東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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臓腑弁証―肝の病証

 

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

今回は肝の病証について書きます。

 

 

 

肝の病証は、肝の疏泄機能と蔵血機能の失調により生じます。

 

 

 

主な証には肝気鬱結・肝火上炎・肝陽上亢・肝風内動・肝血虚などがあります。

 

 

 

肝気鬱結は、情志の抑鬱により肝の疏泄機能が失調した病証です。

 

 

 

精神抑鬱・胸脇部の脹痛・ため息・咽喉部の異物感などが主症状です。

 

 

 

女性では月経不順や乳房脹痛を伴います。

 

 

 

舌質は正常または暗紅、脈は弦です。

 

 

 

肝火上炎は、肝気鬱結が化火したり、情志の過激により生じます。

 

 

 

頭痛・目の充血・顔面紅潮・怒りっぽい・口苦・耳鳴りなどが特徴です。

 

 

 

重症では吐血や鼻血が見られます。

 

 

 

舌質は紅で苔は黄、脈は弦数です。

 

 

 

肝陽上亢は、肝腎陰虚を基礎として肝陽が上昇した病証です。

 

 

 

眩暈・頭痛・耳鳴り・顔面紅潮・腰膝のだるさなどを呈します。

 

 

 

舌質は紅、脈は弦細数です。

 

 

 

肝風内動は、肝陽上亢や高熱により生じる動揺性の病証です。

 

 

 

四肢の震え・痙攣・眩暈・卒倒などが見られます。

 

 

 

肝血虚は、顔色が白い・目のかすみ・爪の色が淡い・月経量少・四肢のしびれなどを呈します。

 

 

 

舌質は淡、脈は細です。

 

 

 

【参考文献】

東洋療法学校協会 編;教科書検討小委員会 著.新版 東洋医学概論.医道の日本社;2023

 

 

 

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問診に関して㊼(正邪の度合いを図るための問診②)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

今週からは、北辰会十問診の中の一つ、「⑦ 正邪の度合いを図るための問診(肉体負荷試験・大便小便後や発汗後の状況変化)」に関して、書いていきたいと思います。

 

 

 

3.正邪弁証する上で必要な情報① 問診

 

 

 

肉体負荷試験 (入浴や運動)による、倦怠感出現の有無や主訴の変化について問診していきます。

 

 

 

A.入浴について

 

 

 

入浴は湯船の温度と時間によって、体に大きな負荷をかけます。

 

 

 

よって、全入浴時間と湯船につかっている時間と湯の温度の情報をまず得て、入浴後倦怠疲労感が出るかどうか、逆にスッキリして体も心も軽くなるかどうか、を問診します。

 

 

 

入浴の効果としては、

 

 

① 温めて気血津液をめぐらせる

 

② リラックスさせる(心神安寧)

 

③ 足湯や腰湯で気を降す

 

④ 発汗による祛湿と清熱

 

 

などがあります。

 

 

 

入浴後の汗の出方や倦怠感やのぼせなどの情報から、虚実寒熱の判断材料が得られます。

 

 

 

B.運動について

 

 

 

普段の運動、また体力面においても個人差があります。

 

 

まず、どれくらいの強度で、疲労感が出るのかを知ることが重要です。

 

 

1 )運動の頻度と程度:何日おきにしているか。一回に行う運動の時間

 

 

2)運動の種類とその具体的内容

 

 

3)その運動によりどのくらい発汗できるか

 

 

4)運動後の疲労倦怠感の程度

 

 

C.重症患者の場合の肉体負荷情報

 

 

1)ちょっとした坂道、 上り坂、 平坦な道の歩行

 

 

2)普段の日常でのトイレへの往復や家の中での階段昇降

 

 

D.二便排出・発汗後の倦怠感や主訴の変化

 

 

E.これまで受けてきた治療内容(鍼灸、漢方薬の具体的内容)による倦怠感出現の有無や主訴の変化

 

 

A〜Eのうち、とくに、 1)の肉体負荷試験の情報が、虚実の弁別に非常に有用となります。

 

 

【カルテの「負荷試験」欄の記入の仕方】

 

 

[入浴の状況][運動後の症状変化][ 季節・天候][排池後の症状変化]という項目があります。

 

 

肉体負荷試験としては入浴と運動の情報が大事です。

 

 

これらの項目では、それぞれ 「 主訴の変化」と「体の変化」とを別々に記載するようにしています。

 

 

これも上記のように情報の混乱を防ぐためです。

 

 

問診者自身が混乱しないように、充分留意する必要があります。

 

 

 

次週に続きます。

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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