東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して㊴(二便の問診⑤)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

今週からは、『二便』の問診ついて、小便に関して、書いていきます。

 

 

 

A.排尿のメカニズム

 

 

飲食物を摂取すると胃で受納腐熟し、脾の運化、肝の疏泄作用を受けて、小腸に下降し、小腸の清濁を泌別する作用により「濁なるもの」と「清なるもの」に分けられます。

 

 

「濁なるもの」は大腸に送られ、大腸の伝導と変化により肛門を通過して糞便として体外へ排出されます。

 

「清なるもの」は、また清濁に分かたれ、その清中の清は精微なる気として肺中の気と合して宗気となり、化して営気と衛気に分かれます。

 

 

さらに心肺の作用を受けて五臓六腑・四肢百骸を栄養します。

 

 

そしてその清中の濁なるものは肺の水道通調作用により三焦と腎の気化作用を経て膀胱津液の腑に滲入し、体外に排出されれば尿となります。

 

 

排尿は直接的には膀胱が主る所となりますが、腎の気化、脾の転輸、肺の宣散・粛降、 三焦の決涜等の働きが密接に関与しています。

 

よって身体内部の気の昇降出入と津液の状況が尿の排出機能や尿量に影響します。

 

 

 

B.八綱と小便

 

 

 

小便の性状と排出状況の情報は、表裏寒熱虚実の鑑別の一助となります。

 

 

1 )色が透明であれば「表」(未だ、裏に入っていない段階)もしくは「裏寒」

 

 

2)色が濃く臭いが強い、あるいは排尿時に灼熱感を感じるものは 「 熱」

 

 

3) (水分摂取量がさほど多いないのにもかかわらず)夜間尿が頻繁で色も透明で量も多いのは「 虚寒 」

 

 

4)色が濃く量が少なく勢いが無いものは 「 虚熱」

 

 

5)排尿すればするほど全身倦怠感が強くなってしまうものは「虚」の程度が強い

 

 

6)尿が混濁し臭いが強く、 泡立つのは「実」 (湿熱)

 

 

 

以上のように弁別できます。

 

 
 
 
 
次週からは、「小便」に関してです。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告③

 

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こんばんは 謝敷です

 

 

 

 

7月も早いもので中旬!!
小中高校生や大学生は「夏休み」ですね!!!響きが良いですね!
青い空に白い雲、空を見上げるひまわりに、蝉の声。
やっぱり夏が好きです笑

 

先週は、家の近くの靖国神社で行われていた「みたままつり」に行って参りました。
薄暗い境内に黄色く光る提灯や、老若男女・国籍問わず陽気に踊る人々で活気づく中央広場は、
まさに陽が盛んな夏の空気で満ちていました。

 

 

約80年前、日本の未来を思い、命を懸けてくださった昭和初期を生きた御霊に、
この境内の平和を報告し、感謝とともに私もちゃんと生きないといけないな…と襟を正す思いで手を合わせて参りました。

 

 

 

 

さて、前々回から維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告(51歳女性)を見ています。

 

 

 

問診、体表観察を経て、「肝陽亢進」「湿困脾」「腎陰虚」と弁証されたこの女性ですが、
週1回の鍼治療を約6週間(12回)受けた結果、症状はどのように変化したのでしょうか。
今日は治療概要と症状の経過について見ていきます。

 

 

 

 

全12回の治療では、それぞれ以下のツボが治療点となりました。

 

 

 

1回目 右 後渓 / 右 照海
2回目 右 胆兪 / 左 太渓
3回目 右 胆兪 / 左 太渓
4回目 左 天枢 / 右 公孫
5回目 左 大巨 / 右 公孫
6回目 左 胆兪 / 右 足三里
7回目 右 胃兪 / 左 照海
8回目 左 曲泉
9回目 左 外関 / 左 三陰交
10回目 左 胆兪 / 左 申脈
11回目 右 胃兪 / 左 照海
12回目 右 後渓 / 左 太渓

 

 

 

経過は良好で、全身の痛みの度合いは、初回から鍼治療の前後で7から3に減少。
6回目からは、鍼治療直後には痛みを感じない(0)と回答するようになりました。

 

 

そして、12回目には、鍼治療前でも痛みの度合いは、3程度に減少し、
線維筋痛症の診断基準もステージ4から1へ下がり、家事も再開できるようになりました。

 

 

激しい痛みから解放される時間がある、ということは、自分自身で回復する力を高めるだけでなく、
明日、来週、来月…と、未来への希望を見出す力にもなりそうですね。
良かった…涙  文面から想像する患者さんの変化には、つい胸が熱くなりますね。

 

 

 

次回は、鍼治療がどうして有効だったのか、考察を見ていきたいと思います!

 

 

 

 

Masuda T, Egawa K, Takeshita Y, Tanaka K.
Early-Phase Intervention With Traditional Japanese Acupuncture and Moxibustion for Fibromyalgia: A Case Report.
Cureus. 2024 Nov 25;16(11):e74385. doi: 10.7759/cureus.74385. PMID: 39723277; PMCID: PMC11669051.

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11669051/

 

 

 

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