東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について⑱(寒熱の問診②)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

前週の続きで『寒熱』の説明をしていきます。
 
 
 
 
 
d. 八綱と寒熱 
 
 
 
 
 
1) 悪寒発熱の有無から表裏を弁別する。 
 
 
 
 
 
悪寒発熱が有る=表証の可能性が高い 
 
悪寒発熱が無い=裏証の可能性が高い 
 
 
 
 
① 表=表の病、つまり太陽表証(脈浮、頭項強痛、悪寒)もしくは、温病の衛分証に相当します。 
 
 
② 裏=裏の病、つまり「表」よりも深いことを意味しており、内傷病や臓病、経絡経筋病に相当する。 
 
 
 
 
 
2)臓腑病と内傷病 
 
 
 
 
 
① 外感病(表邪が裏に侵入、外邪が直接臓腑を侵襲(直中))→臓腑病
 
② ストレス、飲食の不摂生、肉体疲労 → 内傷病 
 
 
 
 
 
 
3) 表における寒熱の弁別 
 
 
 
 
 
表証の場合は、必ず悪寒もしくは発熱の片方か、もしくは悪寒も発熱も同時に存在します。
 
 
まずは、表寒証と表熱証の区別を明らかにします。
 
 
 
 
 4)共通の症状:悪寒・発熱(頭痛・身体痛・薄苔・脈浮)
 
 
 
 
 
 ① 悪寒>発熱(悪寒が重く発熱は軽い)
 
→表寒証(無汗・口渇せず・薄白苔・舌質は無変化とされるが実際は普段よりも湿潤する・脈浮緊)
 
 
 
 
 ② 悪寒<発熱(発熱が重く悪寒が軽い)
 
→表熱証(無汗または有汗・軽度の口湯・舌、舌辺が紅くなる・脈浮数)
 
 
 
 
 
 
5)その他、病邪の軽重により区別していきます。 
 
 
 
 
 
 
① 但寒不熱(畏寒はあるが発熱しないもの):寒 
 
② 但熱不寒(発熱のみで悪寒しない) :熱 
 
③ 寒熱往来(寒と熱が規則的に交替して出現し、悪寒するときには発熱せず、発熱するときには悪寒しない状態をいう)
→半表半裏証(少陽病)【不定期発作+胸脇苦満、口苦、咽が渇く、食欲減退、脈弦】 
 
 
 
 
次週へ、続きます。
 
 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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問診について⑰(寒熱の問診①)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

今回から、十問診の中の『寒熱、汗、飲食、口、二便』5つを順に説明していきます。
 
 
 
 
 
まずは、『寒熱』です。
 
 
 
 
 
寒熱の、寒は悪寒、熱は発熱のことを指します。
 
 
 
 
 
悪寒発熱の有無を質問し、悪寒発熱がないのは裏証か内傷雑病であると判断します。
 
 
 
 
 
悪寒発熱があれば、表証の可能性が高くなります。
 
 
 
 
悪寒と発熱の発生は、病邪の性質正気と邪気の抗争具合(邪正抗争)の両方により決定されます。
 
 
 
 
一般に邪気の性質では、寒邪は悪寒をまねき、熱邪は悪熱をまねきます。
 
 
 
 
陰陽の失調では、邪正抗争が激しく、
 
 
 
 
陽が盛ん(実熱)であれば発熱し、陰が盛ん(実寒)であれば悪寒します。
 
 
 
 
陽気が不足(虚寒) すると悪寒し、陰気が不足(虚熱)すると発熱します。
 
 
 
 
 
 a. 悪寒 aversion to cold 
 
寒く感じ、暖かくしても寒気がとれない感覚のこと。
 
風にあたらなくても寒気を感じる。
寒邪により肌表の陽気が収斂し、衛気が肌表に行き渡らず、
 
正常な温煦作用を得られないために起こる。
 
→ 陰盛(実寒)、陽気不足(虚寒)
 
 
 
 
 b.発熱:身熱 fever
 
体温が正常体温より上昇する、全身もしくは身体の一部に発熱を自覚すること。 
 
陰虚(陰気不足)または陽盛(実熱)には、すべて熱象の症状が現れる。
 
例えば発熱・悪熱・煩熱・潮熱など、悪寒は一般的にない。
 
中医学的には、外邪が肌表を襲うため、肌表を守る気が邪気と抗争し、熱を発する。
 
 
 
 
 c.問診事項 
 
問診のポイントとしては、悪寒発熱の出現時間、悪寒発熱の軽重と特徴、兼証等を質問する。 
 
 
①畏寒fear of cold;暖めると緩解する寒さの知覚のこと。
 
②悪風 aversion to wind ;軽度の悪寒、寒気、風にあたるのに対して強い嫌悪感を抱く。
 
③悪熱 aversion to heat;暑がること、暑さに対して強い嫌悪感を抱く。
 
④寒戦  shivering ;激しい寒気と震え。 
 
 
 
 
次週へ、続きます。
 
 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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