東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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Practice based Evidence:実践(臨床)に基づく医療⑬

2026.04.13

 

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 
 
 
春になるとこんなに雨の日が多かったでしょうか。
こんなに風が強い日も多かったでしょうか…笑
雨にも負けず、風にも負けず、晴れの日には幸せそうに輝く草花にいのちの逞しさを感じます。
髪がぼさぼさ、傘はおちょこになっても、頑張っていこうと思います笑
 
 
 
 
 
 
 
さて、長くなっていますが、Practice based Evidencenについてのブログもいよいよ最後、
考察の部分を見ていきます。
 
 
 
 
 
 
 
現実の日常診療では患者さんがどの治療を受けるかは、
担当医の医学的な判断によって決まり、
患者さんが治療を続けるかも、医療者が厳密に管理はできず、
治療の変化(結果)も、定期的にとるというよりも、患者さんの状態を把握するために必要であるから行われます。
つまり、日常診療は、「研究のために整えられた世界」ではなく、
もっと複雑であることが前提である、と、この論文では説明しています。
 
 
 
 
 
 
しかも治療は、複数の専門職が複数の介入を同時に行っており、
その組み合わせによって効果が変わり、
かつ患者さんによって、その組み合わせの効果も変わるはずです。
 
 
 
 
 
 
つまり、こうした複雑な組み合わせや交互作用を、
RCTで全て調べることは現実的には不可能であり、
PBE-CPIでは、実臨床における治療内容や強度、組み合わせのばらつきを、
単なる「ノイズ」としてではなく、
比較の材料として捉え、丁寧に記録することによって、
どの組み合わせや強度がより良い結果と関連しているかが見えるとしています。
 
 
 
 
 
研究のために治療を人工的に変えるのではなく、
臨床現場をそのまま記録し、
そこからより良い実践を見つける手法、これがPBE-CPIであり、
「自然な臨床像」を捉えることが、
治療同士の比較有効性を検討するうえでも重要であると説明しています。
 
 
 
 
 
 
そして、こうした分析は、単なる臨床家の印象や経験則に頼るのではなく、
臨床データに基づいた検討による見直し、改善につながると述べています。
 
 
 
 
 
さらに、PBE-CPIは、カルテや診療時の記録を活用するため、
RCTのように研究のための環境を整えるのではないことから、
一般的に安価で実施できるとしています。
 
 
 
 
 
また、倫理面においても、普段の診療記録を分析する質の改善研究として扱われることが多いことから、
同意が不要とされる場合や、倫理審査が比較的簡便になる場合もあるとしています。
 
 
 
 
 
しかし、重要な課題としては、
観察研究であるため、「因果関係の証明」はできないという点を強調しています。
ただし、この研究を通して、臨床的に検討する価値のある仮説の発見や、
因果関係を示唆する関係性を徐々に強化していくための材料を作っていくことは可能です。
 
 
 
 
 
 
例えば、交絡因子を調整しても関連がきえないものや、
解析結果が「有効」と示された実践を、現場に導入した時、予測通りの結果が出せたり、
さらに、同様の実践を繰り返し多彩に、同じ結果が得られるなど、
頑健性や実践後の変化、再現性を重ねることで、
因果らしさを強めていくことができる、と述べています。
 
 
 
 
 
つまり、PBE-CPIは、単なる後付的な関連因子探しではなく、
現場での改善を予測し、実際に改善させる可能性(predictive validity:予測妥当性)
を持つ方法である、と締めくくっています。
 
 
 
 
 
 
 
かなり長くなってしまいましたが、
PBE-CPIの狙いはとても臨床の感覚に近く、共感を覚えました。
また、私が普段、公衆衛生学等でも用いている解析方法が、
こういった研究から生まれていたことを知る機会にもなりました。
 
 
 
 
 
PBE-CPIでは、RCTではとらえきれない日常診療、
ひいては人間社会における複雑さを活かしながら、関連の強さを検討し、
この検討の積み重ねが、現実に起きている課題の解決に直結する有用な知見を
比較的低コストで見つけることができる、ということですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(参考文献)
Horn SD, Gassaway J. Practice-based evidence study design for comparative effectiveness research. Med Care. 2007 Oct;45(10 Supl 2):S50-7. doi: 10.1097/MLR.0b013e318070c07b. PMID: 17909384.
 
 
 
 
 

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