東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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瘀血⑬

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

六淫の外邪が、瘀血形成をする話の続きを書きます。

 

 

 

今回は熱邪!!

 

 

 

熱は陽邪で、血に入ると血中の津液を煎じ消耗する様になり、凝集して瘀血となります。

 

 

 

フライパンに醤油を入れて、火にかけると徐々にとろみが出てきますね。

 

 

 

更に火にかけ続けると、どんどん水分がなくなり、固まってしまい、フライパンの掃除が大変になります。という感じで、想像するとわかりやすいでしょうか。

 

 

 

あるいは、熱邪が血に迫ると妄行して、出血を引き起こし、経脈から離れた血が散らずに瘀血を形成します。

 

 

 

熱が強くなりすぎると、血管までも焼いてしまい、出血の原因になり、その出血が瘀血の形成原因となると、考えられています。

 

 

 

また『内経』では、寒邪による凝滞で瘀血を形成することに重点が置かれていますが、『傷寒論』の著者である張仲景先生は、以下の様に記載しています。

 

 

 

「陽明證、その人善く忘れる者は、必ず蓄血有るなり」

「発熱六七日より七八日に至り大便通じざる者は、瘀血あるなり」

 

 

 

熱邪が瘀血の病変を引き起こすと考え、張仲景先生以降、熱邪が瘀血を引き起こす病因であることを論述されるようになりました。

 
 
 
 
  
 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 
 
 
 
  
 
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こんばんは!樫部です。
 
 
 
ゴールデンウィーク中はお休みいただきまして、ありがとうございました。
 
 
 
昨日より外来診療、往診事業部が診療開始しております。
 
 
 
再び元気に相棒のロードバイクとともに、患者さんのお身体を少しでも楽に出来るよう、東京中を走り回りたいと思います!!
 
 
 
では、本日は前回の続きで、「出血のメカニズム」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回のお話はこちら
 
 
 
今回は、肝不蔵血・疏泄失調による出血について、お話していきます。
 
 
 
肝不蔵血・疏泄失調は、2つに分けることが出来ます。
 
 
 
1.血熱妄行型
 
 
 
この治療法は、前回のブログでもお話したとおり、清熱止血です。
 
 
 
「涼血」止血は、営血分の深いところをターゲットにしていますが、
 
 
 
「清熱」止血ですので、多くは気分の熱を指します。
 
 
 
肝の異常により、気分の熱が上がり、出血します。
 
 
 
肝の異常とは、具体的には、肝の臓は血を蔵していて、血の支配の大半を占めていますが、この失調により肝不蔵血となり出血します。
 
 
 
2.疏泄太過型
 
 
 
これはジワジワ長期に渡って出血して、徐々に弱っていきやすいタイプです。
 
 
 
この場合の治療法は、収斂止血であり、血管を引き締めて出血を止めます。
 
 
 
そして、疏泄太過というだけあて、肝の調整が第一となります。
 
 
 
ここで言う引き締めるというのは、弛緩しすぎているものに程よく緊張してもらうことをいいます。
 
 
 
営血による出血もきついものの、肝不蔵血の血熱妄行も激しく出血する特徴を持っています。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『鍼灸医学における実践から理論へ パート4』
藤本蓮風著、谷口書店
 
 
 
 
 
 
 

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