東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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目乾渋(もくかんじゅう)とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は、「目乾渋(もくかんじゅう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
目乾渋とは、両眼が乾燥してザラザラした異物感があり、目が疲れやすいことをいいます。
 
 
 
「目昏(もくこん)」と併発しやすいですが、目昏は視力減退が主体である為、目乾渋とは異なります。
 
 
 
弁証分類は主に2つです。
 
 
 
1.陰虚血虚の目乾渋
 
2.燥熱傷津の目乾渋
 
 
 
まずは陰虚血虚の目乾渋についてです。
 
 
 
読書などで目を使いすぎ久視傷血したり、酒癖や房事過多で陰精が不足したり、悲哀で涙を流しすぎて津液を消耗したり、憂思で脾が虚して生化けの源が不足したことで陰血が虚して目を栄養できなくなり、発生します。
 
 
 
特徴は、目が乾燥して異物感があり、疲労しやすいことに加えて、
 
 
 
顔色萎黄、爪が淡色、咽舌の乾燥感、不眠、多夢、頭のふらつき、耳鳴、五心煩熱、腰膝酸軟、遺精、舌質淡または紅、脈細数などを呈することです。
 
 
 
治法は養血活血、滋補肝腎を用います。
 
 
 
次に燥熱傷津の目乾渋についてです。
 
 
 
燥熱の邪によって津液を消耗することで発症します。
 
 
 
『銀海指南・燥』に「目の白珠は、肺なり、燥けばすなわち目乾き痒作す」と記載がある通りです。
 
 
 
特徴は両眼の乾燥、熱感、掻痒、異物感に加えて、
 
 
 
口鼻の乾燥、口渇、多飲、乾咳、少痰をともない、舌質紅で乾燥、脈数を呈することです。
 
 
 
治法は清熱潤燥を用います。
 
 
 
『霊枢・口問』には、目について、次のようなことが記載されています。
 
 
 
「目は、宗脈の聚るところなり、上液の道なり……ゆえに悲哀愁憂すればすなわち心動し、心動すればすなわち五臓六腑みな揺れ、揺れればすなわち宗脈感じ、宗脈感ずればすなわち液道開き、液道開くがゆえに涙涕出づ。液は、精を濯ぎ空竅を潤すゆえんのものなり、ゆえに上液の道開けばすなわち泣き、泣止まらざればすなわち液渇き、液渇けばすなわち精灌がずすなわち目はみるところなく、ゆえに命じて奪精という。」
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで、「遠視」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは、陰虚火旺の遠視についてです。
 
 
 
陰虚で陽気を制約することができず、虚火が上炎して発生します。
 
 
 
この場合、両側眼角部の球結膜に軽度の発赤や目の乾燥感、異物感が出て、過労、心労、不眠などにより増悪しやすい特徴を持ちます。
 
 
 
それに加えて、手足のほてり、めまい、耳鳴、腰膝酸軟、午後の微熱、頬部紅潮、口咽の乾燥、盗汗、舌質紅絳、脈細弦数などの陰虚火旺の症候がみられます。
 
 
 
治法は滋陰降火を用います。
 
 
 
次に気血両虚の遠視についてです。
 
 
 
この場合は、気血が不足した為に光華が散乱して発生します。
 
 
 
遠視に加えて、注視すると眼や眉陵骨がだるく痛み、悪化すると眼窩や前額部におよぶ特徴を持ちます。
 
 
 
また、顔色に艶がない、動悸、息切れ、めまい、不眠、懶言、疲労感、食欲不振を伴い、舌質は淡、舌苔少、脈細で無力といった気血両虚の症候を伴うことです。
 
 
 
治法は補益気血を用います。
 
 
 
最後に陰陽両虚の遠視についてです。
 
 
 
この場合は陰液、陽気の両方が不足することで発生します。
 
 
 
特徴は、陽気が虚弱であることで神光が外に発散することが出来ない為、遠くがぼんやりと見え、陰精も消耗して光華が集められない為、近くもかすんでしまうことです。
 
 
 
遠近の見え方を比較すると、近くよりも遠くのほうが見えやすいです。
 
 
 
その他にも、寒がる、手足の冷え、舌質淡、舌苔白、脈沈細などの症候をともなうことが特徴となります。
 
 
 
治法は扶陽益陰を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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