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こんばんは!樫部です。
本日は、以前のお話の続きで腰痛についてです。
前回までのお話はこちら!
経絡経筋病と臓腑の変動から経絡経筋に波及した腰痛の弁証分類について、お話ししていきたいと思います。
主な分類は4つあります。
1.足の太陽膀胱経
痛発動作は、下にあるものを拾おうとして前屈することで、患側腰部に激痛が走ります。
痛みは体幹回旋時よりも、前屈で痛みがはっきり出る特徴があります。
井穴診をしてみると、至陰の左右差がTOPとなり、患側の至陰に圧痛がみられます。
姿勢は臥位での安静が最も楽であり、
腰部に負荷が掛かるような姿勢をとったり、歩行など動くことで痛みが増悪しやすい特徴があります。
2.足の少陽胆経
ポイントは、精神的ストレスが溜まるような状況下にある状態で引き起こされることが多いという点です。
そのような状況下で、側屈や回旋時に、患側腰部に重い痛みを感じるようになり、慢性化していきます。
時折、身体を回旋した時に患側腰部に激痛が走り、数日は痛みがひどい状態となることがあります。
井穴診では、足竅陰の左右差がTOPとなり、患側の足竅陰に圧痛がみられます。
楽しく過ごしたり、物事に熱中しているときは痛みがほとんど気にならなく特徴があります。
3.足の少陰腎経
歩き過ぎ、立ちっぱなし時間が持続すると、下半身への負荷が過剰となり、腰痛を発症します。
休養や仰臥で安静にすると、痛みが緩解する特徴があります。
4.足の陽明胃経
この場合、生活状況としては、食べ過ぎ、飲み過ぎ、早食いなど飲食不節を繰り返す生活が続いていることが多く、
後屈時に患側腰部に重い痛みを感じるようになり、慢性化しやすい特徴があります。
飲酒、食事の最中から飲食後に、脊中、脾兪、胃兪あたりに違和感や鈍痛を伴うことがあります。
衝陽の左右差が大きく、患側の圧痛が顕著にみられることが多いです。
井穴診では、足の第2指~第4指(内庭、厲兌)の左右差が大きく、患側穴に圧痛がみられます。
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つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
前回に引き続き、霊枢「五味論篇」に記載されております、甘味に関して書いていこうと思います。
以下、原文です。
「黄帝曰、甘走肉、多食之、令人悗心、何也。少兪曰、甘入于胃、其気弱小、不能上至于上焦、而与穀留于胃中者、令人柔潤者也。胃柔則緩、緩則虫動、虫動則令人悗心。其気外通於肉。故甘走肉。」
以下、訳文です。
「黄帝曰く、甘味は肌肉にいき、食べ過ぎると人の心中を煩悶させるが、これはどうしてだろうか。
少兪が言う。甘味の気は柔和ですので、上って上焦へ到達することが出来ず、飲食物とともに胃中にとどまります。
胃の気も柔潤なので、胃が柔弱ですと、胃の機能が減弱し、胃の機能が減弱すると腸中の寄生虫が機に乗じて活動し、虫が活動しだすと悶えさせ心を乱します。
甘味は脾に入り、脾は肌肉を主るので、甘味は身体外部の肌肉へゆくのです。」
甘味は、滋養強壮作用があるので、身体気血の虚に有効とされています。
甘味は五味の中で一番弱く、上焦に上ることができず、胃腸に留まります。
甘味には緩める作用もあるので、胃腸が緩むことにより、蛔虫が力を得て動き出します。
蛔虫とは寄生虫で、その蛔虫が動き出すことにより、心臓部に煩悶感を起こすと考えられています。
長い事色々と書いてきましたが、今回で五味論篇は終了になります。
続く。
参考文献
『現代語訳 黄帝内経霊枢 下巻』 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)
『意釈黄帝内經霊枢』 小曽戸丈夫+浜田善利共著 (築地出版)
『霊枢ハンドブック』 池田政一著 (医道の日本社)
2013.09.12
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