東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について⑨

 

 

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こんばんは。吉澤です!

 

 

前回に引き続き、「痛みの問診」について書いていきます!

 

 

 

D. 「痛みの性質」

 

 

 

安静時痛のない人は、痛い格好を行ってもらい、確認します。

 

 

 

同時に患部の熱感、腫脹、左右差の確認も欠かさずに確認しましょう。

 

 

 

また痛みの性質は動く痛みか(遊走性)、動かない痛みか(固定性)を確認する必要があります。

 

 

1)遊走痛 (wandering pain):痛む部位があちこち移動する:気滞、風邪の可能性あり。

 

2)固定痛fixed pain;痛い場所が同じ場所で固定されている:血瘀、(湿痰)有形の邪が某所に集まっていることが考えられる。

 

 

 

 

E.「痛みの種類」

 

 

 

これは、様々な種類が存在しますが、患者さん自身が痛みの表現に慣れていない場合があるので、どんな痛みの種類かをある程度、術者側が具体的な形容をして問診する工夫が必要となります。

 

痛みの種類は12個あり、それぞれの名称と痛みの表現方法と原因病理を書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

①脹痛(distending pain) :張った感じの痛み

→気滞、肝の病理(肝鬱気滞、肝陽上亢)、風熱邪の感受、湿痰内停

 

②刺痛(stabbing pain) :針で刺されるような痛み

→瘀血、湿熱蘊積、火熱、寒熱外感

 

③酸痛(aching pain):だるい痛み

→湿邪、気血不足、瘀滞、精気の虚損

 

④重痛(heavy pain):重だるい痛み

→湿、脾の運化失調

 

⑤冷痛(cold pain):凍り付いたような痛み

→寒邪、陽気不足

 

⑥灼痛(scorching pain):灼熱感を伴う、灼けつく痛み

→鬱熱内蘊、痰熱内阻、湿熱蘊積、陰虚火旺

 

⑦隠痛(dull pain):ジワジワ、シクシクと連続した痛み(我慢できる)

→陰血の不足や陽気の不足による経脈の失養

 

⑧掣痛(pulling pain):引っ張られるような感じを伴う痛み(筋肉が痙攣をおこしているような痛み

→寒痰、瘀血阻絡、(関節痛の場合→風湿)

 

⑨空痛(empty pain):空虚感を伴う痛みで頭部で起こる痛み

→腎精虚損、中気虚衰

 

⑩紋痛(gripping pain):胸又は腹部に痙攣が起こり、捻れたような障害を受ける事。または、痙攣と痛みが起こること。

→砂石阻滞、瘀血阻絡、蛔虫

 

⑪竄痛(ザンツウ)(scurrying pain):繰り返し場所を変える痛み

→(遊走痛に準ずる)

 

⑫悶痛(oppressive pain):抑圧感を伴う痛み

 

 

 

次回へ続きます!お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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立冬②

 

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こんばんは、永井です。

 

 

気温も低くなり、秋らしい毎日ですね。

 

 

また、ここ数日は日中は20℃あり、温かく過ごしやすく、往診で自転車を漕ぐ時間も秋を味わうことができました。

 

 

さて、冬の養生の続きです。

今回は冬の食養生についてです。

 

 

 

冬は次に迎える季節、春からの1年間に備え、エネルギーを蓄えておく時期です。

 

 

 

ゆっくり睡眠をとり体を休息させ準備しておくことが大切です。

 

 

 

陽気、陰気、陰血を補うこと、気血を巡らせることが重要になってきます。

 

 

 

 

陽気を補う食材としては、米、じゃがいも、さつまいも、いんげん、栗、くるみ、牛肉、海老、鮭などです。

 

 

 

陰気・陰血を補う食材は、レバー、黒キクラゲ、ほうれん草、にんじん、いか、胡麻です。

 

 

 

気血を巡らせる食材は、ジャスミン茶、ネギ、らっきょう、ウコン、ターメリック、シソ、梅です。

 

 

 

冬は身体を温めておくことも必要であり、ニンニク、しょうが、胡椒、フェンネルを適度に摂ると良いです。

 

 

 

ただ、のぼせやすい人や胃腸が弱い人は取りすぎに注意、控えめにすることがおすすめです。

 

 

 

これらの香辛料は、摂りすぎると発汗過多になり、身体の水分不足になることがあります。後々、体が冷え、風邪をひきやすくなります。

 

 

 

食材は、摂りすぎ、摂らなさすぎ、などの偏りがないように、バランスよく摂取して、次の1年間、また頑張れるように身体つくりをしていきたいですね。

 
 
 
 
 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『四季の健康法』 主編:橋本浩一

『内経気象学入門』 著者: 橋本浩一

『臓腑経絡学』 監修:藤本蓮風

 

 

 

 

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