東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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肛周生癰(こうしゅうせいよう)とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「肛周生癰(こうしゅうせいよう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
肛周生癰(こうしゅうせいよう)は、「肛癰」とも呼ばれ、肛門から直腸の周囲組織に膿瘍を形成し、潰破した後に瘻管が生じるものを指します。
 
 
 
癰は、毒気の壅結によって形成され、身体のどの部位でもみられるものですが、今回は肛門、直腸周囲に形成された癰腫について述べていきたいと思います。
 
 
 
弁証分類は主に3つあり、次の通りです。
 
 
 
1.実熱の肛周生癰
 
 
 
風火湿熱の毒気を感受したり、酒や油物、味の濃い食物の嗜好によって、熱邪が肛門直腸周囲に停滞することで生じます。
 
 
 
特徴は、発病が急速で腫脹、熱感、疼痛が強く、化膿するまでが早くて消散するまでが速やかという特徴をもちます
 
 
 
また、膿汁は、粘稠で黄緑色であり、その他にも便秘、尿が濃くて少ない、発熱、悪寒、口渇して水分を欲する、舌質紅、舌苔黄、脈滑数あるいは洪大などの実熱の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、清瀉実熱を基本として、膿が形成されていない初期段階では宣散を主体とします。
 
 
 
化膿した後は、托裏透裏を用いて熱毒を膿血とともに外泄させて心への上攻を防ぎます。
 
 
 
圧してみて波動を触れるような膿瘍形成が明らかな場合は、医療機関にて切開して排膿することが適用となることもあります。
 
 
 
2.虚熱の肛周生癰
 
 
 
肺癆が慢性的に経過して肛門直腸周辺に下伝するか、房労過度による肝腎陰虚や精神的ストレスによる心脾両虚などにより、熱毒が虚に乗じて肛門周囲に結聚することで起きます。
 
 
 
特徴は、発病が緩慢で、経過は長期に渡ること、腫脹、発赤、熱感、疼痛は軽度で、化膿するまでが遅いことが特徴です。
 
 
 
また、膿汁は希薄な粥状白色で、潮熱、盗汗、咳嗽、喀血、羸痩、頬部紅潮、脈細数で無力といった所見を伴うことが特徴となります。
 
 
 
治法は、清虚熱、散毒気、固肺腎を用います。
 
 
 
膿が形成されていないときは、托裏透膿を用い、化膿すれば切開して排膿しつつ、滋陰清熱を用います。
 
 
 
3.寒凝の肛周生癰
 
 
 
憂思による脾の損傷や房労過度による腎の消耗で陽虚となり、陰寒毒邪が肛門周囲に凝滞して発生します。
 
 
 
特徴は、数ヶ月から数年単位で経過し、腫脹、発赤、熱感は見られず、石状硬を呈して、汚水のような膿汁がみられることです。
 
 
 
その他にも、寒がる、四肢の冷え、倦怠感、息切れ、脈沈緊などの虚寒の症候がみられることです。
 
 
 
治法は、補陽散寒を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
 
年が明けてあっという間に1ヶ月ですね。
 
 
 
 
立春を迎えましたので、暦の上では、春です。
 
 
 
 
まだまだ寒い日も多いですが、晴れた日の日差しが、春っぽくなってきましたね。
 
 
 
 
そんな日は、「春眠暁を覚えず」という言葉があるように、ゆっくり遅くまで布団の中で、寝たいものです。
 
 
 
 
「春眠暁を覚えず」とは、中国の孟浩然(もうこうねん)という詩人の『春暁(しゅんぎょう)』という題名の漢詩の冒頭部分です。
 
 
 
 
春の朝の心地よさを表現する言葉で、「春の夜は心地よいため朝になったことに気づかず、思わず眠り込んでしまう」という意味を持ちます。
 
 
 
 
春は、東洋医学的に、肝の木気が盛んになる時期とされています。
 
 
 
 
もともと、精神的なストレスが多く、肝気鬱結が強い方は、肝の木気が盛んになるこの時期に肝鬱化火し、心に影響を与える場合があります。
 
 
 
 
そんなときは、「春眠暁を覚えず」ではなく、逆に不眠になってしまうことがあります。
 
 
 
 
心に熱が波及することにより、心熱が異常に高ぶることで、心神が乱されます。
 
 
 
 
その為、春は精神疾患が悪化したり、発病しやすかったりします。
 
 
 
 
また、心に影響を与えるだけではなく、脾や腎に影響が出てしまう場合もあります。
 
 
 
 
上述した通り、春は肝気が旺盛になる季節なので、養生のポイントとして、心身ともにのびのびとしてリラックスして生活することが重要と、『素問・四気調神大論』では、説明されています。
 
 
 
 
まだまだ寒い日が続きますが、適切な時間帯に、散歩などの適度な運動を行い、肝気の停滞を解消していくことが重要になると思います。
 
 
 
 
参考サイト
 
 
 
 
参考資料
『初めて読む人のための素問ハンドブック』 著:池田政一 (医道の日本社)
『内経気象学入門』著:橋本浩一 (緑書房)
 
 
 
 
 

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