

 

病の経過も正邪の消長によって決まります。

 

 

 

正気が邪気に勝てば病状は改善し、邪気が正気に勝れば病状は悪化します。

 

 

 

治療の原則は「扶正祛邪」であり、正気を補い邪気を除去することを目指します。

 

 

 

虚実は正邪の盛衰を表す概念です。

 

 

 

実証は邪気が盛んで正気もまだ虚していない状態を指し、虚証は正気が虚弱で邪気も衰えた状態を指します。

 

 

 

虚実の判断は治療方針を決定する上で極めて重要です。

 

 

 

正気の強弱には先天的要因と後天的要因があります。

 

 

 

先天的には両親から受け継いだ体質、後天的には飲食・生活習慣・精神状態などが影響します。

 

 

 

養生により正気を培うことが病の予防につながります。

 

 

 

【参考文献】

東洋療法学校協会 編;教科書検討小委員会 著.新版 東洋医学概論.医道の日本社;2023

 

 

 

 

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