東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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痰飲病機⑰

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

前回は、経絡に痰が流れ込んだ場合を書いていきました。

 

 

 

今回は、筋骨に潜伏した場合を書いていきます。

 

 

 

筋や骨に痰がある場合、筋骨が腐敗し、死骨や瘻孔症状を引き起こします。

 

 

 

これらの症状は、流痰症(骨関節結核)によくみられ、小児に多発します。

 

 

 

小児が先天不足で、骨格が軟らかく、脆弱なため気血が損傷され、風寒の冷気が凝集すれば、流痰が発生します。

 

 

 

また、他の疾患や外傷、疲労などが原因でも発生させることもあります。

 

 

 

それは、骨と腎は関係性が深いですし、寒邪の凝結作用や、外傷などで循環障害が発生して、痰が蓄積されてしまうということです。

 

 

 

例えば、発熱などで身体の中の熱が強くなり、その熱が腎に入り込み、骨髓まで焼いた場合にも、流痰が発生します。

 

 

 

このような状況は脊柱に発生し、督脈を損傷した場合、亀背(背中が曲がる)になることが多く、「亀背流痰」は、最も多く見られます。

 

 

 

骨は腎、髄も腎に深く関係しており、腎は下焦にあたりますし、少陰腎経も陽経の経絡に比べ深い部分にあります。

 

 

 

その深い臓や経絡に熱が入り込んでしまい、津液を焼灼し痰を形成してしまいます。

 

 

 

先人達も、流痰に関して分析し、記載が書物に残っており、「亀背痰」「骨癆(コツロウ)」「穿骨流注」「穿粉毒」などの名称がみられます。

 

 

 

それくらい、悩ましい病気だったのだと思います。

 

 

 

総合すると、正気不足や気血両虚、陰寒濁痰が筋骨に凝結するなどの要素が色々と重なり合い、発生するということになります。

 

 

 

先天的な問題もあるので、そういった部分も含め、しっかりと問診する必要があります。

 

 

 

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回のつづきのお話で、「肝陽上亢の頭痛」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回までのお話はこちら!
 
 
 
本日より、表裏だと裏、内傷による頭痛についてお話していきます。
 
 
 
情緒抑うつ、怒りなどにより肝火上炎したり、肝陰虚のために肝陽が上亢し、清竅が擾乱され、目眩と頭痛を生じ、怒りにより増悪する特徴を持ちます。
 
 
 
肝は足厥陰経に属して経脈が胸脇から頭頂に循行しており、肝と表裏関係にある足少陽胆経は体幹と頭の両側に循行していることから、
 
 
 
頭痛は頭頂あるいは両側頭に放散し、耳鳴や胸脇痛を随伴します。
 
 
 
肝陽上亢や肝火旺は、陰液を消耗するため、口乾、顔面紅潮が生じ、熱が心神を擾乱するため、イライラ、易怒、不眠がみられます。
 
 
 
弁証のポイントは、頭痛に目眩が随伴し、怒りが頭痛の誘引因子・増悪因子となる、舌質紅、舌苔少、脈細数を呈するかどうかを確認することです。
 
 
 
肝火上炎による頭痛かつ、目の充血、口渇、口苦、尿が濃い、便秘、舌苔黄、脈弦数を呈する場合の治法は、清瀉肝火となります。
 
 
 
肝陽上亢による頭痛が慢性化して腎陰虚を伴い、頭の鈍痛が持続する、腰膝酸軟、盗汗、不眠、舌質紅、脈細を呈する場合の治法は、滋養肝腎を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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