東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

Search Results for: 熱

問診に関して㊿(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査②)

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************

      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
*********************************************************************************************

 

 

こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

先週に引き続き、「⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査)」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

2.季節との関わり

 

 

 

“春胃微弦曰平.夏胃微鈎曰平.長夏胃微耎弱曰平. 秋胃微毛曰平.冬胃微石曰平.”

 

『素問』平人気象論

 

 

 

“ 春三月.此謂發陳.天地倶生.萬物以榮.夜臥早起.廣歩於庭.被髪緩形.以使志生.

生而勿殺.予而勿奪.賞而勿罰.此春氣之應.養生之道也.逆之則傷肝.夏爲寒.奉長者少.

 

夏三月.此謂蕃秀.天地氣交.萬物華実.夜臥早起.無厭於日.使志無怒.使華英成秀.

使氣得泄.若所愛在外.此夏氣之應.養長之道也.逆之則傷心.秋爲痎瘧.奉收者少.冬至重病.

 

秋三月.此謂容平.天氣以急.地氣以明.早臥早起.與難倶與.使志安寧.以緩秋刑.收歛神氣.

使秋氣平.無外其志.使肺氣清.此秋氣之應.養牧之道也.逆之則傷肺.冬爲飧泄.奉蔵者少.

 

冬三月.此謂閉蔵.水冰地坼.無擾乎陽.早臥晩起.必待日光.使志若伏若匿.若有私意.

若巳有得.去寒就温.無泄皮膚.使気亟奪.此冬氣之應.養蔵之道也.逆之則傷腎.春爲痿厥.奉生者少.”

 

『素問』四気謂神大論

 

 

 

素問には、生体の把握・養生・疾病予防に関して記載されています。

 

 

 

人体は、四季の移ろいと同調しており、我々は1年(春夏秋冬)を1周期とする身体のリズムを持っています。

 

 

これと四季のリズムとの調和によって、身体機能を円滑に発揮しているのです。

 

 

逆にいえば、気候変動が人体に悪影響を及ぼすことも当然ということになります。

 

 

 

A.六気:季節と天地の気の変化

 

 

季節:六気

 

 

春(立春~) :風

 

夏(立夏~) :暑・火

 

長夏(小暑~・陰暦六月) :湿

 

秋(立秋~) :燥

 

冬(立冬~) :寒

 

 

※内経成立地の黄河流域での季節の区分であり、長夏は華北の梅雨に相当します。

 

 

日本では芭種頃より雨季(梅雨)となります。

 

 

1)六気

 

 

六気の過剰・不足・季節との不相応によって出現します。

 

 

① いつも、雨の降る前に調子が悪い → 湿邪の影響、陰の作用が強くなり、気血津液が停滞しやすくなる。

 

② 寒い時期になると発症 → 冷え

 

③ 暑い時期になると発症 → 熱

 

④ 急に気温が上昇すると発症 → 陽の過多、あるいは気逆傾向

 

 

 

次週に続きます。

 

 

 

お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 

清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

 

 

 

牙歯浮動(がしふどう)とは②

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************

      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きとして、「牙歯浮動(がしふどう)の弁証分類」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは胃熱の牙歯浮動についてです。
 
 
 
過度の飲酒、辛いものの過食により、胃熱が生じて発生します。
 
 
 
歯齦は陽明の絡脈に属すので、腸胃の積熱が上がって口を蒸し、歯齦を腐蝕する為、歯が動揺します。
 
 
 
『寿世保元』に、「土熱すれば焦揺す」と記載がある通りです。
 
 
 
この場合、歯の動揺と歯齦の発赤、腫脹あるいは萎縮が同時にあらわれ、口臭、便秘、喜冷飲、脈は滑数、舌苔黄白膩、やや乾燥などの胃熱の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、清胃固歯を用います。
 
 
 
次に腎陰虚と腎気虚の牙歯浮動についてです。
 
 
 
いずれも腎虚によるものですが、陰虚か気虚かどうかの違いがある為、患者さんの訴えている症状を問診し、弁別していきます。
 
 
 
腎陰虚の牙歯浮動は、青壮年期に多く、過度の疲労による人生の消耗や遺精などにより、腎精が不足し、骨髄が栄養されない為に引き起こされます。
 
 
 
この場合、歯の動揺に続いて歯齦の萎縮がみられ、歯根の露出が生じます。
 
 
 
加えて、脈は細数、舌質は嫩紅、痩せて薄い、舌苔無~少、頭のふらつき、耳鳴、脱毛、腰がだるいといった腎陰虚の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、滋陰固歯を用います。
 
 
 
次に腎気虚の牙歯浮動についてです。
 
 
 
高齢者に多くみられ、老化、過労などにより腎気が虚し、固摂できなくなって発生します。
 
 
 
この場合、歯齦が淡紅色であるが、歯齦が萎縮することは少なく、腰がだるい、排尿後の余瀝や尿失禁があり、脈は沈細ではあるが数ではない、舌質淡、舌苔白などの腎気不固の症候をともなうことが特徴です。
 
 
 
治法は、補腎固歯を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 

清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」

 

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ