東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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血の病⑪

 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
5月も中旬に入りました。
 
 
 
早いですね。
 
 
 
それでは、前回の続きです。
 
 
 
前回の話はコチラ
 
 
 
今回は、②の「気は能く血を生ずる」について書いていこうと思います。
 
 
 
この「気は能く血を生ずる」とは、気と血の生化の関係について説明したものです。
 
 
 
ここでは、気の気化作用が非常に重要になってきます。

 

 

「気化作用」とは「気の力によって、物質が別の物質やエネルギーに変化・転化すること」を指します。

 

 

血の生成過程における気化作用は、以下のように理解できます。

 

 

まず、飲食物(水穀の精微)から気への変化させます。

 

 

脾胃(胃腸)が飲食物を消化吸収し、そこから栄養物質である「水穀の精微」を取り出しますが、これも気化作用の一部です。

 

 

その水穀の精微から血への変化させるのですが、その水穀の精微や、そこから生成された「営気」などが、さらに気の力によって質的に変化し、赤い液体である「血」へと転化します。

 

 

この「変化させる力」「転化させる働き」こそが、気化作用の核心です。

 

 

「気の力で血に変わる」と説明した部分は、まさにこの「気化作用」が働いている場面を指しています。

 

 

気がなければ、飲食物から取り出した栄養が、生命活動を支える「血」という具体的な物質に変わることはできない、と東洋医学では考えます。

 

 

気化作用は血の生成だけでなく、汗や尿の生成、津液の代謝など、体内の様々な物質代謝やエネルギー転換に関わる基本的な生理作用とされています

 
 
 
いずれも転化の過程中においては、気化作用が必須になっており、気化の能力が弱ければ、臓腑の機能が低下し、血液を化生する能力も弱まってしまいます。
 
 
 
 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 

 

 

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「心胸汗出(しんきょうかんしゅつ)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
心胸汗出は「心汗」とも言われ、前胸部の発汗のことを指します。
 
 
 
弁証分類は主に次の2つがあります。
 
 
 
1.心脾気虚の心胸汗出
 
2.心腎陰虚の心胸汗出
 
 
 
いずれも虚証ですが、病因病理は異なります。
 
 
 
まずは心脾気虚の心胸汗出についてです。
 
 
 
思慮過度、飲食不節、疲労などで心脾の気を消耗し、胸陽不振となって衛気が固表出来ず、津液が外泄するために生じます。
 
 
 
この場合、顔色が白い、息切れ、無力感、動悸、健忘、食欲不振、泥状便、舌質淡で嫩、脈虚弱などの心脾気虚の症候をともないます。
 
 
 
治法は、補益心脾、固表止汗を用います。
 
 
 
次に心腎陰虚の心胸汗出についてです。
 
 
 
陰虚体質、慢性病による傷陰、出血過多、思慮過度などにより心腎陰虚により、陽気が亢進すると同時に虚熱が生じ、津液が体表部におしやられて外泄して発生します。
 
 
 
この場合、焦燥感、不眠、動悸、健忘、頭のふらつき、耳鳴、咽の乾燥、腰膝酸軟、多夢、遺精、身体の熱感、潮熱、尿が濃い、舌質紅で乾燥、舌苔少、脈細数などの症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、滋補心腎を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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