お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
*********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
本日は前回の続き、便秘についてお話ししていきたいと思います。
前回のお話はこちら!
東洋医学的には便秘のことを大便秘結と呼びます。
大便秘結の弁証分類は、実秘と虚秘の2つに大まかに分けられ、全部で8つあります。
7つの分類の病因は、すべて内傷によるものとされています。
まずは実秘についてですが、主に3つに分類できます。
1.熱秘(胃腸実熱)
これには3つパターンがありまして、
①寒邪が裏に入って熱化し、陽明腑実となる。
②温病から気分証へ(陽明腑実証)
③体質素因として陽盛体質の人が、飲酒、辛辣物、油物を過食したり、偏食することで、
さらに胃腸に熱邪を蘊結し、津液を損傷することで燥熱の邪気を形成して、大腸腑の実証を引き起こします。
この分類の場合は、排便困難を伴い、排便時には灼熱感を伴います。
積便により、腹部脹満の訴えがみられ、重篤な場合は、拒按の腹痛が生じます。
その他に、口渇、口臭、顔面紅潮、イライラ、心煩、小便短赤もみられます。
2.気秘(肝脾気滞)
情志失調、運動不足により、気の運行が滞って生じた便秘のことを指すため、気滞便秘ともいいます。
肝気の疏泄失調、肺気の宣発失調、胃気の気逆が起こると、大腸腑の伝導機能が低下して、発症します。
腹部手術の後遺症が、大腸の気滞が派生して気秘を引き起こすことがあるため、既往歴も要チェックです!
精神的緊張、旅行など環境変化で便秘になるものは、気秘に分類されます。
特徴は、便意があるのに排便できない、腹部と両脇部の脹満、口苦、ゲップを伴い、咳や喘息を伴うこともあります。
3.陽明瘀熱
邪熱が血を煎熬することで瘀血を形成し、大腸腑の伝導を失調させて引き起こします。
この場合は、大便の色、質が特徴的であり、黒く硬い便が出ます。
加えて、瘀血所見もみられる特徴があります。
大便秘結のうち、実秘についてのお話は以上です。
次回は、虚秘についてお話していきたいと思います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
*********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
本日よりお通じの異常について、シリーズ化してお話ししていきたいと思います。
飲んで、食べて、身体に必要なものを消化吸収したら、身体に不要なもの排泄しなければいけません。
その一つの経路が、大便です。
お通じの異常は、
・便が出なくなる便秘(大便秘結)
・便が形を為さない下痢
以上のいずれかに分けることが出来ます。
便の状態、排便後の状況から、寒熱虚実をある程度知ることが出来る為、非常に重要な問診事項となります。
大便が軟らかく形にならないものを「泄」、
大便が水のようなものを「瀉」といいます。
これらをまとめて「泄瀉」と呼びますが、大便回数が増え、便の質は軟便で薄く、未消化物が混ざるようなものを指します。
重篤だと水様となります。
次回からは大便秘結、いわゆる便秘についてお話ししていきたいと思います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.05.15
さくらんぼの実2025.05.14
問診について㉙2025.05.13
絶汗(ぜっかん)とは2025.05.12
血の病⑪2025.05.11
CONSORT声明2025②2025.05.10
立夏2025.05.09
乗り越える2025.05.08
共鳴する生命の環2025.05.07
GW開けました2025.05.06
本日まで休診日となります2025.05.05
黄金週間20252025.05.04
CONSORT声明2025①2025.05.03
5月2025.05.02
今年のGW2025.05.01
矢車菊が伝える季節の移ろい2025.04.30
問診について㉘2025.04.29
自汗(じかん)とは④2025.04.28
血の病⑩2025.04.27
テロ被害者に対する中医学治療のエピソード⑤2025.04.26
花粉症の季節⑤2025.04.25
変わらぬ思い2025.04.24
矢車菊が奏でる青2025.04.23
問診について㉗2025.04.22
自汗(じかん)とは③2025.04.21
血の病⑨2025.04.20
テロ被害者に対する中医学治療のエピソード④2025.04.19
節気2025.04.18
体験は大事2025.04.17
ランドセル2025.04.16
問診について㉖2025.04.15
自汗(じかん)とは②2025.04.14
そろそろ穀雨2025.04.13
テロ被害者に対する中医学治療のエピソード③2025.04.12
重曹2025.04.11
十人十色2025.04.10
はじめまして2025.04.09
問診について㉕2025.04.08
自汗(じかん)とは①2025.04.07
血の病⑧2025.04.06
テロ被害者に対する中医学治療のエピソード②2025.04.05
春爛漫2025.04.04
2025年度始まる2025.04.03
頭汗(ずかん)とは2025.04.02
問診について㉔2025.04.01
心胸汗出(しんきょうかんしゅつ)とは2025.03.31
血の病⑦2025.03.30
テロ被害者に対する中医学治療のエピソード①2025.03.29
花粉症の季節④2025.03.28
ほっと一息2025.03.27
手足汗出(しゅそくかんしゅつ)とは②