東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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風邪⑫

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

前回の続きで陽明病 湿熱発黄の証です。前回記事はこちらです。

 

 

 

 

発黄とは黄疸のことです。湿熱発黄は湿熱によって黄疸が出るということです。

 

 

 

 

陽明病に罹患し、熱が盛んで発熱して汗が出ている場合は、熱邪も外に出るため、身体の黃染を来たすことはない。

 

 

 

 

湿熱による黄疸とは、陽明病に罹患し、津液の損傷がない場合、熱は湿と合わさり、湿化します。

 

 

 

 

このような場合の症状としては、以下のようなものがあります。

 

 

 

 

・小便不利(小水が出にくくなること)

・無汗(汗が出ないこと)または、頭から首には汗をかくが、それより下には汗はかかない

・口渇があり水を沢山飲みたがる

・軽度の腹満

・黄疸

 

 

 

 

これらは裏に熱邪が停滞していることを表します。

 

 

 

 

湿熱が繭結すると、胆汁の疏泄機能が低下するため、オレンジ色で鮮明な色の黄疸(陽黄とも言います)が出ます。

 

 

 

 

このような湿熱による発黄(黄疸)の治療では、以下の方剤を使用します。

・瀉熱目的として茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)

・清熱目的として梔子柏皮湯(ハクシシヒトウ)

 

 

 

 

また、湿熱による黄疸が出る条件として、表邪が治っておらず、瘀熱が裏に入り、湿と合わさり、黄疸が出る場合もあります。

 

 

 

 

この場合、必ず表証症状(浮脈、発熱、悪寒など)が現れます。

 

 

 

 

治療には表邪を発散させ、体内に停滞している湿熱を清利する目的で、散熱目的として麻黄連翹赤小豆湯(マオウレンギョウセキショウズトウ)を使用します。

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

参考文献

『中国傷寒論解説』 著者:劉 渡舟

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著:柯 雪 帆

『中医基本用語辞典』監修:高金亮 主編:劉桂平、 孟静岩

 

 

 

 

 

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煩躁(はんそう)とは⑤

 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「陰虚火旺の煩躁」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
陰虚火旺による煩躁は、慢性病による傷陰や、七情内傷、老年の衰弱などによる腎陰不足により、陰虚火旺となり、火熱が心地良い上を上擾して発生します。
 
 
 
特徴は、不眠、動悸、健忘、多夢、腰膝酸軟、潮熱、身熱、頬部紅潮、口唇が赤い、口唇の乾燥、五心煩熱、寝汗、尿が濃い、便が硬い、舌質紅で乾燥、少苔、脈細数などの陰虚内熱の症候が明らかなことです。
 
 
 
治法は、滋陰降火を用います。
 
 
 
以上、7つが煩躁の主な弁証分類でした。
 
 
 
煩躁は、虚実に分かれます。
 
 
 
実証は熱邪、痰火、瘀血によるもので、虚証は陰虚火旺によるものが多いとされています。
 
 
 
ただし、虚実に関わらず、心火に関連して発生します。
 
 
 
心は神を蔵し、神明を思ってたんり、神明が擾乱されることによって煩躁します。
 
 
 
『雑病源流犀燭』には、「煩躁は、心経火熱の病なり」と記載があります。
 
 
 
治法は、清熱瀉火をメインとして、心火が治まると、心神も安寧となり、煩躁が消失していきます。
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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