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こんばんは、森岡です(^_^)
では引き続きます!!
前回までのお話は・・・
この「守・破・離」という言葉は、道を極めるための成長段階を示す言葉として用いられています。
現在では武道や茶道や華道など道を極める芸事においてよく使われています。
「守」・・・ひたすら師の教えを守り、学ぶ
「破」・・・師の教えから抜け出し(破り)、その真意を学ぶ
「離」・・・型に一切とらわれず、変幻自在に操り、自分のものとする
「守」では師の教えを忠実に守ります。
師から色々な事を「学習」し、師の価値観を真似ていきます。
この段階では「学習」ですから、何の疑問も抱かず、素直に基礎を固めていきます。
(でも実は意外とこの段階は重要です!!)
次に、
「破」では師から「学習」したことに疑問を抱き、意図的にこれを破ります。
自ら調べ、必要ならば教えを乞い、独自の工夫を重ね、教えにはない様々な方法を試していきます。
そうです。
つまり「学問」をする訳です。
最後に、
「離」では師から離れていきます。
師の教えを時に型にはめ、時に型を破り、自由自在に使いこなせます。
つまり道の極致(円熟した状態)に至った訳です。
この3つを極めた人がいわゆる「先生」であります。
学習し、学問したその先に教職という仕事があるのかぁ。
まだまだ道は険しそうです(笑)
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こんばんは、森岡です(^_^)
前回は、「学問」について書きました。
学習と学問 参照
今日は「学問」を進めていくには、というお話です。
そのヒントとなることを、室町時代の猿楽師(今で言う能師)の世阿弥(ぜあみ)さんが、彼の著書「風姿花伝」の中でこんな風に述べていました。
この世阿弥さん、非常に面白い人です。
室町時代初期(1363~1443年)に活躍した猿楽師で、お父さんも有名な猿楽師です。
世阿弥12歳の時に父とともに、将軍足利義満の前で猿楽を舞い、義満は父の舞台に感激したが、共演した美少年世阿弥にメロメロ。
以後、寵愛をうける。
(この年で将軍様の御前で堂々と舞えるなんてタダ者じゃない!!)
現在の能で代表的な作品は約240曲とされる中、世阿弥さんの作品は約50曲!!
スゴイですねぇ。
また、後年には出家されています。
そして能の理論書とされる「風姿花伝」を著します。
この本は、能師としていかにして上達し、いかにして人気を得、それをいかにして一生涯保つかと言うことを、実際に即し、具体的に、微に入り細に入り、あらゆる角度から説いている本です。
この中で演出法や技能法という外的な面はもちろん、能師としての心構えや観客の心の動かし方など内的な面についても言及しています。
つまり「心」を特に重要視しているんです。
東洋医学も「心」の面(内側)を身体(外側)を触ることで伺ったりします。
皆さんもよく知っている言葉で
「初心忘るべからず」
これは「風姿花伝」の中の言葉です。
と、大分話がズレましたが、
この本に「守・破・離」という言葉が出てきます。
これが「学問」をする上で、大変参考になりました。
では次回、この「守・破・離」について。
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