東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して㊷(二便の問診⑧)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

先週に引き続き、『二便』の問診の小便に関して、書いていきます。

 

 

 

D. 小便の性状

 

 

3)小便失禁 urinary incontinence

 

 

意識ははっきりしているが、 小便を思うように制御できず漏らしてしまう。

 

 

腎陽虚、肺脾気虚、膀胱湿熱、肝腎陰虚。

 

臨床的には極度の気逆によっても起こることがあります。

 

 

4)遺尿enuresis

 

 

寝ている間に知らずに排尿してしまう。

 

 

腎陽虚、腎陰虚、 中気下陥、肺陽虚。

 

 

多くは腎気不足の虚証(腎気不固)

 

 

小児の遺尿は身体機能の発育が不十分なために起こる場合が多いです。

 

 

5)尿後余瀝(余瀝不尽)

 

 

排尿後も尿が滴り落ちて止まらない場合で、高齢者あるいは久病で体が弱っている者にみられます。

 

 

腎気不固、中気下陥、膀胱湿熱、気滞。

 

 

6)小便自利 spontaneous ur inat ion

 

 

尿が自然によく出ることで尿量が多い。『傷寒論』に出てくる用語。

 

 

7) 小便不利 inhibited urination

 

 

尿量が少なく排尿困難があるか、無尿のこと。

 

 

8) 小便不通

 

 

膀胱に尿の貯留はあるが排出ができないこと。

 

 

9)小便渋痛 difficult painful urination

 

 

スッキリ排尿できず疼痛を伴う、また急迫、灼熱等の感覚を伴う。湿熱下注。

 

 

10) 小便渾濁:尿濁turbid urine

 

 

尿が混濁して排尿痛をともなわないこと。下焦湿熱、腎陰虚、腎陽虚、脾虚気陥、脾腎陽虚。

 

 

11) 小便淋漓dribbling urination

 

 

尿が勢いよく出ず、渋って出る。回数は多いことが多く、虚実両面ある。

 

 

虚は脾腎の虚、実は“尿石”(尿路結石)や湿熱や気滞で起こる。

 

 

12) 小便黄赤reddish yellow urine

 

 

尿が濃く、深黄色・黄赤色あるいは黄褐色さらに甚だしければ、茶褐色を呈する。

 

 

心火、胃腸実熱、肝胆湿熱、寒湿鬱滞、膀胱湿熱などの熱証で発症する。

 

 

色が濃く量が少ない状態を「尿黄短赤」という。

 
 
 
次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「熱入心包の神昏」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
温熱の邪が営血を焼灼し、心包に内伝して発症します。
 
 
「逆伝心包」の症状ですが、営分証と血分証の違いがあります。
 
 
 
営分証では、熱が営陰を損傷する為、夜間の高熱、不鮮明な斑疹、舌質紅絳色、無苔、脈細数などの症状がみられます。
 
 
 
『温熱論』では、「営分熱を受ければ、すなわち血液は劫を受け、心神は安んぜず。夜甚だしくして寝ることなし」、「その熱営に伝われば、舌色は必ず絳、……唇絳鮮色の者は、包絡病を受けるなり」という記載があります。
 
 
 
意識障害の程度は軽く、時に意識が明瞭になる特徴があります。
 
 
 
治法は、清営泄熱、醒神開竅を用います。
 
 
 
血分証では、営分証の症候以外に、吐血、鼻出血、血尿、皮下出血などの出血傾向がみられ、斑は点状は紫色を呈する特徴をもちます。
 
 
 
舌は心の苗であり、熱が血分に入り、津液を消耗して痰濁を生じ、これが心竅を阻塞すると、舌が強ばって言語障害が起こります。
 
 
 
また、熱邪が内を閉阻して、陽気が外に到達できないと四肢の冷えが起こります。
 
 
 
この場合の意識障害は高度である特徴をもちます。
 
 
 
治法は、涼血解毒、清心醒神を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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