東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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鍼治療の臨床試験における標準化と柔軟性を両立させるマニュアル①

2026.04.20

 

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こんばんは 謝敷です。
 
 
 
 
 

春も嵐も過ぎ去り、草木の艶やかな緑が、
爽やかな五月が近いことを教えてくれますね。
一丁前の形をした小さなイチョウの新芽、モミジの花。
この季節ならではの可愛らしい草木に心が癒されます。

 

 


さて。

13回に及ぶPractice based Evidencenの記事も終わりましたので、
本日から新しい論文を見ていこうと思います。

 

 

 

読みたい論文は沢山あり、本当は質的研究についての論文を読もうと思っていたのですが、
もう少し興味関心に近い以下の論文について、これから数回にわたり見ていこうと思います。

 

 

 

Bridging the Gap in Complementary and Alternative Medicine Research:
Manualization as a Means of Promoting Standardization and Flexibility of Treatment in Clinical Trials of Acupuncture
Google翻訳のままですと
「補完代替医療研究におけるギャップを埋める:
鍼治療の臨床試験における治療の標準化と柔軟性を促進する手段としてのマニュアル化」
となります。

 

 

 

2002年と少し前に出された論文ですが、
実際このマニュアルに従って入院患者さんへの鍼治療を行っている論文もありましたので、
このマニュアルにどのようなことが書かれているのか、見ていこうと思います!ワクワク

 

 

 

 

冒頭(Introduction)から少し面白いです。

 

 

 

このレポートが書かれた背景に、
米国国立衛生研究所(NIH)傘下の
国立補完代替医療センター(NCCAM)が近年、
保管代替医療分野の研究に対して、多額の資金を充ており、
研究者と中医臨床家がチームになって鍼治療のプロジェクトを後押ししている背景を紹介しています。

 

 

 

私が少しうれしかったのは、この後の記載↓。
このような動きは
”二つの異なるパラダイム間の隔たりを埋めることに焦点を当てた有望な対話を生み出している。
つまり、
プロトコル(手順)の標準化を必要とする科学的研究方法論と、
治療における柔軟性を要する伝統的な鍼治療との間の対話である。”

 

 

 

鍼を西洋医学的と異なるものであることを前提として
2つの世界のギャップを埋めようという点が読み進める希望になります。

 

 

 


そして、医療体系としての鍼治療の忠実性を維持しつつ、
最高水準の研究基準に適合させるためには、
個別化されたアプローチを可能にしつつも
再現性があり、標準化された治療を提供することが必要だと述べています。
そのための治療マニュアルを作成するのがこの論文のようです。

 

 

 

 

出だしは期待を持って読み進めたい良き理解者のようにも思えます笑
このマニュアル化によって、どんなことができるようになるのでしょうか。
鍼灸の特徴が消えることなく反映されるのでしょうか。

 

 

 

来週以降は、このマニュアルによってどのようなことができるのか、
マニュアル化のメリットやゴールを確認し、
実際のマニュアルの内容を読み解いていこうと思います。

 
 
 
 
 
(参考文献)
Schnyer RN, Allen JJ. Bridging the gap in complementary and alternative medicine research: manualization as a means of promoting standardization and flexibility of treatment in clinical trials of acupuncture. J Altern Complement Med. 2002 Oct;8(5):623-34. doi: 10.1089/107555302320825147. PMID: 12470444.
 
 
 
 

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