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2012.02.19
本日19日で、二十四節気の中の2番目、
「雨水(うすい)」
に突入です。
立春から始まり、もうすでに15日経つのですね。
この雨水の時季は、
「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」 (暦便覧)
と表現されております。
陽気が少しずつ旺盛になり、雪は溶け雨となり、寒さの峠を越え、
少しずつ、春の兆しが顕著になってくるのがこの雨水の時季です。
日によっては昼間暖かい時が出てきております。
そして、この雨水の期間である15日間を更に三等分する、
「七十二候」の最初と最後の候に面白い記載があります。
初候
「土脈潤起 (つちのしょう うるおい おこる)」
これは、
「雨が降って土が湿り気を含む」
という意です。
「土」は五臓では「脾の臓」、雨=「水」は五臓では「腎の臓」が担っています。
そして、さらに最後の候はこう締めくくっております。
末候
「草木萌動(そうもく めばえ いずる)」
「草木が芽吹き始める」
ということですね。
春は草木が息吹、伸びる時期です。
春は、五行でいう「木」、五臓でいう「肝の臓」が担います。
つまり、
春の到来の”土台”となるのが、
大地である「土」
と、
雨によってもたらされた「水」
にあることが示唆されております。
これらの土台がしっかり、順調であれば、元気にのびのびと草木が発生・生長する春となっていくのです。
人間に置き換えると、
「肝の臓」 「脾の臓」 「腎の臓」 です。
肝の臓が正常に働くためには、
その土台である脾の臓や腎の臓がしっかりしていないとダメだという事ですね。
これら土台に弱りがあれば、春の季節に肝の臓が正常に働かず、病気を発病しやすくなっていくのです。
「肝の臓」「脾の臓」「腎の臓」は生命活動の中心を担っている臓である
という考え方は、とても重要であると思います。
二十四節気一つとっても様々なことに気付かせてもらえます。
そして、東洋医学はとても論理的・合理的な学問であることにいつも驚かされますね。
春よ来い・・・。
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