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おばんでございます。樫山です。
前回の続き → 流行する病
東洋医学においても、感染症などの流行性の病に対する考え方があり、温疫と呼ぶと書きました。
温疫とは、温病のうちでもつよい伝染性をもち流行を引き起こす一群の疾患のこといい、「疫毒」「戻気」「異気」「毒気」「雑気」などとも呼ばれる事があります。
単に、「疫」と呼ぶ事もあり、疫病という言葉は多く知られています。
温疫による発病は、急激で症状が激しく、患者同士の症状が似ている、などの特徴があり伝染性が強く流行しやすい病です。
温疫は六淫などの一般の外感病邪とは明らかに性質が異なる事から、専門的な考え方をされるようになりました。
温疫には、現代の多くの伝染病が含まれていて、おたふく風邪(大頭瘟)、赤痢などの細菌性下痢(痢疾)、ジフテリア(白喉)、猩紅熱(爛喉痧)、など多くの病と関係しています。
温疫の発生と流行には、異常気象などの気候の要因、空気や水源、食物の汚染などの環境と飲食の要因、隔離などの予防措置の遅れなどが挙げられます。
人類の歴史が始まってから、人間の生死を左右した大きな原因は、これらの疫病が大きく関わってきたと考えられ、その時代時代に合わせて多くの医家たちを悩ませ、様々な臨床経験により治療法が確立されてきました。
東洋医学でのこれらの考えは、現代でも臨床応用する事の出来るものも多くあります。
続く・・・
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こんばんは坂口です。
今回は飲食に関する問診について書いていきます。
飲食の問診は脾胃の状態、陰陽、病の予後などを把握するために行います。
簡単に説明すると胃腸の働きはどうなのか、体の中の状態は熱に偏っているか、冷えに偏っているか、
症状は良くなっていくのか悪くなっていくのかなどがわかります。
脾胃は体内へ取り入れた飲食物を栄養に変え、全身を養う大切な働きをしているので、飲食は重要な問診項目になります。
飲食の問診で患者さんに確認させて頂く主な項目として口渇の有無、実際の水分摂取の量と飲み方、
食欲の有無、実際の食事量と食事の時間、味の好みなどがあります。
今回は口渇と水分摂取について。
口渇とは喉が渇き水分を欲することを言い、口の中が乾燥することではありません。
(口の中の乾燥は口乾です)
口渇がある場合、体内の水分が不足している状態であり、水分自体が少ない場合、熱によって水分が減ってしまっている場合、
もしくは体の一部分で水分の流れが阻害されている場合などが考えられます。
(陰虚、熱証、湿痰、瘀血、陽虚など)
口渇がありゴクゴク沢山飲め、尚且つ年中冷たい飲み物を欲するようであれば体の状態は熱に傾いている可能性が強まります。
口渇があっても実際には温かい物を欲する場合は体が冷えに傾いていると考えられます。
口渇と実際の水分摂取量や欲する飲み物だけでも体の状態についてこれだけ確認できます。
患者さんからしたらなぜこんな事を聞くんだと思う事にも大切な意味がありますし、
患者さん自身の生活状況の見直しにもなります。
長くなりましたので次回に続く。
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