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こんばんは☆
吉澤です!
先々週までで『二便(小便)』の問診の内容はいったん終わりました。
1)予診表:患者さん自身の予診表の記入筆跡鑑定、〇の付け方など
2)主訴の現病歴:痛みなど、主訴の現在の状態、増悪緩解因子など
3)主訴の(既往歴~現病歴)の聴取:病因病理の把握
4)予診表の確認:現在の症状及び、
5)八綱陰陽に関わる問診
寒熱、飲食、口、汗、二便(大便・小便)、肉体負荷試験
6)
7) 正邪の度合いを図るための問診:肉体負荷試験、大便小便後や発汗後の状況変化
8) 自然界の動き(自然陰陽)との関連調査:気候・季節、ある特定の時間帯による変化有無
9)女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)・
10)その他の問診事項:耳、目、鼻、口腔など
本日からは、6)
現代社会はストレスだらけといわれており、生活環境・情の乱れが無く、毎日快眠という方のほうが少数派ではないでしょうか。
心神を養うのは、心血であり、また陰血です。
睡眠は陰血を養うためには非常に重要です。
睡眠不足が続くと陰血が消耗し、陰虚となり、虚熱により、
睡眠状況や夢の内容の情報を得ることで、
睡眠が浅い、眠れないというのは、陽>陰の状態(陽の過多)
臓腑では、とくに肝と心が関わります。
また、食べ過ぎると寝られないのは、
A 睡眠のメカニズム
『霊枢』口聞には以下のように記載があります。
“衛気日行于陽.夜半則行于陰.陰者主夜.夜者臥.陽者主上.
故陰氣積于下.陽氣未盡.陽引而上.陰引而下.陰陽相引.故數欠.陽氣盡.
陰氣盡.而陽氣盛.則寤矣”
衛気は、陰の時間帯の夜になると身体における陰(
つまり、「陽気盡、而陰気盛」となって「目瞑」できるようになるのです。
陽気の活動が鈍化し、陰気が盛んになると、目を閉じて眠りに入ることができます。
この生理と逆のこと「陰気盡、而陽気盛」が起こると、 「 寤 (=不眠)」になるということです。
【睡眠前~中】
外を活発に流れていた衛気が内へ向かう。 血もそれとともに内(肝)へ蔵される。
陰の働きが強くなる(沈静化)
【覚醒後~活動中】
衛気が外を活発に流れ出す。血もそれとともに活発に外へも流れる。
陽の働きが強くなる(活性化)
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
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こんばんは 謝敷です
イチョウの新芽が一丁前の形をして芽吹くこの時期が好きだなぁと思っていたら、
あっという間に青年のような大きさになっていて驚きました笑
さて、イスラエル ガザ地区での被災者に対する鍼灸治療のレポートも今日で最終回です。
父親を亡くした女性の息切れ
物腰柔らかな87歳の女性の頭痛と不眠症
脚に銃弾を受けたデビッドさんの腰下肢痛み…
臨床において様々な患者さんのお話を伺いますが、やはり戦禍の症状は、想像を絶します。
このレポートは最後に、以下のような考察が書かれています。
・PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)心的外傷を負った患者さんは、
症状や、年齢、体質、病歴を問わず、自律神経の調整が急性治療の切り口となること
・特に自閉症スペクトラム障害の症例における感情的な動揺遺体する治療では、
脈拍の調整、呼吸の改善、睡眠障害の治療など、身体的なストレス反応に対処することで緩和すること
・急性ストレスによる身体的な症状が和らぐと、安心感を取り戻し、感情や精神的な経験を処理しやすくなること
・中医学の独自のアプローチは、心身の両方に同時に作用し、急性期ならびに複雑な症状に有用であったこと
そして、
トラウマ体験が、身体の特定の部位に“焼き付く”(burned)ことについて、
現在十分な研究は行われていませんが、こうした関連性やメカニズムが明らかになれば、
痛みに関する理解は、現在の生理解剖学的な概念を越えて、
個人の個性に合わせた解釈とアプロ―チを可能とし、新たなレベルに達する可能性がある…
と書かれています。
最後に、このレポートを書いた中医臨床家自身も、
避難民の治療に際して、強い共感や、助けたいという気持ち、無力感に苛まれ、
二次的なトラウマに直面していると書かれています。
このレポートを書いている間にも戦争が続いており、患者は増え続けていること、
この状況を人々が理解し、乗り越えていくためには多くの日数がかかること、
それでも中医学を実践しながら、一日も早い終息への祈りをもってこのレポートを書いていることが
痛いほどの言葉でつづられています。
対岸の火事ではないと思いながらも、
平和な日本で過ごす私にとっては、想像してもしきれませんが、
戦争のみならず、自然災害の多い日本では、被災者への治療においても、
このレポートの内容が活かせるのではないかと思います。
心の痛みの内容やレベルは異なれど、日本でも苦しんでいる方は沢山いらっしゃいます。
中医学の心身一如の考え方は、分かるようでなかなか理解され難い概念ですが、
こうした臨床における様々な報告をもって、周知のものとなり、
中医学や鍼灸が、医療の選択肢として提示される土壌を、少しずつでも形成したい、と思うばかりです。
(参考文献)
Messinger A, Gamus D, Bondi M, Polliack ML, Ben-Arye E. Calming the Wind: A Traditional Chinese Medicine Practitioner’s Approach to Wartime Acute Stress Disorder Symptoms. Curr Psychiatry Rep. 2024 Nov;26(11):678-682. doi: 10.1007/s11920-024-01542-z. Epub 2024 Oct 2. PMID: 39356401.
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