東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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耳痛(じつう)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「耳痛(じつう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
耳痛とは、耳の疼痛を自覚することであり、耳介、外耳道、鼓膜などの病変によって生じ、耳漏を伴うことが多いです。
 
 
 
『素問・至真要大論』には「少陽の熱勝れば、耳痛み溺赤し」と記載があり、耳痛が少陽胆経の表裏関係にある肝経の熱盛によるところを示しています。
 
 
 
弁証分類は主に3つあり、次の通りです。
 
 
 
1.風熱邪毒の耳痛
 
2.肝胆熱毒の耳痛
 
3.気血瘀阻の耳痛
 
 
 
耳痛は実証であることが多く、腫脹を伴います。
 
 
 
気血、表裏の弁別が必要ないであり、『医学入門』には「先ず痛み後に腫るるは血を傷り、先ず腫れ後に痛むは気を傷る」と記載があります。
 
 
 
つまり、病が肌表にあれら気分に属し表証であり、病が筋骨にあれば血分に属し裏証といえます。
 
 
 
本日はまずは「気血瘀阻の耳痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
肝胆の熱邪が上乗して経絡を阻塞し、気血の運行を阻害するか、耳竅の外傷で気血が凝滞することで発生します。
 
 
 
この場合、耳内に引きつるような強い痛みを感じますが、局部の皮膚の発赤、腫脹は無いか軽度であることが多く、時々小さい水疱が見られることが特徴となります。
 
 
 
その他にも、目眩、耳鳴を伴い、舌苔薄、舌質暗、脈細渋を呈します。
 
 
 
治法は、清肝泄熱、活絡通竅を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

関東にも台風が接近し、昨日は1日雨でしたね。

 

 

 

今回は、その他の発病因子、外傷についてです。

 

 

 

外傷には、打撲・捻挫・創傷・熱傷・凍傷・虫獣傷等が含まれます。

 

 

 

まず打撲・捻挫・創傷についてです。

 

 

 

打撲・捻挫・創傷が軽度の場合は、皮肉の破損、気血の鬱滞による疼痛、出血、腫脹などが現れます。

 

 

 

重度の場合は、関節、骨、内臓などが傷害されます。

 

 

 

また、損傷部から毒邪が侵入すると、毒邪の化熱による高熱、意識障害、痙攣が起こり、ひどいと亡陽、虚脱に至ります。

 

 

 

出血がひどいと血と共に気も脱出し、陰陽が離絶し死に至ります。

 

 

 

次に熱傷です。

 

 

 

熱傷が軽度の場合は、皮膚が灼傷され、局所の発赤、腫脹、熱感、疼痛、水疱、びらんが起こります。

 

 

 

重度の場合は、肌肉筋骨が灼傷され、重篤な熱傷では、熱毒が内陥し、発熱、口渇、尿量減少、無尿、意識障害、煩躁が現れます。

 

 

 

凍傷についてです。

 

 

 

寒冷による気血の阻滞と陽気の損傷が特徴です。

 

 

 

局所の凍傷では、局所が蒼白になり、痺れ、次第に腫脹し、青紫色になり、痒痛、熱感、水疱、潰破を伴います。

 

 

 

治癒後は皮膚に暗紫斑を残します。

 

 

 

重篤な場合は、気血が閉阻され、局所の壊死、脱落がみられます。

 

 

 

全身性の凍傷 では、陽気が大傷し、気血の温煦、濡潤が出来なくなり、初期は対応低下で顔面蒼白、口唇、爪のチアノーゼ、知覚麻痺、無力感、昏睡、呼吸微弱になり、死亡に至ります。

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

参考文献

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著 柯 雪 帆

 

 

 

 

 

 

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