東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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六淫の外邪⑯

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

陽射しが痛いですね。

 

 

 

風はまだ吹いていますが、熱風ですね。

 

 

 

もの凄い勢いで、日焼けしていっています。

 

 

 

海開きしたようですね。

 

 

 

凉しい所に行きたいです。(笑)

 

 

 

それでは、前回の続きです。

 

 

    

これまでのブログはこちらです。

六淫の外邪

六淫の外邪②

六淫の外邪③

六淫の外邪④

六淫の外邪⑤

六淫の外邪⑥

六淫の外邪⑦

六淫の外邪⑧

六淫の外邪⑨

六淫の外邪⑩

六淫の外邪⑪

六淫の外邪⑫ 

六淫の外邪⑬ 

六淫の外邪⑭ 

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

 

前回まで、湿邪について書いてきました。

 

 

 

今回からは、燥邪について書いていこうと思います。

 

 

 

「燥」は、気候の乾燥を指し、秋の主気です。

 

 

 

「素問 陰陽応象大論」には、「燥は西方に生じ、蔵にあっては肺、肺は鼻に開竅する」と記載されており、肺や鼻との関係が強いです。

 

 

 

二十四節気でいう、立秋から霜降までが秋になり、立秋・処暑を孟秋といい、白露・秋分を仲秋、寒露・霜降を季秋と言います。

 

 

 

立秋は暦の上では秋ですが、一年で最も暑いのはこの頃で、立秋(8月7日頃)から白露(9月8日頃)までは残暑が厳しいです。

 

 

 

陰陽論では、立秋直前に陽が極まり、立秋で一陰が生じて以降、陽が衰えていき、陰が長じていくと考えられています。

 

 

 

先程も書きましたが、立秋から白露までは残暑の為、暑火・暑邪が未だ強い状態です。

 

 

 

その為、暑さが残る秋分から白露までの孟秋と、気温が低下し始める白露から霜降までの仲秋・季秋とに分けられと考えられています。

 

 

 

その為、孟秋は燥気も熱を持っている為、温燥疾患になります。

 

 

 

仲秋、季秋は気温が低下することにより、燥気は冷たくなるため、涼燥疾患になります。

 

 

   

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房) 

『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

 

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きとして、大便秘結の虚秘について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
前回までのお話はこちら!
 
 
 
虚秘の弁証分類は主に4つあります。
 
 
 
1.肺脾気虚
 
 
 
脾気が虚すと何が起きるかといいますと、
 
 
 
まず運化の低下がみられます。
 
 
 
そして、肺気にも影響が出て、宣発粛降が上手く行えず、
 
 
 
大腸の津液がめぐらないことで伝導力も低下して、発症します。
 
 
 
便の状態としては、硬さは一定しない、粗大な円柱状で、泥状便になることがあります。
 
 
 
スムーズに出てくれないため、排便時に力む必要があり、気の消耗が激しく、自汗、息切れを伴います。
 
 
 
また、排便後の身体の状態を問うと、疲労脱力感、重篤な場合は脱肛の訴えがみられます。
 
 
 
この時に「疲労感があります」といった返答があるなら、
 
 
 
すかさず「休む必要があるくらいですか?そして、どれくらい休めばまた活動できますか?」と聞くことで、
 
 
 
気虚の程度を知るための参考になります。
 
 
 
「何だか疲れる気がするけど、すぐ動ける」、「数分座って休んでいればOK」、「◯分くらい横になってないと動けない」などなど、様々な答えが返って来ると思います。
 
 
 
また、気虚所見として、倦怠感、懶言もみられます。
 
 
 
2.血虚
 
 
 
お産や崩漏など急激な失血、慢性的な血虚により、
 
 
 
大腸の滋潤作用が低下し、大便は乾燥して出なくなり、発症します。
 
 
 
眩暈、目のかすみ、顔面蒼白・萎黄色、唇や舌が淡白、動悸、不眠、健忘、経血量の減少や色が薄くなる、無月経になるなど、血虚所見が多数みられる特徴があります。
 
 
 
3.陰虚
 
 
 
血虚による便秘とメカニズムは同様で、陰分が不足すると全身に乾燥症状がみられます。
 
 
 
とりわけ胃腸に乾燥症状が出るとなると、便秘として症状が現れることが多いです。
 
 
 
陰虚体質を持っていた場合、体内の津液を損傷しやすい熱性疾患を罹患すると、熱症状が消失してからも大便秘結が長期間続きやすい特徴があります。
 
 
 
そのため、大便秘結発症前に熱性疾患の罹患の有無が無かったか確認しておくことも大切です。
 
 
 
熱性疾患だけでなく、汗や下痢、乾燥性の強い生薬の過剰な服用により、大腸の津液が不足してしまうと発症してしまいます。
 
 
 
この場合は、発症が緩慢で経過が長く、長期間症状がみられます。
 
 
(これは血虚についても同様なことが言えます。)
 
 
 
その他にも、ほてり、微熱、盗汗、空咳、口渇といった陰虚所見がみられます。
 
 
 
4.冷秘(脾腎陽虚)
 
 
 
脾腎陽虚によって陰寒内盛すると、陽気がうまくめぐらなくなり、大腸腑の伝導機能が低下して発症します。
 
 
 
同時期から、夜間頻尿、尿量が多く、色が透明、手足が冷える、腰が冷えて痛むといった症状がみられる特徴があります。
 
 
 
ちなみに冷秘は、実証として分類されることもあり、
 
 
 
この場合、臨床的には大便秘結して、便は腥い臭いがする、胃脘部の硬満と痛みがあり拒按、舌苔白潤、口渇なしといった所見がみられます。
 
 
 
大便秘結について、実秘、虚秘に分けてお話ししてきましたが、これで以上となります。
 
 
 
次回からは「泄瀉」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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