東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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五臓の生理―脾の働き

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

今回は「後天の本」と呼ばれる脾の生理機能について書きます。

 

 

 

脾は運化を主り、昇清を主るという重要な機能を持ちます。

 

 

運化とは、飲食物を消化吸収して精微物質に変化させ、全身に輸送する働きです。

 

 

この機能により、気血津液が生成されるため、脾は「後天の本」「気血生化の源」と称されます。

 

 

 

脾の運化には二つの側面があります。

 

 

一つは水穀の運化であり、飲食物から栄養物質を作り出します。

 

 

もう一つは水液の運化で、体内の水分代謝を調節します。

 

 

 

脾の運化機能が失調すると、食欲不振、腹部膨満、下痢、浮腫などが生じます。

 

 

 

脾は昇清を主ります。

 

 

これは水穀の精微を上方に持ち上げ、心肺に輸送する働きです。

 

 

 

また、内臓を持ち上げて下垂を防ぐ作用もあります。

 

 

 

昇清機能が低下すると、内臓下垂や慢性の下痢が起こります。

 

 

 

脾は統血作用を持ち、血液が脈管外に漏れ出るのを防ぎます。

 

 

 

脾気が充実していれば出血は起こりませんが、脾気虚弱になると各種の出血症状が現れます。

 

 

 

脾は口に開竅し、唇に現れます。

 

 

【参考文献】

東洋療法学校協会 編;教科書検討小委員会 著.新版 東洋医学概論.医道の日本社;2023

 

 

 

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血の病⑪

 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
5月も中旬に入りました。
 
 
 
早いですね。
 
 
 
それでは、前回の続きです。
 
 
 
前回の話はコチラ
 
 
 
今回は、②の「気は能く血を生ずる」について書いていこうと思います。
 
 
 
この「気は能く血を生ずる」とは、気と血の生化の関係について説明したものです。
 
 
 
ここでは、気の気化作用が非常に重要になってきます。

 

 

「気化作用」とは「気の力によって、物質が別の物質やエネルギーに変化・転化すること」を指します。

 

 

血の生成過程における気化作用は、以下のように理解できます。

 

 

まず、飲食物(水穀の精微)から気への変化させます。

 

 

脾胃(胃腸)が飲食物を消化吸収し、そこから栄養物質である「水穀の精微」を取り出しますが、これも気化作用の一部です。

 

 

その水穀の精微から血への変化させるのですが、その水穀の精微や、そこから生成された「営気」などが、さらに気の力によって質的に変化し、赤い液体である「血」へと転化します。

 

 

この「変化させる力」「転化させる働き」こそが、気化作用の核心です。

 

 

「気の力で血に変わる」と説明した部分は、まさにこの「気化作用」が働いている場面を指しています。

 

 

気がなければ、飲食物から取り出した栄養が、生命活動を支える「血」という具体的な物質に変わることはできない、と東洋医学では考えます。

 

 

気化作用は血の生成だけでなく、汗や尿の生成、津液の代謝など、体内の様々な物質代謝やエネルギー転換に関わる基本的な生理作用とされています

 
 
 
いずれも転化の過程中においては、気化作用が必須になっており、気化の能力が弱ければ、臓腑の機能が低下し、血液を化生する能力も弱まってしまいます。
 
 
 
 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 

 

 

 

 

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